最初の勝負はテギルの勝ちだ。
二度目はコルサが勝つ。
何かイカサマが仕込まれているはずだが、それが何かわからないまま3回目に突入する。
フダを繰りながら負けたことがあるのかと問うテギル。
30年の内、たった一度だけケジャクトゥに負けたことがあると、コルサ。
『それなら、今日が二回目だな』と、テギル。
牌を配ろうとすると、そこにヨヌァを伴いイ・インジャが現れる。
テギルがイカサマをしないようにと、ヨヌァが牌を配るという。
それを許すイ・インジャ。
この牌の秘密はそれぞれの牌が出す音にあった。
そのことをヨヌァも知っており、ヨヌァ自身も聞き分け手札がなんなのかわかっていた。
牌を変えればテギルの勝利で、変えなければコルサが勝利する状況で、一旦牌を変えようとしたテギルは、変えることをやめてしまう。
コルサの勝利を確信するヨヌァ。
もちろんコルサもだ。
けれど、結果はテギルの勝利だった。
テギルは秘密は音にあると気づき、牌をくる最中にわざと傷をつけていたのだ。
こうしてコルサは闘牋房(トゥジョンバン)をテギルに差し出し、首の代わりに願いを一つ聞くことになる。
その短い瞬間にどうやって?と、コルサ。
この程度になってこそイカサマ師じゃないか?と、テギル。
コルサ、そなた、責任を追わねばなと、イ・インジャ。
すると、ムミョンがヨヌァの首を跳ねようとする。
剣を手に取りムミョンの剣を阻むテギル。
そこにファン・ジンギと延礽君(ヨニングン)、ヨニングンが狙うイ・インジャも加わり五つ巴に。
一旦剣を収めさせるイ・インジャ。
けれど、5千両もの手形で周りの客を誘い、テギルを殺させようとする。
そこに、乱廛(ナンジョン:난전)の行首(ヘンス)ペク・ジュンギが人を連れて入ってきて、テギルはユク鬼神から救ってくれた恩人だと言いテギルを守る。
勝負は勝負で、男なら負けを認めなければならないと、コルサ。
恐れもなく私に教えを?と、イ・インジャ。
帳簿を持って来いとヨヌァに告げるコルサ。
実はお前とコルサの勝負より他の理由があってきたのだ、ときめくな・・・ペク・テギル、お前もきっと選択の岐路に立つことになるだろうから、この言葉だけは肝に銘じておけ、この世には永遠の敵も味方もおらず、味方が多ければそれだけ敵も多くなるというのだと、イ・インジャ。
また、コルサそなた、この闘牋房(トゥジョンバン)を守れなかった対価をしっかりと負うことになるだろうとも。
老論(ノロン)も少論(ソロン)も騒然とするであろう帳簿を手に収めるヨニングン。
テギルは願いを聞くと言っただろと、ナムおばけを部屋に入れる。
跪き、若気の至りを詫びるコルサ。
自分の目玉をダメにしたコルサに対し、からだが千両なら目は900両というと話し、450両(片目)なしに生きてきた恨みをぶつけようとしたナムおばけだったが、コルサを許すことに。
出てきたテギルを賞賛する商人たち。
テギルは多くの商人たちの支持を得ることに。
テギルに嫁に行ってはどうかと、ヨヌァに告げるコルサ。
キム・チャンジプに帳簿を渡すヨニングン。
ヨニングンがテギルのもとにやってきて、酒を酌み交わす。
テギルからママと呼ばれ、日頃は臣下にそう呼ばれうんざりするのに、テギルから聞けて聞き心地が良いと上機嫌だ。
けれど、聞き心地が悪い方のママという言葉でサンギルに呼ばれる。
粛宗からの呼び出しだった。
テギルを続けて近くにおいている理由を問う粛宗。
お前の身分で友にでもなると思っているのか?とも。
『身分は捨て、権勢を捨て、実利を捨てたので、ようやく明るい目が開きました。 その間見えなかった友が、その時になってこそ見えたし、知りながらも冷遇した民らの苦痛が、そうしてこそ見えました』と、ヨニングン。
『友も見て民も見てみな良いが、お前、その友のために、命を差し出すことができるというのか?その民のために、この玉座をあきらめられることができるのかというのだ。肝に銘じろ。そう出来なければ、お前の友でもなく民でもないのだ。故に、ただ身分に合うように身の振り方を上手くやれと』と、粛宗。
夢は何?と、ソリム。
さあ?オレの夢は分からないが、誰かの夢になりたいと浮かぶと、テギル。
それなら、あんたが私の夢になってくれることもできる?と、ソリム。
夢はないのか?と、テギル。
私は手の届かないそんな夢じゃなくて、常にそばにいる現実になりたいと、ソリム。
照れてしまうテギル。
ありがとうと、ソリム。
なにが?と、テギル。
別に、すべて全部と、ソリム。
ソリムがその場を去ったあと、人の気配に気づくテギル。
思ったより強いな、ユク鬼神にコルサまで、さあ、実力をちょっと見ようかと、ナタを投げるケジャクトゥ。
それを掴み投げ返すテギル。
その間に背後を取るケジャクトゥ。
どうした?一人で来るのが怖いようだなと、テギル。
部下が来ているのを見破っていたのだ。
ソリムをどうするんだ?と、ケジャクトゥ。
去るって、あんたの掌中からと、テギル。
頼みがあるんだが、厳しいところで死ぬな、と言い去っていくケジャクトゥ。
その後、帰路で部下に対して恥ずかしいじゃないかと告げる。
体に気をつけてと、テギルを見送るソリム。
ファングオモムの言葉を思い出し、去る決心をするソリム。
そんなソリムは何者かに連れ去られる。
ソリムの置き手紙と草履を見つけるナムおばけ。
麻浦の闘牋房(トゥジョンバン)に到着するテギル。
そこで、コルサにとどめを刺す寸前のタムソを目にし止める。
テバク 第14話あらすじ に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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