名不虚伝(名不虛傳)最終回視聴感想(あらすじ含む)  キム・ナムギル、キム・アジュン主演韓国ドラマ

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キム・ナムギル、キム・アジュン主演tvN週末ドラマ

名不虚伝(ミョンブルホジョン:명불허전:名不虛傳)

の最終回視聴感想(あらすじ含む)です。

 

 

名不虚伝(名不虛傳) キャスト・登場人物紹介 キム・ナムギル、キム・アジュン主演韓国ドラマ

 

 

名不虚伝(ミョンブルホジョン:명불허전)

 

 

 

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名不虚伝(ミョンブルホジョン:명불허전) 作品データ

  • 韓国tvNで2017年8月12日から放送開始の土日ドラマ
  • 演出:ホン・ジョンチャン(홍종찬)『ディア・マイ・フレンズ』『マイ・シークレット・ホテル』
  • 脚本:キム・ウニ(김은희) 『女王の教室』
  • あらすじ:鍼を持つ朝鮮最高の韓医師ホ・イムと、メスを持つ現代医学信奉者・外科医ヨンギョンが、400年を跳び越えて繰り広げる朝鮮往復医療活劇。
  • 視聴率:最終回(第16話)6.907%  視聴率グラフはこちら → 韓国ドラマランキング

 

名不虚伝(ミョンブルホジョン)の意味

名前はいたずらに伝わらないとい意味。

名声が広く知られているのには、それだけの理由があることを指す言葉。

司馬遷が編纂した史記に出典があり、戦国四君の一人で政治家の孟嘗君田文(もうしょうくん でんぶん:? – 紀元前279年)と、彼の人徳のもとに集まった数多くの食客に絡んだ故事に由来する。

 

 

 

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名不虚伝(ミョンブルホジョン)最終回視聴感想(あらすじ含む)

全15話が終了しました。

途中若干の停滞があり数字も下落しましたが、最終回で自己記録を更新して、有終の美を飾っています。

 

朝鮮第14代宣祖(ソンジョ:선조)、第15代光海君(クァンヘグン:광해군)の御代に鍼醫(チミ:침의)として活躍した許任(ホ・イム:허임)の半生を、タイムスリップを絡めてフュージョンラブストーリーに仕立て上げた作品でした。

笑いあり涙あり感動ありで、全編を通じて楽しく視聴できた作品です。

 

前回、当ドラマに関するレビューでも記したように、双方向タイムトラベルという設定が意外に新鮮でした。

これまでの韓国ドラマでは、主人公の一方が他方の時代にタイムトラベルする設定が主でしたよね。

けれど、当作品では時代を行ったり来たりしています。

しかも、ホ・イムが死ぬときにしかそのタイムトラベルは発動されず、偶然彼に触れていたヨンギョンまでもがタイムトラベルをすることに。

『うわ、これがあったか!』と、作家の着想に驚嘆してしまいました。

とても素敵なアイデアだったと思います。

 

途中の段階までは、ひょっとするとヨンギョンは許浚(ホ・ジュン:허준)の娘なのかな?と思いながら視聴していました。

結局は違ったわけですが、このような撒き餌で視聴者に推量の楽しみを与えるのも、作家の腕ではないでしょうか。

その点でも、楽しませてもらいました。

 

 

最終回。

二人が離れ離れにならなければならないのは必定で、コミカルに描きながらも、近づく別れが涙を誘います。

スマホでヨンギョンを描くホ・イム。

それを見て朝鮮で出会った女かと思い、自分より鼻が低いなどといちゃもんを付けるヨンギョン。

けれど、自分を描いたとわかると、絶世の美女だともてはやす。

こんなやり取りも、見ていてうるっと来てしまいます。

 

この時、ヨンギョンをコムタクチ(껌딱지)と言って絵を送っていましたね。

少し前の回からこの表現が出ていましたが、地面にくっついたガムのようにべったりくっついているという意味です。

他のドラマでも頻出する表現ですね。

 

あの人について行ってはダメ?私はあの人と一緒にいたいの・・・と、泣きながら祖父に話すヨンギョン。

 

涙で頬を濡らすヨンギョンの元へやってくるホ・イム。

『この涙は忘れるよ。そなたの微笑みだけ、微笑みだけ持っていくよ。私が持って行けないものを私に与えると、本来持って行かねばならないものを、収める場所がないではないか。

