六龍が飛ぶ 最終回(第50話)あらすじ2/2 ユ・アイン、キム・ミョンミン、シン・セギョン主演韓国ドラマ

スポンサーリンク

パンウォンとの昔を思い出して涙するプニ。そして、パンウォンからもらった髪飾りに手をやる。

 

時が流れ、老婆になったプニ。若者の心配を他所に、女の子と一緒に船に乗り島を出る。もう倭寇もおらずとも言っている。

 

町を散策していると、文字を教えている女性に出くわす。けれど、プニが知っている文字ではない。

おばあさんの知っているのは難しい文字でしょう?これは本当に簡単なのですと、モギャ

『実は、殿下が作られたのです。おばあさんも一度学んでみてください。ほんとうに簡単です』とも。

そこにやってきたチョタクパクポは、チェユンの意見を聞く聞かないで小競り合いを始める。

また!とたしなめるクンジ。また、プニに対して、学んでみますか?と問う。

この歳で・・・とプニ。

『とても簡単です。どんなに馬鹿なものでも10日、聡明なら1日でいいんです』と、クンジ。

自分は3日で、このブタ野郎は10日かかったと言ってパクポをからかうチョタク。

そしてまた小競り合いを始める。

『10日?10日ですって?』と、心のなかでつぶやくプニ。そして確認する。

10日じゃない、8日だったか9日だったかと、パクポ。また、友人のチェユンはあっという間だったとも。

『まさか、本当に文字を、10日のうちに学ぶことができる?』と、プニ。

『はい。どうしてかというと、今ご覧になっているのがこの文字の全てなのです』と、クンジ。

『はい、おばあさん。この文字は全部で、28字なんです』と、モギャ。

『28字・・・』と、プニ。

 

民との疎通ができなかったこと、民には時間も余裕もないことを語っていたチョン・ドジョンの言葉を思い出すプニ。

『おじさん・・・』と、心のなかでつぶやくプニ。

 

オクトリ世宗(セジョン:세종)の前でやった犬の鳴きマネをやらせ、漢字でない文字を作ったことを、我々はオランケ(蛮族)か!三峰(サムボン:삼봉)先生が地から慟哭されることだと言っている二人の両班。

『あの、ナウリ、三峰先生がこの文字をご覧になったなら、本当の喜ばれるでしょう』と、プニ。

士大夫の会話に口を挟むプニに、ボケているのか?あの方のことをなにがわかると?と、二人。

『分かりますでしょ、分かります。その方は、きっと、「最後の道を見つけた」と、嬉しがられたはずです』と、プニ。

 

チョン・ドジョンの墓へ行くプニ。

『(この国を建たせ設計した方の墓がこの有様とは、どうすれば良いのやら・・・)おじさん、これまでお伺いできませんでした、すみません』と、プニ。

そして、さっきもらった訓民正音(ハングル)の表を取り出す。

『おじさん、パンウォンの息子が、何かやり遂げたようよ・・・』と言い、目を瞑るプニ。

少女がやってきて話しかける。

『おばあちゃん、だけど島の大人たちの話とはちょっと違うわ。本土の世界も大丈夫なようだわ。そうでしょ?』と、少女。

表を持っていたプニの手が力なく落ちる。

『おばあちゃん?ほんとに寝たのかな?』と、少女。

 

 

『それなら、お気をつけて』とプニ。

『そうだな、また会おう』と言って立ち去るイ・ド。

『ひどいのではないか?』と、パンウォン。

振り向くプニ。

しばらく二人で浜辺を歩く。

『それほど夢見た座です。いかがですか?』と、プニ。

『日々ときめき、日々怖く、日々・・・寂しい(孤独だ)・・・お前はどうだ?』と、パンウォン。

『日々忙しく、日々寂しい(孤独)です』と、プニ。

『よかった、お前も寂しくて(孤独で)』と、パンウォン。

『けれど、皆一緒に開墾して、同じように分け合って暮らしています』と、プニ。

『自ら計民授田(ケミン スジョン:계민수전)を成し遂げたのだな』と、パンウォン。

『計民授田というには、まだ収穫が少ないです。倭寇のせいで心配もして』と、プニ。

『倭寇がいるのか?』と、パンウォン。

『皆不安がっています。前よりは良いですが』と、プニ。

ふとプニの髪に目をやるパンウォン。自らが贈った髪飾りが、昔のままにそこにはあった。

『これしか無くて』と、プニ。

『会いたかった、プニ大将』と、パンウォン。

コメント

  1. tomtom より:

    arasujidan様
    六龍最終回までUPありがとうございました。お陰様で初!長編史劇リアルで完走できました。40話あたりからUpが早くなって来られたので楽しんでみてくださってるのかな?とユアイン一ペンとして嬉しかったです。
    最終回が少し駆け足過ぎて物足りず。ばあさんプ二より第2皇子の乱をもっと描いてほしかったなあ。とかポウンがもう少し早くけりがついてれば後年の寂しいイバンウオンのシーンがあったかも。とか色々思いましたが、兵役前にこんな大作と映画に出演してくれたのだから大満足です。
    映画「好きになって」もイバンウオンとはかけ離れた役で。若いのに演技の幅の広さにびっくりポンです。

    六龍ロスが大きすぎていまいち太陽の末裔にはまりきれてないのですが。今日はユアインがカメオ出演するし、残り4話だし。最後まで見れそうです(笑)

    腱鞘炎がまた悪くなってるそうなので無理しないでくださいね。
    どうしても一言お礼を申し上げたく書き込みしちゃいました~~

    • arasujidan より:

      こんにちは。
      この作品はかなりはまって視聴していました。
      作品にもよるのですが、視聴したことに満足して、ついついあらすじが遅くなるということもあります。
      この作品はそんな作品でした。

      おっしゃるように最終回はちょっと詰め込みすぎの印象がありましたね~。
      長編なので制作陣もまだまだ時間があると思っていて、気が付けば時間がなくて詰め込んじゃったという印象です。

      兵役ということで2年ほど彼の演技が見られないのは残念ですが、新しい経験をして帰ってきてくれることでしょう!

  2. mijje より:

    arasujidan様
    時々、訪問して記事を拝読しています。背景や言葉の意味など丁寧に記してくださっているので、理解が深まります。ありがとうございます。

    ドラマ善徳女王、根の深い木ともに興味深く視聴したので、このドラマを見始めました。

    ストーリーはよく練られていて最期まで楽しめましたし、賢いんだけど慎重さに欠け単純な失策で致命傷を負うシーンとか、この脚本家さん達らしい展開も感じられ、面白かったです。

    でも 無名とチョク・サグァン の描かれ方が不十分で残念に思っています。
    無名だけで一本ドラマを作ってほしいです。

    これからも、よろしくお願いします。

    • arasujidan より:

      こんにちは。
      ムミョンとチョク・サグァンは創作部分なので、ここが膨らむと主題から大きく外れてしまうので、現状にとどめたのでしょうね。
      最近では史実から離れてしまうと、コアな史実ファンが逃げてしまう傾向があるので、出来なかったのでしょう。
      実は僕にもその傾向があります(汗)
      やるとすれば、基本的にフィクションだと標榜しておいてやってしまうか・・・。