六龍が飛ぶ 最終回視聴感想(あらすじ含む) ユ・アイン、キム・ミョンミン、シン・セギョン主演韓国ドラマ

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『根の深い木』と共通の俳優が活躍!

根の深い木(プリキプン ナム:뿌리깊은 나무)の前の時代を描写した当ドラマですが、両方に別の人格として出演している俳優が数多くいました。

制作陣に特に愛されている俳優なのでしょうね。

 

以下がそのリストです。

俳優名、『根の深い木』『六龍が飛ぶ』の順

 

  1. シン・セギョン    ソイ → プニ
  2. パク・ヒョックォン  鄭麟趾(チョン・インジ:정인지) → キル・テミ/キル・ソンミ
  3. アン・ソッカン    イ・シンジョク → ユクサン
  4. チョン・ノミン    チョン・ドグァン → ホン・インバン
  5. ハン・サンジン    シム・ジョンス → チョンニョン
  6. ホ・ジュンソク    クッス → チョ・バン(家奴)
  7. チョ・ヒボム     韓明澮(ハン・ミョンフェ:한명회) → 浩亭(ホジョン:호정)河崙(ハ・リュン:하륜)
  1. キム・ギバン    チョタク → チョタク(カメオ)
  2. シン・スンファン  パク・ポ → パク・ポ(カメオ)
  3. シン・ソユル    モギャ → モギャ(カメオ)
  4. イ・セナ      クンジ  → クンジ(カメオ)

後者4人はカメオとして、同じ役で出演しましたね。

さすがに、チャン・ヒョクは出てきませんでした。

 

 

 

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修正したほうが良かった?言葉

 

今回はあらすじを書くに当たり、何の説明もなしに難解な言葉をそのまま記述しました。

また、修正したほうが良かったかな?ということばもあったので、思いつくものをさっと書き出してみます。

 

大君と君の呼称揺れ

但し書きとして以下のように記述しました。

※セリフには同一人物で大君と君と、呼称揺れが在るため、大君に統一しています。

 

少々迷ったのですが、多くのドラマと同様に、大君(テグン:대군)の方を採用しました。

けれど、史実的には『君(クン)』が正しいです。

朝鮮王朝実録を読めばわかるのですが、大君の君号はパンウォンが即位した後から使用されています。

なので、パンウォン自身も本当は定安大君(チョンアンデグン:정안대군)ではなく定安君(チョンアンクン:정안군)なのです。

ドラマ内では定安君と呼んだり大君ママと呼んだりしていました。

翻訳していて後々になって『君』で統一するか、セリフのままにしたほうが良かったなと思ったものの、後の祭りでした。

 

 

ソンニメ(성니메)

李之蘭(イ・ジラン:이지란)懐安大君(フェアンデグン:회안대군)李芳幹(イ・バンガン:이방간)は、咸鏡道(ハムギョンド)の方言丸出しに『ヒョンニム(兄様)』『ソンニメ』と言っていました。

これもセリフのままにしたほうが良かったかなと後悔しています。

 

余談ですが、ここ最近のニュースで、北朝鮮がミサイルを貼っやしたニュースの中に咸興(ハムン)という地名がよく出てきてますよね?

ニュースではハムフンとしているものが多いです。

ここは李成桂(イ・ソンゲ:이성계)ゆかりの地でもあります。

ドラマ内のセリフでも咸興に帰るとのイ・ソンゲの言葉がありました。

先日アップした『イニョプの道』関連の記事も参考にしてみてください。

イニョプの道(原題:下女たち) 第1話あらすじ・解説 チョン・ユミ、オ・ジホ主演韓国ドラマ

 

 

その他の言葉

押送(アプソン)や追捕(チュポ)は多く使った気がします。

それぞれ、護送、逮捕に置き換えても構いません。

日本人は漢字の字面で意味がある程度わかるので、それに期待して説明を省きました。

 

