『オレがどうして死ぬんだ?おまえを置いて』と、フィギョン。フィギョンに向き直し、『あんたがどうにかなってたら、わたしも生きてられなかったわ。わたしがどうやって生きるの?わたしのせいであんたが。わたしはしてあげらることもないのに』と、ソンイ。
『おい、チョン・ソンイ。おまえは、オレがおまえを愛させてくれたじゃないか。こうしてみて(顔を傾けさせ)どこにも傷跡の残るような怪我はしてないか?』と、フィギョン。
『フィギョン、ゴメン』と、ソンイ。『泣くなよ』と、フィギョン。
『あんたがこうしてくれても、わたしは相変わらずあなたにしてあげられることがないってことよ。わたしがあなたを不幸にしたようね。わたしは、ト・ミンジュンさんが好きなの。それはわたしがどうすることもできないの』と、ソンイ。
少し残念な笑みを浮かべ、『わかるよ。オレもオレをどうすることもできないし』と、フィギョン。ソンイの泣き顔を見て、『あ~、そうするなって。オレ、ホントに惨めになりそうなんだけど』と、フィギョン。
『わたしが、友達のイ・フィギョンがいなくて生きていけるかはわからないけど、それでも、これはダメなようよ。わたしたち・・・』と、ソンイ。『チャンス!』と、手を挙げるフィギョン。
12年前
二人組人殴られるフィギョン。『フィギョン大丈夫?』と、ソンイ。『チャンス!』と、フィギョン。『ちょっと、こんな中でなんのチャンスなのよ!?』と、ソンイ。『どうして?ありがとうって!オレ、のちにチャンスを一度使わせてくれ』と、フィギョン。
『誰が割り込めって? 男の子たちがわたしを苦しめようがどうしようが、あんたがどうして割り込んでこんな目にあって』と、ソンイ。『ダメだろ?おまえを苦しめる子たちは、オレで全部死ぬんだ。今後も同じだぞ』と、フィギョン。
『笑わせるわ、ホント。大丈夫?』と、ハンカチデフィギョンの顔を拭くソンイ。『あああ(痛がる)、申し訳なければ代わりにチャンス一度だけ使わせてくれって』と、フィギョン。
『チャンスって何よ?』と、ソンイ。『あとで、オレが願いをたった一度聞いてくれと言ったら聞いてくれ』と、フィギョン。『わかったわ』と、ソンイ。『ホントに?』と言い、手のひらにサインを要求するフィギョン。そして、ソンイのおでこに手を当ててハンコを押し笑う。(回想終わり)
『思い出したろ?ハンコ押したの』と、フィギョン。『うん、思い出した』と、ソンイ。『おれ、その願い、ホントに使いたかったのをぐっと我慢して、惜しんでたこと知ってるだろ?』と、フィギョン。
『願いは何よ?』と、ソンイ。
『今おまえが言おうとする言葉、言うな。もちろん、オレが愛するおまえがオレを愛することがなくて、オレは少し不幸だけど、そんなおまえでもオレのそばにいなかったら、オレは本当に不幸だろ?はぁ~。だから、言うな。いま言おうとするその言葉』と、フィギョン。そして、ソンイの涙を拭う。
記憶の確認
夜。チェギョンがやって来ている。『看病人が言っていてが、ソンイが来ていたって?』と、チェギョン。先日、ユラがチェギョンの彼女だということを、刑事とフィギョンに話したと、ソンイが言っていたことを思い出す。
『そうだ、ソンイが死んだハン・ユラに関連して、おまえになにか言ったのだと』と、チェギョン。『ああ、言ったぞ』と、フィギョン。『なんだって?』と、チェギョン。
『二人仲が良くないから、ハン・ユラのせいですごく疲れるって。自分を後ろですごく噛んで通ったって(陰口をたたいた)』と、フィギョン。『それで、ほかには?』と、チェギョン。『ほかに?何?』と、フィギョン。
『ハン・ユラ事件に関連して、別の話はなかったか?』と、チェギョン。
『う~ん、何か言ってたかな?何、どんなこと?・・・ただ、ハン・ユラの自殺は自分のせいじゃないのに悔しい、と、まあ、そんな話をしたんだけど。他のことはよく・・・(目眩を覚え) オレほんとに落ちるときにどこか間違って当たったみたいだ。最近の記憶が粉々に割れたようだ。思い出そうとしたらクラクラして』と、フィギョン。
『そうだな。わざわざしようとすることはない。休めよ』と、チェギョン。チェギョンが去ったあと真顔になるフィギョン。
星から来たあなた 第16話4/6に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント
ユンジェv.s.ミンジュンのシーンも大好きです〜!
普段クールな素振りを見せているユンジェが姉思いの一面を見せたかと思いきや、望遠鏡を見つけてミンジュンに心酔してしまうくだり、ほのぼのしてていいシーンですよね。
ところで、YouTubeにSBSTVJobsのアカウントでアップされているstill MVってご覧になったことありますか? 数話ずつに区切って「○番目の記録」というタイトルで素敵な台詞をまとめてくれていて、それぞれのシーンを思い出しながら堪能できます!(笑) もう4番目の記録(15話目まで)出てますよ! (^_-)-☆