イ・ソンゲが邸宅に戻ったことを知る恭譲王たち。
今止まってはダメだと、チョン・モンジュ。
もしイ侍中の状態が悪くなければどうするのだ?と、恭譲王
私が行きます、イ・ソンゲは私をどうすることもできませんと、チョン・モンジュ。
護衛武士としてチョク・サグァンがついていくことに。
ミョサンたちと医員を連れに来ていたムヒュルは、チョン・モンジュとチョク・サグァンを目にして後をつける。チョン・モンジュはウ・ハクチュの家に入っていった。
帰路、チョク・サグァンに呼び止められるムヒュル。昨晩はあなただったでしょう?もしかしてあなたがチョク・サグァンですか?どうしてうちの将軍様を殺そうと?と問う。
正体を知られてはならないと、チョン・モンジュに告げられていたチョク・サグァンは、忍ばせていた剣に手をかける。
けれど、人を殺す方には見えない、似合わないと、ムヒュル。
その言葉に動きを止めるチョク・サグァン。何が正しいか誰が正義かなどはわからないけど、武士様が私と戦えば死ぬと言う。
だけど、嫌でしょ?と、峰打ちしたことを指摘し、経験が多いとは言えないが初めて見たし聞いたこともない、みんな命をかけて戦うのにどうしてそうしたので?あなたも人を殺すなど嫌なのでしょう?ぞっとするでしょ?実は僕もそうです、だけどあなたは僕よりそのようですと、ムヒュル。
そうです、殺人はゾッとするほど嫌です、だから私達は再び会わないでおきましょうと言い去っていくチョク・サグァン。
医員の見立てでは、意識が戻るのを待つしか無いとのことだった。
パンウォンは、外部に情報が漏れるのを防ぐために、医員を屋敷にとどまらせておくことに。
また、イ・ソンゲの容体は関心事であるため、皆を騙すために、ミョサンとカップンに血行を良くする薬を購入させ重症であることを覆わせ、また、父の好きな干し柿などを購入させ、いかにも軽症であることを装うことに。これを人目につくようにすることが重要だとも。
報告を受けた恭譲王は不安がる。
けれど、わざとそうしている可能性を指摘するチョン・モンジュ。
それでも何の確信もなくチョン・ドジョンらを処刑できないではないか?と、恭譲王。
そこにウ・ハクチュが入って来て、イ・ソンゲを診察した医員が出てこないと話す。イ・ソンゲの状態が悪いのではないかとも。
より確かな情報が必要だと、恭譲王。
ムミョンでは、最初にイ・ソンゲを診た医員を拉致してきて情報を聞いていた。開京に急ぎ連れ帰ったなら危ないこともあると、医員。
イ・ソンゲの容体に変化はない。
チョク・サグァンとの会話を思い出していたムヒュルは、プニを呼び止め相談する。自分たちが正義で、圃隱(ポウン)という人が後頭部を打ったんでしょう?と。
なにかあったの?と、プニ。
簡単に考えていたみたい、はじめは出世のためだった、家族たちの面倒を見ようと、だけどやってみたから、僕達がしてること、僕達が作ろうとする世の中が、すごく好きだった、それで、そんな世の中を遮る悪い奴等と命がけで戦ったんだと、ムヒュル。
だけど?と、プニ。
だけど、今後、僕たちと戦わなければならない人たちが、必ず悪い人たち、悪辣な人たち、違うこともあるという気がして、僕が間違って考えてるんでしょ?と、ムヒュル。
母の言葉を思い出し・・・誰かがこう言ったの、私たちが今後戦わなければならない人たちは、悪くない人たちだけでなく、大切な人たちであることもあるって、そんな覚悟なしには、そんなことに飛び込むなってと、プニ。
あなたは、そんな覚悟をしているの?と、ムヒュル。
さあ、だけど、しないとね、まあ、逃げるのでないなら・・・武士様はさらに覚悟しなければならないですね、剣の戦いというのは、殺さなければ死ぬんじゃない、死なないでおきましょ、私達と、プニ。
六龍が飛ぶ 第35話あらすじ2/2に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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