メスを握るそなたのこの手、白衣を着ているそなたの姿、患者たちへ向かうそなたの心、これらを持っていくよ。

そなたはこれだけ覚えておいて、そなたによって高鳴った私の心臓』

そして、ヨンギョンにキスをする。

 

壬辰倭乱(イムジンウェラン:임진왜란)の最中の朝鮮へ戻るホ・イム。

そして、ひたすらけが人の治療にあたる。

ヨンギョンもまた、自分がすべき医療の道を邁進する。

 

ホ・イムは自分の患者のためなら王でさえ待たせる医員となっていた。

そして、誰も治せなかった王の病を治す。

『いかにも、耳にしたままの名不虚伝(ミョンブルホジョン)だ!』と、感嘆する宣祖(ソンジョ)。

 

 

正6品に昇格し、恵民署(ヘミンソ:혜민서)から内医院(ネイウォン:내의원)へ栄転したホ・イム。

けれど、あい変わらずホ・ジュンに対して生意気な口を利く。

相手は正3品なのに。

お前は知らないだろうけどと、後世の人々が自分のことを、「チャン(現代のスラング):最高」だと崇めてるんだと、ホ・ジュン。

「チャン」という言い回しが古いと指摘し、「テバク(대박):すげ~」「オムジチョク(엄지척):サムアップのこと」「ケチョンダ(개쩐다):クソスゲ~というニュアンス」などの最新の言い回しで対抗し、ジェネレーションギャップを見せつけるホ・イム。

現代の言葉をネタに、互いに笑う朝鮮男たち。

自分たちのことは現代の人にわかっても、こちらは知り得ないと、現代の懐かしい人たちに思いを馳せる。

 

薬剤庫の棚がドミノだ押しになり、マッケが押しつぶされそうになる。

それに気づきマッケを抱きかばうホ・イム。

そして、共に地面に落下してしまう。

 

ホ・イムは再び現代にタイムトラベルしていた。

町中で医療奉仕を行っているヨンギョン。

史劇でも撮影してるのかと、おばさんたちが朝鮮の格好をしたものがいることを話している。

ヨンギョンがふと目をやると、そこにはホ・イムの姿が。

 

ヨンギョンに早く会いたくて気が急いて、自転車でコケて傷だらけだ。

ホ・イムを治療するヨンギョン。

『遅くなって本当にすまぬ・・・』と、ホ・イム。

そんなホ・イムをナムサチン(남사친)がたくさんいると言ってからかうヨンギョン。

間に「サ」が入っているので、彼氏なのか何なのかわからないホ・イム。

※ナムジャサラムチング(남자사람친구)の略で、男友達という意味。

 

 

 

エンディングの字幕:『そなたはこれだけ覚えておいて、そなたによって高鳴った私の心臓』

 

まさに今、各自の道で、日々最善を尽くす皆さんが『名不虚伝』です。

これまで、『名不虚伝』を愛してくださったすべての方々、ありがとうございます。

 

 

ここで終わったかと思ったらプロローグが!

 

病院に迷い込んだマッケ。

朝鮮では決してありえない女医がいるのを見て、夢がふくらんでいる様子だ。

そして、チェハの診察している様子を目にする。

そこじゃないのに・・・と、ホ参奉(チャムボン:참봉)がいつも打っていた場所ではなく、別の場所に鍼を打とうとしていることを指摘する。(門前の小僧だ!)

その言葉に、ホ・イム?と聞き返すチェハ。

(この出会いには続きが?)

 

 

全編を通して、朝鮮言葉と現代語の掛け合いが絶妙でした。

日本に入ってくる時に、このテイストを上手く表現できる翻訳家が訳してくれると良いのですが、とても難し作業になりそうですね~。

 

キム・ナムギルキム・アジュン、ケミストリーも大変良かったです。

前者は80年、後者は82年生まれということで、さすが30代という安定感のある演技を見せてくれました。

一部の天才を除き、やはり役者は30過ぎてからですよ!

最終回の描写からシーズン2の噂もありますが、もしやるのならキャスティングを変えずにやってほしいものです。

 

惜しむらくは、放送日が土日だったこと。

地上波のウィークリードラマが弱かったので、ウィークリーに放送があると、もっと数字を獲得できていたような気がします。

 

文責:韓国ドラマあらすじ団

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