その間のソンイは、『きゃー、これは何の仕業よ!わたしを取り出してよ!あんたこれ、放さない?あんた、わたしが出ると本当にきゃー!あんた、わたしをここに(置いて)出ていっていいって?くそ、わたし、本当に怒ると怖いわよ!』と、言っていた。
もがきつつ、ケリを入れようとするソンイ。その後も悪口は止まらないが、ミンジュンはすでにいない。
ミンジュンの大学での持ち物が盗まれる。ミンジュンは休暇をもらっている。どこか悪いのかと、同僚たち。
チャン弁護士のカン
チャン弁護士がミンジュンの家を訪れる。そして、寝袋がもぞもぞと動くのを見て驚く。『誰ですか?』と、チャン弁護士。『あ、お父様?』と、ソンイ。『チョン・ソンイさん?』と、チャン弁護士。
『あはは、またお会いしましたね。お父さま、あはは、新年おめでとうございます』と、芋虫状態で挨拶するソンイ。『はい、チョン・ソンイさんも』と、チャン弁護士。
『お父さま、時間があれば、わたしをちょっと、取り出してくださってはいダメですか?』と、ソンイ。こうして、ようやく脱出する。
『それでは、明け方にお父様に電話をしたんですか?ト・ミンジュンさんが?ところで、急にどうしてでしょう?あのように辛がってたのに、病院に行かないって』と、ソンイ。『病院には行かなくていいんです』と、チャン弁護士。『どうしてですか?』と、ソンイ。答えないチャン弁護士。
おかゆの膳をベッドルームに運んでいる。『つらくても少し召し上がってください』と、チャン弁護士。『喉が痛くて何も通りそうにありません』と、ミンジュン。
『一体何があったのですか?』と、スプーンを持たせるチャン弁護士。『こんなことは、三十有余年前に銀行に勤務している時、ほら、最初にお会いした時ですよ。先生をものすごく嫌いだった職員一人がコーヒーに唾吐いて持って行って、それを召し上がって気絶なさってしまい、一週間ひどく辛かったではないですか』と、チャン弁護士。
『ミン・ジョンオク、わたしはまだあいつの顔をしっかりと覚えています』と、ミンジュン。『もしかするとあのようなことがあるかと思い、一緒に食事もされなかった方が、チョン・ソンイさんと一緒に食事をされたのですか?』と、チャン弁護士。
『まあ・・・』と、ミンジュン。『違いますね。食事はこの前わたしとも一緒にしたし・・・そのぐらいは大丈夫だったじゃないですか?いや、一体どんなことがあってか・・・もしかして、そうなのですか?それ!?』と、チャン弁護士。
『何がですか?ちょっと休まなければ』と、ミンジュン。
『ちょっと、我慢するでしょ。命をかけてすることですか?・・・それなら、お休みください。どうしてよりによって、発たなければならないこの時なのか。残念です。
もしかしてですが、行かないというのはダメなのですか?心が深くなったあとに行ってしまったら、行かなければならない人もそうですが、残された人の心も深くなっただけ辛くありませんか?』と、チャン弁護士。
星から来たあなた 第9話3/6に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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