テバク(大撲) 最終回(第24話)あらすじ チャン・グンソク、ヨ・ジング主演韓国歴史ドラマ

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ヒョンニムの首を取るという一念で今まで持ちこたえてきたと、ファン・ジンギ

 

かかってこいと、キム・チェゴン

そして、ファン・ジンギを圧倒する。

昔のようではないと、ファン・ジンギ。

お前の実力もなと、キム・チェゴン。

また、イ・インジャの首をどうして収めようとしたのかと問う。

そうしてもオレの罪がなくなるわけでもなくと、ファン・ジンギ。

チンギ・・・と、キム・チェゴン。

そう呼ばないでくれ、母を思い出すから、オレの罪の対価を受けに来たんだ、男の決心なのできっちりやろうと、ファン・ジンギ。

再び剣を交え、ファン・ジンギの腹部を刺すキム・チェゴン。

けれど、脇腹の端のほうだ。

オレをどうして助けたんだ?と、ファン・ジンギ。

私が一生涯を生きてきて、贖罪しなければならない人が二人いる、一人は夫にうまく会うことの出来なかった女房で、もう一人はお前だ、残りの余生、生涯反省して生きろと、キム・チェゴン。

ありがとう、ソンニムと、ファン・ジンギ。

※ソンニムとはヒョン(アニキ)の最上級の表現。

 

戻ってきたキム・チェゴンに、英祖がかつて延礽君(ヨニングン:연잉군)だった頃のように戻ることができるだろうかと問うテギル

期待するな、各自の位置で各自の重みに耐えながら生きるのが人生だと、キム・チェゴン。

 

イ・インジャに会いに行くチョ・イルス

大監たちは、結局私を捨てることは出来ないと、イ・インジャ。

すまないが、もう殺してやらなければと言い、出て行くチョ・イルス。

そして入れ替わりに刺客が入ってくる。

けれど、その刺客をサンギルが制圧して引っ立てる。

英祖の前で何かを告白する刺客。

 

逆賊イ・インジャを陵遅處斬(ヌンジチョチャム)する、お前の目で必ずその死を確認しろと、テギルに告げる英祖。

 

刑場へとイ・インジャを連行するテギル。

最後の瞬間まで玉座が惜しいのかと、イ・インジャに問う。

後悔など無いがたったひとつ、お前を選択したことが千秋の恨となったと、イ・インジャ。

イ・インジャあんたは本当に矛盾の塊だ、言葉と行動、言動不一致の塊だろと、テギル。

私がそうなのではなく、この国自体が矛盾の塊だと、イ・インジャ。

やめろ、あんたの最後は・・・と、テギル。

私の最後は、お前の手で死ぬのだと、テギルの剣を抜こうとするイ・インジャ。

それを阻むテギル。何をしてるのだ?私の命を終わらせるのが、お前の望みではなかったのか?と、イ・インジャ。

簡単に死のうなんて思うな、民の前で謝罪して死ね、懺悔の涙でと、テギル。

 

四肢を牛が引く綱に繋げられているイ・インジャ。

恨めしいな、民を生かし起きた私が、富国強兵の国、身分の高低で苦痛受けない国、と民が主人となる国を建てようとした私が、一体どんな名分で死なねばならないのだ?見ていろ、私イ・インジャが、いつの日か、いつの日か、この腐り行く国で、貴様達より百万倍千万倍、必要な人間だとわかることだろう!と、イ・インジャ。

牛が歩み始める。

私イ・インジャは、決して死なない!と、イ・インジャ。

※この刑は、正しくは車裂刑(コヨルヒョン:거열형)

 

粛宗(スクチョン:숙종)から下賜された剣を返すテギル。

どういう意味だ?と、英祖。

先王がこの剣を下賜されたのは、民を救い、友で弟の殿下を輔弼せよとの意でした、けれどもう、平凡な民として生きたいです、民心は葦の茂みと同じで、いつどういう風が吹いて揺れるのか、わかりようがありません、どうか殿下の 堅固な治世で、民の心が揺れないようにお統べになさってくださいと、テギル。

そなたの本心からの忠言、覚えておくと、英祖。

どうか満天下に久しく残る聖君におなりくださいと、テギル。

去るのか本当に?どこに行こうと、私が訪ねていけるところにいよと、英祖。

 

会合を開く少論。

そこにファングオモムが入ってきて、盟約通りに動かなければ、王宮へ赴きイ・インジャとの結託を告発するという。

また、ファングオモムは、保険として数十人の同士にこの事を伝えていた。

大妃に会う決断をするチョ・イルス

そして、他の大監には典獄署(チョノクソ:전옥서)へ行ってくれと告げる。

 

