お前の目には民に見えるかとテギルに問い、反乱軍の惨殺を命じる英祖。
ダメだと言うテギル。
恐れもなく抗命するのか?と、英祖。
殿下の民です、恩を施しくださいと、テギル。
恩を知らない者達なので、剣で審判するのだと、英祖。
それなら私もまた捨てるのですか?と、テギル。
貴様が逆徒と手を握るのなら、何時だろうとその首をはねると、英祖。
殿下、先王殿下と約束しました、殿下を必ず守ると、けれどその盟約、今この瞬間から守ることが出来ませんと、テギル。
そして剣を抜き、英祖に襲いかかる。
まずはサンギルを制圧するテギル。
すると、将軍二人が剣を抜き英祖にかざす。
これこそがイ・インジャの牌だった。
ムシン党がまだ残っているのかと驚くファン・ジンギ。
今上が死んだとの合図の白旗が振られ、将軍の一人が出てきたため、ミルプングンに入城を促すイ・インジャ。
けれど、ミルプングンたちが入場し終わると、再び城門が閉められ、弓隊が出て、英祖とテギルも出てくる。
交代を命じるイ・インジャ。
ミルプングンの投降はすでにテギルと打ち合わせをしていたことだった。
そして、これはテギルの3つ目の作戦であり、ムシン党の残党を明らかにするために、敢えて英祖に剣を向けたのだった。
武器を捨てれば助かり故郷に帰ることができると聞いた兵たちは完全に投降する。
そなたの役割はここまで、残りは自分が処断すると、テギルに告げる英祖。
それに反対するテギル。
そして、二番目の策が前もって成功していると、テギル。
知らせは来たのか?朴弼顯(ク・ピリョン박필현)を防ぎチョン・ヒリャンを処断したという事実を確認したというのか?今日が最後だと、英祖。
また、平定後に民に許しを請う、彼らの葬儀をして大々的な救恤(クヒュル:구휼)を行う、私が犠牲を甘受すると?私とて暴君の汚名を覚悟しているとも。
夜になり、英祖とイ・インジャ、それぞれの指揮のもと戦闘が始まる。
間に割って入り、官軍の鳥銃に撃たれるテギル。
やめろ、お願いだからやめろって、その2つの目でしっかり見ろ、これが本当にあんたが望んだ大業か?と、イ・インジャに対して語るテギル。
犠牲のない大業がどこにある?と。イ・インジャ。
そして、官軍を阻むようにと、ジリ貧の民兵に命令する。
照準!と言い、銃を構えさせる英祖。
殿下!と叫び両手を広げ阻むテギル。
そこにソリムたちがやって来て、テギルと同じように間に入り、止めるようにと懇願する。
どうか臣をお信じくださいと、心のなかでつぶやくテギル。
逆徒なのか民なのかお見せするとテギルが言っていたことを思い出し、全軍に攻撃中止を命じる英祖。
まだ終わってないと、イ・インジャ。
あんたは終わった、けれど、まだ選択することができる、ここにいる民たちの命、あんたの選択にかかっていると、テギル。
命が惜しかったのなら始めてさえいなかったと言い、最後までやる意志を示すイ・インジャ。
オレがあんたと手を握ると、テギル。
いまになって?と、イ・インジャ。
命をかけて誓う、あんたが正しいと証明すればすると、テギル。
どうやって証明するのだ?と、イ・インジャ。
天にまかせろと、テギル。
かつての一両銭を取り出し、表裏を当てる賭けをする二人。
もしお前が勝ったなら大業を諦めようと、イ・インジャ。
イ・インジャは表、テギルは裏を選択する。
結果は裏だった。
けれど、約束を守らないと、イ・インジャ。
今夜さえすぎれば、嶺南と湖南で挙兵した大軍が合流すると。
チョン・ヒリャンとパク・ピリョンはすでに終わったと、テギル。
ペク・マングムとキム・チェゴンがそれぞれ手を打っていたのだ。
彼らから到着するとの知らせを受けたと、イ・インジャ。
援軍などはないから諦めろと、テギル。
その話を聞いた民兵は剣を下ろす。
ファン・ジンギは抜いた剣をテギルにではなくイ・インジャへ向ける。
そして、民のための国、民を世話する王を立てると言ったのに、民を犠牲にしたことを指摘する。
さらに、主人として仕えたので、逝く道は自分が送らなければと言い、剣を振り下ろそうとする。
ダメだと言って、それを止めるテギル。
この者の命は民のものなので今はダメだとも。
こうして捕縛されることとなるイ・インジャ。
『イ・インジャ、もう終わりだ』と、テギル。
テバク 最終回(第24話)あらすじ に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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