六龍が飛ぶ 第44話あらすじ2/2 ユ・アイン、キム・ミョンミン、シン・セギョン主演韓国ドラマ

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『そうですね。遼東を征伐するならば、私兵廃止が容易ですね。出征しろとの軍令に従わなければそのまま反逆になるから、私兵を送らない方法がないです』と、ハ・リュン

『しかも、前朝高麗では朝廷が私兵を養う能力がありませんでした。それで、戦争が終わっても、各勢力に返すほかはなかったでしょう。けれど今のこの国は、財政がしっかりしています。戻しはせず中央軍に吸収・・・』と、パンウォン

『けれど、あ~、話にならないじゃないですか。私兵を廃止しようと遼東に征伐する?』と、ハ・リュン。

『はい、それで疑問が解けないのです。明との戦争、3割の可能性にさえなりません』と、パンウォン。

『もちろんです。三峰はそんなに無謀な人ではありません。けれど、モエンパとの密約はまた何でしょう?』と、ハ・リュン。

『だからです。だから狂うんでしょ!父王に会わねばなりません。三峰と交感されているので』と、パンウォン。

外に出るパンウォン。

『大君ママ、虚牌なら?三峰が私兵廃止のために、遼東征伐という虚牌を掲げているのなら?遼東征伐などする側が分かれば終わりです。モエンパとの密約はその虚牌を隠そうとする騙し手で。威化島回軍(ウィファドフェグン:위화도회군)の時も我々は鴨緑江を渡れなかったけれど、すべての軍隊を失いそうになったでしょう。もし三峰の毒手がこれなら、我々はすっかり当てられたのです』と、ハ・リュン。

 

父のもとに到着したパンウォン。けれど、護衛武士チュンギルに阻まれる。

 

チョンニョンチョン・ドジョンの所在をつかむ。ピグク寺にほど近い、開京(ケギョン:개경)の満月台だった。

都堂。

イ・パンジ(タンセ)のところにやってくるヨニ

足を傷めたヨニを気遣うパンジ。また、『この仕事がそんなに好きか?』と問う。

『別に・・・あんたと一緒にするから、それがいいわ』と、ヨニ。

そこにチョン・ドジョンがやってくる。久しぶりに会ったヨニと女忍たちの苦労をねぎらう。鴨緑江(アムノッカン)、豆満江(トゥマンガン)を渡って使内官まで、すべての準備が完ぺきだと告げる。

はい私どももすべての補給路と行軍路を分析しました、女真との協約もまた、再び確認をしておきました、各城郭と兵馬、将兵らと物資の状態、すべて良好ですと、ヨニ。

そうか、これから始めだ!と、チョン・ドジョン。

そこに、だれかが現れる。

 

イ・ソンゲは替え玉を立てており、パンウォンが到着した場所にはいなかった。

 

イ・ソンゲは都堂にいた。

久しぶりに王の龍顔を仰ぐチョン・ドジョンは感慨の言葉を述べる。

私も会えて嬉しいと、李之蘭(イ・ジラン:이지란)

 

イ・スクポンが追いかけてきて、自分は知らなかったと弁明する。

イ・ジランがどこへ行ったか尋ねるパンウォン。

行き先がわからず途方に暮れていると、ムミョンが現れる。そして、ヨニャンに会いに行くことに。

 

何の用だ?要件は私もあるがと、パンウォン。ようやくユクサンの顔を拝むことになる。また、二人が満月台にいることを聞き、気が急いていてと言い行こうとする。

より重要な事があると、ヨニャン。

『より重要なこと、一体なにがより重要なのか・・・お前たちは一体何をする組織だ!いま三峰がどこで何を企んでいるのか、わかっているのか?いま三峰は遼東征伐という虚牌を繰り出し、私兵廃止を完遂しようとしている。いま、私と私の兄弟たちは、私兵をすべて奪われ、カカシになるという話だ!これよりも重要な事だというのか?』と、パンウォン。

『はい、より重要です。私兵廃止のための三峰の虚牌・・・はい、もうこの虚牌が、ただの虚牌では無いのです』と、ヨニャンとユクサン。

 

『虚牌がこれ以上違う?』と、イ・ソンゲ。

『はい、そうです殿下。おい、史官。今から正確に記録せねばならない。実に千金の様な歴史の瞬間が来ている』と、チョン・ドジョン。

『本当に遼東を討とうという話か?私兵廃止のための餌ではなく、本当に、遼東を討とうというのか?』と、イ・ソンゲ。

『三峰!威化島で大騒ぎを経験しておいて・・・』と、イ・ジラン。

『その時とは状況が異なります。季節も違うし、備蓄している軍糧米も違い、陣法訓練が終われば、軍事力もその時とは質的に量的に違うでしょう』と、チョン・ドジョン。

『それだけが異なるのではないではないか?今の遼東は、その時とは異なり、明の影響力がはるかに大きくなった状況だ。なのに遼東を討とうと?』と、イ・ソンゲ。

『より重要な状況の一つが変わりました。ヨニ大方は知財のことを報告せよ』と、チョン・ドジョン。

『2つだけ新しい情報が急に入って来ました。最初に、明に使臣としていっている3名が処刑されました。2番めに、は金陵(南京)からの情報なのですが・・・』と、ヨニ。

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