ユ・スンホ、キム・ソヒョン主演MBC水木ドラマ
仮面の王 イ・ソン(原題:君主-仮面の主人:クンジュ カミョネ チュイン:군주 – 가면의 주인)
の最終回視聴感想(あらすじ含む)です。
仮面の王 イ・ソン(原題:君主-仮面の主人)作品データ
- 韓国MBCで2017年5月10日から放送開始の水木ドラマ
- 脚本:パク・ヘジン(박혜진)、チョン・ヘリ(정해리)
- 演出:ノ・ドチョル(노도철)、パク・ウォングク(박원국)
- あらすじ:朝鮮八道の水を私有し強力な富と権力を得た組織ピョンス会(ピョンスフェ)と相対する世子の、義に徹した死闘を描いたドラマ
仮面の王 イ・ソン(原題:君主-仮面の主人) 最終回視聴感想(あらすじ含む)
全40話、実質20話が終了。
視聴はするものの、すっかりレビューをさぼってしまいました。
しかも、キャスト情報さえ作らず、最終回終了後に完成する始末。
仮面の王 イ・ソン(原題:君主-仮面の主人) キャスト・登場人物紹介 ユ・スンホ、キム・ソヒョン主演韓国ドラマ
まずは視聴率分析から。
強力なライバルがいなかったこともあり、終始一位をキープした状態。
10%を切ったのは初回のみで、その後は最高視聴率14.9%まで伸ばし、一時落ち込んだことはあったものの、安定した推移を見せました。
最高視聴率が15%に到達しなかったのは残念だったとの評価も多々見受けられますが、同日放送分を二話に分けなければ実質は13%台後半なので、ぎりぎり達成できなかったというわけではありません。
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今回は体裁は史劇でも、基本的にフィクションで史劇っぽい雰囲気のドラマではありませんでした。
また、ケシの花から作った丸薬チムコッタンで、朝廷の重臣たちまでも思うがままに操るというマンガ的な設定もなされていました。
過去にもマンガ的な設定の史劇が多くあり、ぱっと思い浮かぶのが、チョン・イル(정일우)&ユンホ(윤호)主演のMBC月火ドラマ・夜警日誌(ヤギョンックン イルジ:야경꾼 일지)や、イ・ジュンギ&イ・ユビ&シム・チャンミン主演MBC水木ドラマ・夜を歩く士/夜を歩くソンビ(パムル コンヌン ソンビ :밤을 걷는 선비)などがそうでした。
それぞれの最高視聴率が12.7%と8.5%だったことを考えると、今回獲得した数値は立派だといえるでしょう。
ただし、同ジャンルの太陽を抱く月(ヘルル プムンタル:해를 품은 달)や根の深い木(プリキプン ナム:뿌리깊은 나무)などに比べると、重厚感にかけていたとも言えます。
結局の頃、脚本に15%アップのポテンシャルがなかったということでしょう。
当初は存在感のあったキム・ソヒョンですが、徐々に輝きを失ったように思えます。
『トッケビ』での王妃役がとても良く、あの感じを期待していました。
けれど、やはり、『トッケビ』ではキム・ウンスク作家が輝かせた部分があったのでしょう。
今回の脚本では上手く輝くことができませんでした。
一方で、ユ・スンホは終始露出も多く、安定した演技を見せていました。
『リメンバー』でも成功したように、今のところ主演ドラマを首位に導いています。
どうしても、子役のころからの演技手法を引きずっている感はありますが、上手く成人俳優に転換できた好例と言えます。
これからも高視聴率を維持していくことでしょう。
当初はあらすじを起こそうと思っていた当作品。
感情移入する依代がなかったことで、結局は視聴のみに終わってしまいました。
また、最終回のストーリーも安易で、イ・ソンは王に復帰、カウンは中殿(チュンジョン:중전)に、賤民イソンは死んで落とし所に。
いまいちひねりがありませんでした。
やはりドラマは脚本ですよね。
いくら好きな俳優が出ていても、脚本が良くないと感情移入ができません。
その点では、少々残念な作品でした。
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント
こんにちは。初めてコメントさせて頂きます。君主、私も期待して一話から最後まで見続けましたが、やはりこの作品は、脚本がほんとに駄目でした。
どんなに演技力がある役者を使っても、脚本が良くないと役者さんも輝けません。
今回はヒロインより、セカンドのファグンの方が魅力的で一番好きなキャラクターでした。
ユスンホの演技は安定してよかったですが、君主、というタイトルに相応しくないキャラクターでした。
それは役者が悪いのではなく、脚本がああなので、演じる側も大変だったのではと思います。
韓国ドラマも脚本家が育ってないような。この方新人の脚本家さんでしたよね。
役者の演技は絶賛され、視聴率もまあそこそこでしたが、脚本が良くないと全て台無しですね。
ユスンホもこれからまだまだ成長する幅がある役者と思うので、アイドル的存在に終わらず、次はしっかりとした脚本に出会えるとよいな、と思いました。