シン・ヘソン&キム・ジョンヒョン主演tvN週末ドラマ
哲仁王后(チョリンワンフ:철인왕후)
の第1話/第2話視聴感想(あらすじ含む)です。
哲仁王后 作品データ
- 韓国tvNで2020年12月12日から放送開始の週末ドラマ
- 脚本:パク・ケオク(박계옥)『ドクター・プリズナー』 チェ・アイン(최아일)
- 演出:ユン・ソンシク(윤성식)『ファラン』 チャン・ヤンホ(장양호)
- あらすじ:不慮の事故により、大韓民国代表・虚勢男の魂が宿り、「あの世界のテンション」を持つことになった中殿(チュンジョン)キム・ソヨンと、二つの顔の王・哲宗(チョルジョン)の間で起こる、魂家出スキャンダル。
哲仁王后 キャスト(簡易)
正式なキャスト情報は後日作ります。
哲仁王后(チョリンワンフ)第1話/第2話視聴感想(あらすじ含む)
歴史モノということでとりあえず初週の第1話と第2話を視聴してみました。
先に結論を言っておくと・・・「面白いから視聴したほうがいいですよ~」・・・です。
まずは視聴率をチェックしましょう。
いきなりの8%台スタートを切りました。
結構気合を入れて作ったであろう『スタートアップ』が5%台フィニッシュだったにもかかわらず、同時間帯の後続ドラマの当ドラマは初回にしてあっさりと抜いてしまいました。
第2話も9%に迫る視聴率を獲得。
一気に冬ドラマの目玉に躍り出ました。

哲仁王后(チョリンワンフ)って誰?
実在した王后で、朝鮮第25代・哲宗(チョルジョン:철종)の妻です。
はっきり言っ超マイナーな王后で、2001年のドラマ・明成皇后(ミョンソンファンフ:명성황후)以来ドラマへの登場はないようです。
家門はあの(新)安東金氏(アンドンキムシ:안동김씨)。
風と雲と碑(パラムグァ クルムグァ ピ:바람과 구름과 비)では壮洞金氏(チャンドン キムシ:장동김씨)と、もう一方の名称が使われていましたが、同じ家門です。
勢道政治といえばこの家門をさすほど有名で、簡単すぎて試験にも出ないほどです。
当ドラマでおそらく悪の権化として描写されるであろうキム・テウ扮する金左根(キム・ジャグン:김좌근)は、『風と雲と碑』にも登場してましたね。
当ドラマのほうが数十年時代が前となっています。
『風と雲と碑』の情報もチェックしておくと、当ドラマの時代背景や人間関係がよく分かると思いますよ。


史実では勢道政治に加担せず、おとなしく生きた女性として記録されています。
哲宗(チョルジョン)が完全に傀儡の王だったこともあり、彼に連動してか表には出てきていません。
その分、当ドラマのような転生を取り入れたファンタジー色の強いドラマの主人公として、ありとあらゆる要素が盛り込めるのでしょうね。
大妃(テビ)が3人?
ドラマ内では二人しか出てきていませんが、この時代、実は大妃(テビ:대비)が3人います。
最年長の大妃はペ・ジョンオク扮する第23代純祖(スンジョ:순조)妃の純元王后(スヌォンワンフ:순원왕후)。
もうひとり登場しているのが、チョ・ヨニ扮する追尊翼宗(イクジョン:익종)妃の神貞王后(シンジョンワンフ:신정왕후)。
彼女こそがかの有名な趙大妃(チョデビ:조대비)です。
第24代憲宗(ホンジョン:헌종)妃の孝定王后(ヒョジョンワンフ:효정왕후)は登場しそうにありません。
このあたりの紛らわしい話は、他ブログにまとめています。
妃氏(ピッシ:비씨)ってなんだ?
女性主人公キム・ソヨンを第三者的に呼ぶときに妃氏(ピッシ:비씨)と呼んでいるのがわかりますか?
これは「王妃に揀擇(カンテク:간택)された女性を高めて呼ぶ呼称」です。
なので、王妃に揀擇されてから冊封式が行われるまでの短い期間しかこう呼ばれません。
初週ですでに中殿(チュンジョン:중전)になっているため、もうこの呼名は出ないでしょう。
歴代ラブコメ史劇に匹敵するかも?
個人的な印象では、『雲が描いた月明かり』『100日の郎君様』など、ここ数年でヒットしたラブコメ史劇に類似した印象を持ちます。
要するにヒットしそうってこと。
転生前のチャン・ボンファンが韓国を代表する青瓦台の料理人だったこともあり、予告を見る限りでは水剌間(スラッカン:수라간)を牛耳ることになりそう。
それだけでも面白そうですよね?
久しぶりに楽しそうな史劇なので、しばらくウォッチしていく予定です。
文責:韓国ドラマあらすじ団
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