一方で、字幕で出てくる語句の説明には何度も驚かされました。

日本人ならごく当たり前に意味のわかる語句でも、韓国人には難しいようで、そんな字幕がかなりありました。

こんなところにも漢字を捨てた弊害が出ているのですよね~。

 

 

 

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まとめ

士大夫と儒教を中心とした理想国家の建設を夢見た三峰(サムボン:삼봉)鄭道伝(チョン・ドジョン)と、その国の王になり政治に参加したかった太宗(テジョン:태종)李芳遠(イ・バンウォン:이방원)

彼らを取り巻く時代と周辺人物の葛藤を見事に描写したドラマでした。

 

けれど、史実の要素自体は当時のものだったものの、時間軸が微妙にずれており、結果的に史実とは異なる描写が多々ありました。

一昔前だとクレームの集中砲火を浴びるところでしょうが、最近ではスルーされていますね。

このドラマから知識を得て、学校の課題などを行うと、間違いなく赤点です。

日本人には関係がないので、今の時点では僕もスルーしておきます(笑)

 

高麗(コリョ:고려)にしても朝鮮(チョソン:조선)にしても、創業後の子の代で無残な殺戮が繰り広げられています。

高麗では第4代光宗(クァンジョン:광종)がそうで、朝鮮ではパンウォンがその役目を担いました。

個人の資質もさることながら、これは時代の要請だったともいえます。

無血での国家の安定は図れなかったということですね。

 

王になるまでに、大儒者の圃隱(ポウン:포은)鄭夢周(チョン・モンジュ:정몽주)とチョン・ドジョン、そして異腹弟の李芳碩(イ・バンソク:이방석)李芳蕃(イ・バンボン:이방번)を殺し、王になってからも、外戚の閔無咎(ミン・ムグ:민무구)閔無疾(ミン・ムジル:민무질)を殺しました。

その後もミン氏家門は他の男子も次々と殺され、その刃は世宗(セジョン:세종)の外戚にも向けら、殺戮は続きます。

国外についても、上王になった後に対馬遠征を敢行するなど、とにかく手を血に染めることを厭わないのがパンウォンの姿でした。

 

今回の『六龍が飛ぶ』では、そんなパンウォンの孤独に向かう心理を、ユ・アインが見事に表現しました。

ようやく彼も代表作を手に入れたのではないでしょうか?

 

 

 

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泉の深い水

六龍が飛ぶ 作家

キム・ヨンヒョン作家とパク・サンヨン作家

 

すでに次回作の話も出ています。

今度は世宗の子で第7代王となった世祖(セジョ세조)を描くのだそうで、タイトルは泉の深い水(セミ キップン ムル:샘이 깊은 물)になるとのことです。

作家陣はそうしようと漠然と思考を巡らせている段階で執筆にはとりかかってないのですが、3年後辺りに発表されることでしょう。

世祖と言えば癸酉靖難(ケユジョンナン:계유정난)ですね。

イ・バンウォンと性格が似た王といえます。

3年後と言わずに来年にでも発表して欲しいですね!

 

あらすじはおいおいとやっていきます。

最終回を見たあとは視聴したことに満足して、後回しにすることが多々あるのですが、なんとか月曜日までには終えたいと思っています。

しばしお待ちを!

 

 

文責:韓国ドラマあらすじ団

コメント

  1. sallie より:

    おもしろかったです!おいしい終わりかたでしたね!?一瞬チャンヒョクも?と期待してしまいました(笑)ハルモニになったプニの後ろ姿はオクスクさんかと思いましたしハンソッキュさんまで声の出演。急に歴史通になった錯覚をおこしてます(汗;)ありがとうございました。
    次回作はスヤン大君ですか・・・絶対みます!またまたよろしくお願いします♡

    • arasujidan より:

      チャン・ヒョクにも出て欲しかったですよね~。
      さすがにギャラの問題があったのでしょうか?
      次回作は随分先ですが、それこそ、チャン・ヒョクが首陽大君を演じると面白いかも!

  2. sallie より:

    世宗じゃなくアジョシ(チョンドジョン)との回想でした。まちがいでした。