玄関を開けるミンジュン。すると、そこには手を振り笑みを浮かべるフィギョンがいた。『そうですが、チャン弁護士。わたし、その契約しません』と、ミンジュン。『え~?ダメなんですが。すでにそちらで契約金を入金してもらってるのに』と、チャン弁護士。
『その二倍支払えばいいじゃないですか。尋ねてください』と言い電話を切るミンジュン。『どうして契約をしないんだ?相場よりもっとやる(払う)のに。価格が気に入らなければ、2倍までもっとやることができるぞ。あ~?家を出るって!オレが買ったって!』と、フィギョン。『おまえには売らない』と言い、家の中に入るミンジュン。
『あはっ、オレにどうして売らないんだ?おい、引っ越しするって、行くんなら早く行けよ!おまえが誰に家を売ろうが、おれはこの家に、必ず引っ越ししてみせるぞ!』と、フィギョン。
無意識のうちに湯のみを握り割ってしまうミンジュン。感情を制御できなくなっってしまったようだ。お隣から声が聞こえる。
『お隣、売りに出してんだ。オレが買ってしまおうと思ってるんだけど』と、フィギョン。『そうできるならそうして。あんたがお隣に住めばわたしもいいわ。顔もよく合わせることができて』と、ソンイ。カップに注ぐ水を溢れさせるミンジュン。
胸中生塵
『胸中生塵(ヒュンジュンセンジン:흉중생진)という言葉があるでしょ。君をとても懐かしがり、胸にホコリが積もったという言葉なんですが、これはまあ、ホコリはおろか、塵が積もる暇もないようですね。
心を整理するのが何だと?部屋の整理をすることですか?机の整理をすることですか?このようにはやく?いま、怒っているのかって?
喜ばしいことです。良かったという話です。こんなに早く、クールに、整理でき、本当に良かったです。怒ってるんじゃないですって!』と、ミンジュン。
キャスティング
『ああ、わたし、昨日、映画の提案受けたの』と、ソンイ。『ほんとに?』と、フィギョン。『うん。主演じゃないんだけど、比重ある助演。キャラクターが死ぬんだけど』と、ソンイ。
『どうなんだ?』と、フィギョン。『性質が汚いって』と、ソンイ。『ぴったりだな!』と、フィギョン。
『そうでしょ!努めて演技をすることもいらないようよ。正直、主人公のキャラクター、ぜんぶそこでそこじゃない(似たようなもの) 明るくて優しくて正義感にあふれて。わたしは本来、キャラクターが強い助演、一度してみたかったのよ』と、ソンイ。
『良かったじゃないか。チョン・ソンイ、かっこいいな!』と、フィギョン。『そうよ!助演だろうと主演だろうと、わたしはチョン・ソンイよ。主演がだれでも、わたしがさっと全部捕まえて食ってやるわ!』と、ソンイ。『そうだな』と、笑みを浮かべるフィギョン。
ユラの恋人
『あ、フィギョン。わたし、刑事がわたしを訪ねてきたの』と、ソンイ。ミンジュンはその会話を自分の家から聞いている。『刑事がどうして?』と、フィギョン。
『ハン・ユラ、男がいたのかと聞いてきたの。それとともに、もしかしてト・ミンジュンさんがハン・ユラと付き合ってたんじゃないかって。けれど、それ、違うじゃない。実は、わたし、知ってるのよ』と、ソンイ。『なにを?』と、フィギョン。
『ユラ姉さんと付き合ってた男。チェギョンオッパよ』と、ソンイ。『ほんとうか?』と、フィギョン。『うん。それで、その事実、刑事に話したわ。個人的な話だと考えて話さなようにとしたんだけど、どうもそれが捜査と関連しているようで。それと・・・』と、ソンイ。
『ト・ミンジュンが疑いを受けるのが嫌で?』と、フィギョン。『チェギョンオッパが知れば、とても寂しく思うわよね?』と、ソンイ。
何かを思うミンジュン。
星から来たあなた 第13話5/6に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント
ミンジュンの授業のシーン、私には聞き取りが難しかったので、すっきりしました〜!いつもながらありがとうございます。このシーン、ソンイとミンジュン双方の対比が入っててすごく面白いです。
「胸中生塵」のシーンも良かったですねー。好きなシーンがどんどん増えていきます^_^