イ・シンジョクに従う軍官に頼んで自分の組織に手紙を渡してくれ、ただ、難し状況でしばし同じ舟に乗り出るだけと、チョヨン。
その提案を飲むイ・シンジョク。自分がムミョンと手を組むことは絶対にないとも。
それを肯定するチョヨン。
軍官はチョン・ドジョンに手紙を持って行き、イ・シンジョク万戸は成功したようですと告げる。
一連のイ・シンジョクの行動は、ムミョンとパンウォンをあぶり出すためのもので、チョン・ドジョンの策略通りに行われていたのだ。
次の段階に移るべく、ヨニが何かを準備すると言う。
パンウォンとムミョンと王氏の3匹のうさぎをすべて捕まえることができると、ナム・ウン。
そなたはパンジを連れてムミョン逮捕の作戦を始めてくれと、チョン・ドジョン。
軍官は所定の瓦の下にチョヨンの手紙を隠す。ムミョンの武士がそれを回収する。瓦はわざとずらしておく。
その武士を追う花事団の女忍。けれど、キル・ソンミに見つかり斬られてしまう。
女忍が白土跡を木に振りまき目印としていたので、それを辿ってやってくる兵士たち。
アジトに戻り危険を知らせるキル・ソンミ。
ヨニャンは全組織員たちに3ヶ月潜伏するように伝えろとユクサンに告げ、自分がチョヨンの代わりに明へ行くと言う。
『イ・バンジも来てるようだ』と、キル・ソンミ。
石が転がってきた方向へ行くパンジ。そこにあった小屋に入ると、そこにはヨニャンがいた。
『母さん!死ぬほど会いたかったのに、あんなにずっと探し回ったのに、ここで会うことになったね』と、パンジ。
タンセと、ヨニャン。
『本当に、本当にオレ達を捨てたの?プニにそう言ったって。探しもせず探したくもなかったって。かわいそうなオレのプニに、「オンマは本来そんな人だ、だから探さずにそのまま忘れろ」 暖かく一度抱きもしないで、申し訳ないという一言もなく・・・そうしたって、答えてよ、答えてくれよ』と、パンジ。
『そうしたわ』と、ヨニャン。
『全部、全部母さん、あんたのためだったんだって!母さんを探して三峰を知るようになったし・・・(剣を落とす)・・・母さんを探して刃を習うことになったんだ。けれど、私オレ達を探さなかったって?去ったんじゃなくて捨てたって?』と、パンジ。
『そうしたわ』と、ヨニャン。
『なのに、オレの前にどうして現れたんだよ?』と、パンジ。
『お前たちに申し訳ないことがあるならば、お前たちに返すものがこれしかないの。チョン・ドジョンから離れろと、その話をしようと来たの。今後、お前の人生を守るにはチョン・ドジョンから離れて・・・
彼は立派な理想を持ったわ。そして歴史上見るに稀な、そんな理想を持った者が強大な権力も持った。前例がないことよ。けれど、そんな国は不可能よタンセ。お前もプニのように、それを良い国だと信じてるようだけど』と、ヨニャン。
『いや、オレはプニとは違うよ、信じもせず夢見ることもないよ、母さんが捨てて行ったプニが、プニが夢見る夢、それを守るのが全部なん、オレには。守るよ、必ず!』と、パンジ。
『それでついに、私と対敵するというのね?』と、ヨニャン。
『そうなるね・・・』と、パンジ。
『タンセ、十余年の間、イソグンのカンナンだったこの母の本当の正体は、ムグクと呼ばれるムミョンの首長だ。プニの夢、プニが信じる世の中、お前が守りたければ今私を殺して・・・』と、ヨニャン。
外ではキル・ソンミが兵を蹴散らしている。
『世の中は、いつでもみな守られるものではない。それで選択をしなければならないの。三峰から離れる選択ができないなら、私を殺さねばならないタンセ』と、ヨニャン。
やって来たキル・ソンミが単背を殺そうとするが、目で静止させるヨニャン。
『オンマがいつでも、お前に殺されてあげる。私を斬る気になったら、いつでも部屋に詰めなさい。うぶで純真だったお前の心に地獄を植えつけた罪、オンマが認められる罪はそれ一つだわ。そして三峰に伝えて、ムミョンというのは全部ひっ捕まえても消えるのではないと。私たちは、人間の心だと』と、ヨニャン。
去っていくヨニャン。
涙が止まらないタンセ。
六龍が飛ぶ 第41話あらすじ2/2に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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