帰り道。テヨンの辞令のことですっきりしない様子のシジン。司令官の命令ではなく父親の命令だからだ。
そのことを理解するモヨン。また、最初から気になっていたんだけど、ミョンジュとソ上士はどうやって会ったの?とも。
彼らが千里行軍で、軍医官と中士として出会ったことを話すシジン。
そんな話をしていて、車を停める。
仕事が忙しくなる前に行けばいいようだと、さっき見た海浜に行くというのだ。長く一緒にいたいと言ってもついてこないモヨン。
そこで、テヨンが、裏切った恋人の結婚式にミョンジュと一緒に行ったと前ふりをして、続きを聞きたければついて来てというシジン。
ちょうど非番だったミョンジュは、裏切ったテヨンの元恋人を後悔させるために一緒について行くという。もちろん、自分の美貌に自信があってのことだ。
また、父親がシジンと引き合わせるのも気に入らなかったため、付き合っていることにしてくれというのが交換条件だった。
『かっこいいのは私のタイプではありません。妓生(キーセン:기생)兄さんのようです。協助?』と、ミョンジュ。
『協助。理由が気に入りました』と、テヨン。
髪を解けば新婦よりもっと綺麗よと、ミョンジュ。
『だから、今日のコンセプトは・・・処女鬼神ですか?』と、テヨン。
『天使です!・・・行きましょ』と、手をばたつかせるミョンジュ。
今も続いている三角関係なの?それで、ユ大尉さんの立場はどうなの?とモヨン。
私の立場がどうして気になるので?と、シジン。
ただ尋ねただけ、気にならないと、モヨン。
たった今の表情は気になっていたのにと、顔を近づけて言うシジン。
船で島に渡る二人。廃船が横たわっている砂浜。
この船から石を持っていけば、必ずここに戻ると信じているんだと、シジン。
今作った話だろうと信じないモヨン。それならばすべての石がなくなっているはずだからだ。
再び戻ってきた人達は、もともとあった場所においていくんだと、シジン。
あ~、伝説が綺麗ねと、モヨン。
船の中に入る二人。
だけど、この船はどうしてここにこうしているの?と、モヨン。
惹かれて・・・美しいものに惹かれるとこうなるでしょと、シジン。
『惹かれてみたことがあるの?』と、モヨン。
『あるよ。知っているはずなのに・・・そういえば、まだ返事を聞いてなかったみたいだ。元気だった?未だにセクシーですか?手術室で』と、シジン。
『誤解されたようだけど、私はここに奉仕だ使命感だと、良い意思できたんじゃないの。私より高いところにいる人が、しばらく私を引き下げたの。引き下げられてここに来たんでしょ。
そして、私はもう手術しないの。手術の実力は経歴にならなかったの。すぐに帰るし、帰ったら、またいた場所へ上がろうと、とても忙しいわ』と、モヨン。
『そうなんだ』と、シジン。
石を握りしめるモヨン。
物乞いに来た少年がチフンの前で吐いて倒れる。
モヨンが診ても病名がわからない。
鉛中毒はどう?と、シジン。
このように急性に症状は現れないと、チフン。
けれど、少女が金属をなめていたことを思い出すモヨン。
鉛中毒に間違いなかったが、素直にありがとうが言えないモヨンは、医療チームのことには口出ししてほしくない旨を告げる。
『ありがたいことは、ただ、ありがたいことでです』と、シジン。
『どういう意味ですか?』と、モヨン。
『生命は尊くて、それを超えた価値はないって。前に会ったカン先生とは、距離がすごく離れたようだという意味です』と、シジン。
『栄養失調による貧血、鉛中毒ような症状は、もう韓国では目にできない病気です』と、モヨン。
『この国では風邪ほどにありふれた疾病です。目にするのが難しい疾患でも、知っている医者が来たらよかったんですが』と、シジン。
『もちろんそうでしょう。でも、この世の中すべての医師がシュバイツァーではないのよ』と、モヨン。
『そうですね。放送する医師もいなければならないでしょう。先に行きます』と、シジン。
溜息をつくモヨン。
緊急のアラート。メディキューブへのFPCON(Force Protection Condition)ということで、兵士たちは武装を開始する。
VIP患者がメディキューブにやって来ようとしている。
中東平和条約成立のために非公式的に歴訪し戻ってくる間に、アラブ連盟議長ムバラトゥが応急処置を受けるために来ているのだ。彼はアブダビの王族で、強力なノーベル平和賞候補者だが、暗殺の危険が高い人物だ。
韓国ではユン中将も青瓦台に行く準備をしている。
VIPの主治医が送ってきた医療記録を見るモヨン。黒塗された記録だ。VIPというのは偽の記録が多いのは重々承知しているモヨン。自分がそうだからだ。
医療記録がでたらめなため、最初から病名を推測しなければならない医療チーム。
インスリン絡みだと推測するが、主治医の処方している薬の現物があり、それがニトログリセリンだったため、心臓疾患をも疑う。
一旦投薬をするモヨン。すると、血圧が低下し始める。この患者はまだ隠していることがあると判断し、回復しなければならないようだとシジンに告げる。
けれど、主治医が1時間後に来るのでそれはできないと警護。また、アラブの指導者の体に誰もメス入れられないとも言われる。
20分しか猶予がないことを告げるモヨン。
銃を抜く警護。アラブの医師しか手術はできないと主張する。
自分は世界史に責任をもつつもりはない、けれど今私が手を離せば彼は死ぬと、モヨン。
さらに血圧が低下する。
パク・ビョンスから指令が入る。誰が責任を追うのかがポイントで、向こうの言うとおりにして、患者が死ねば手術をしない医師個人の過失を問えば良くて、軍は関与しないとの命令だった。
テヨンとアイコンタクトを取り、『この患者、助けることができますか?』と、モヨンに問うシジン。
『えっ?確実なことは開けてみてこそ分かるけど・・・』と、モヨン。
『複雑な話はいい、助けることができるのかできないのかだけ答えてくれ、医師として、答えろよ』と、シジン。
アラート音が更に大きくなる。
『助けることができるわ』と、モヨン。
無線のスイッチを斬るシジン。
『それなら助けてくれ!』と言い銃を構え警護に向ける。
太陽の末裔OST Part1. ALWAYS ユン・ミレ(윤미래)
太陽の末裔OST Part2. Everytime チェン(첸)&パンチ(펀치)
太陽の末裔 第4話あらすじに続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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