英断を促すチョ・イルス。

ここに来て怖いものがどこにある?と、その話に同調する宣懿王后(ソニワンフ:선의왕후)

我々は命を捧げて輔弼しますと、チョ・イルス。

 

気味尚宮(キミサングン:기미상궁)が急に変わっていたため、再度気味をしろと告げる英祖。

毒を盛っているためそれが出来ない尚宮は逃げようとする。

けれど、入ってきた刺客に斬られる。

数名の刺客と相対するサンギル。

善戦していたが、最後の一人ムミョンに剣を突き刺される。

英祖にとどめを刺そうとするムミョン。

しかし、駆けつけたサウンサモがムミョンを斬る。

申し訳ありません、殿下・・・と言って絶命するサンギル。

今上、生涯一人で過ごし、寂しく死ぬだろうと言って絶命するムミョン。

その言葉で、孝章世子(ヒョジャンセジャ:효장세자)緈(ヘン:행)が危ないことに気づく英祖。

英祖が世子の元へ駆けつけると、すでに血を吐いて死んでいた。

毒を食らい死のうとする尚宮を阻むサウンとサモ。

 

少論(ソロン)の大臣たちは皆捕縛される。

世子毒殺に加担したものは誰だ?と、英祖。

しらを切り関連がないと言うチョ・イルスたち。

そのため、尚宮の死体を見せ、吐露すれば命は助けてやると、英祖。

大妃殿で何度か見たことがあると、チョ・イルス。

奴らの裏に大妃がおられたのだなと、英祖。

どうして?大妃ママなら、貴様達の命を助けてもらえると思っていたか?と、英祖。

そして剣を抜き、婚家はもちろん8宗という遠縁までもすべて捕らえよと命ずる。

コメント

  1. ようず より:

    全話解説、お疲れ様でした。
    今回チャングンソクはかなり力を入れてこの役を選んだように見えましたし、ヨジング、チョングアンリョルなどの面々を見ても、かなり期待できたのですが、彼は「イケメンですね」以降本当にドラマが当たりません。
    個人的には、彼は子役時代から活躍しており、ファンジニやベートーベンウィルスなどの堅実な演技を見ていると、今時の人気が先行した役者でなく、地に足がついた役者と思うのですが、なぜここまでドラマがあたらないのでしょう。彼の選び方に問題があるか、敢えて彼を生かそうとするあまり、逆に脚本が乱れていくのでしょうか?(今回もご指摘のように多々史実に反する内容であったとか)
    チャングンソクの役者としての能力、及び彼のドラマの選択手法に対する見解をお聞かせいただければ幸いです。

    • arasujidan より:

      『イケメンですね』は日本でのヒットとは裏腹に、実は韓国ではヒットしていないんですよ。
      最高視聴率は10.9%だったので、当時の視聴率状況を勘案すると残念な作品と言っていいものです。
      もっとも、裏番組が『アイリス』だったので運が悪かったともいえます。

      個人的には彼の最高傑作は『ベートーベン・ウイルス』だと思っています。
      演技自体もとても良かったし、脚本も秀逸でした。

      ドラマが成功するかどうかは脚本の出来が8・9割を占めると言っても過言ではありません。
      数字を持っている脚本家の作品に出演できればヒットは確約されていると言っても良いのです。
      けれど、そんな脚本家の作品は、その世代のトップ俳優にまずシナリオが渡されるので、チャン・グンソクのところには回ってきません。
      これは、直近3作で数字を残していないのでしかたのないことです。

      そのため、今後チャン・グンソクが浮上するには、選択したドラマの脚本が奇跡的に良いモノだったりだとか、ラッキーがない限りは厳しい状況が続く可能性があります。
      また、あえて準主役にランクを下げて、なんとかして有名脚本家の作品に入り込むかですね。
      そうすれば、演技自体を認めてもらえる可能性があります。

      また、地上波ではなくケーブル系に出演するのも良いと思います。
      実験的でしかも高視聴率の作品が増えており、演技力を活かせる作品が多いので。
      凶悪なサイコパスなど、今までやってない役柄に大きく振ってみてもいい頃かもしれませんね。

      ちなみに、今回の作品は、あの作家さんだと視聴率はこんなものだと思います。

      • ようず より:

        的確なご指摘、ありがとうございました。大変参考になりました。
        確かに、太陽の末裔のチン・グのような役回りであれば、今後復活の可能性はありそうですね。ケーブルテレビも本当に実験的な良いドラマが増えていますし。

        特別ファンではないのですが、おっしゃるようにベートーベンのような実直な演技を見ると少しもったいない気がしてしまいました。

        韓国は日本以上に一回の失敗で視聴率取れないレッテルをはられてしまい、それが負の連鎖を起こすような気がします。大変ですね。