浜辺に戻っていくパンウォン。
『その時どうして、プニ娘子を送ったのですか?私が去るのも許可なさいました。そうしないことも、できたのではないですか?』と、ムヒュル。
『そうしないことは出来なかった。(そうしないことは出来なかった。それは、私自身のための小さな慰めだった。私が今の私ではなかった。とある時期への痕跡。ただそのようなものを残したかった。
お前たちは本当に難しい人たちだった。私にあえて相対すこともあえて飛びかかることもなかったが、私に心を全てくれることも、私の手の中に入ってくることもなかった。風がそうで、民がそうであるように)』と、パンウォン。
髪飾りを外し見つめるプニ。
『李從茂(イ・ジョンム:이종무)将軍、こちら側の倭寇たちの本拠地はどこなのだ?』と、パンウォン。
『対馬島です、殿下』と、イ・ジョンム。
『対馬島を火の海にさせるべく計画を立てなさい』と、パンウォン。
『はい、そう致します、殿下』と、イ・ジョンム。
『プニ娘子・・・のためですか?対馬征伐』と、ムヒュル。
『私にそんなロマンが、残っているようか?』と、かつて趙英珪(チョ・ヨンギュ:조영규)が使ったロマンという言葉を口にするパンウォン。
そして、イ・ドの肩に手をやり歩いて行く。
太宗(テジョン:태종) 李芳遠(イ・バンウォン:이방원)
武士 ムヒュル
民(百姓) プニ
太祖(テジョ:태조) 李成桂(イ・ソンゲ:이성계)
カササギ毒蛇 イ・バンジ
初代本元(ポンウォン) 鄭道伝(チョン・ドジョン:정도전)
六龍が飛ぶ 終わり
後記
イ・バンウォンは1400年に即位し1418年に譲位、その後1422年に亡くなるまで上王として君臨する。
翌年の1419年6月にはイ・ジョンムを三軍都體察使(サムグンドチェチャルサ:삼군도체찰사)に任じ、対馬島征伐(テマド チョンボル:대마도정벌)を行う。
もちろん、倭寇の本拠地を徹底的に撲滅するためだ。そしてそれは成功する。
世宗(セジョン:세종)李祹(イ・ド이도)が訓民正音(フンミンジョンウム:훈민정음)を頒布したのが1446年で、その前の数年は検証期間に当てていた。
それを考慮すると、プニが亡くなったのは1445年あたりではないかと思われる。
パンウォンが亡くなったのが1422年なので、その後20年以上もパンウォンのいない世で生きていたことになる。
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント
arasujidan様
六龍最終回までUPありがとうございました。お陰様で初!長編史劇リアルで完走できました。40話あたりからUpが早くなって来られたので楽しんでみてくださってるのかな?とユアイン一ペンとして嬉しかったです。
最終回が少し駆け足過ぎて物足りず。ばあさんプ二より第2皇子の乱をもっと描いてほしかったなあ。とかポウンがもう少し早くけりがついてれば後年の寂しいイバンウオンのシーンがあったかも。とか色々思いましたが、兵役前にこんな大作と映画に出演してくれたのだから大満足です。
映画「好きになって」もイバンウオンとはかけ離れた役で。若いのに演技の幅の広さにびっくりポンです。
六龍ロスが大きすぎていまいち太陽の末裔にはまりきれてないのですが。今日はユアインがカメオ出演するし、残り4話だし。最後まで見れそうです(笑)
腱鞘炎がまた悪くなってるそうなので無理しないでくださいね。
どうしても一言お礼を申し上げたく書き込みしちゃいました~~
こんにちは。
この作品はかなりはまって視聴していました。
作品にもよるのですが、視聴したことに満足して、ついついあらすじが遅くなるということもあります。
この作品はそんな作品でした。
おっしゃるように最終回はちょっと詰め込みすぎの印象がありましたね~。
長編なので制作陣もまだまだ時間があると思っていて、気が付けば時間がなくて詰め込んじゃったという印象です。
兵役ということで2年ほど彼の演技が見られないのは残念ですが、新しい経験をして帰ってきてくれることでしょう!
arasujidan様
時々、訪問して記事を拝読しています。背景や言葉の意味など丁寧に記してくださっているので、理解が深まります。ありがとうございます。
ドラマ善徳女王、根の深い木ともに興味深く視聴したので、このドラマを見始めました。
ストーリーはよく練られていて最期まで楽しめましたし、賢いんだけど慎重さに欠け単純な失策で致命傷を負うシーンとか、この脚本家さん達らしい展開も感じられ、面白かったです。
でも 無名とチョク・サグァン の描かれ方が不十分で残念に思っています。
無名だけで一本ドラマを作ってほしいです。
これからも、よろしくお願いします。
こんにちは。
ムミョンとチョク・サグァンは創作部分なので、ここが膨らむと主題から大きく外れてしまうので、現状にとどめたのでしょうね。
最近では史実から離れてしまうと、コアな史実ファンが逃げてしまう傾向があるので、出来なかったのでしょう。
実は僕にもその傾向があります(汗)
やるとすれば、基本的にフィクションだと標榜しておいてやってしまうか・・・。