2020年の地上波三社による演技大賞の授賞式が年末に行われました。
例年は各社別に特集記事を書くのですが、今年はコロナ禍だったこともあり、各社ともに無観客かつ俳優の集合もなかったため、一つの記事にまとめて感想と大賞の紹介のみとすることにします。
2020MBC演技大賞
例年通り、MBCだけは12月30日に行われました。
視聴していて思った率直な感想は・・・「もはやお葬式」
もうMBCはドラマ制作自体をやめてもいい頃だと思います。
全く盛り上がっておらず、一番厳重にコロナ対策をしていたせいか、受賞者が完全にマスクをしており、誰が誰なのかわかりませんでした。
MBC演技大賞 パク・ヘジン
コンデ・インターン(꼰대인턴:老害インターン)で主演だったパク・ヘジンが大賞を受賞しました。
最高視聴率は7.1%。
このことからもMBCの凋落がわかりますね。
2020SBS演技大賞
視聴していて一番盛り上がったのがSBS。
顔の露出も一番多かったです。
視界のキム・ユジョンは華やかで、キム・ミンジェ、パク・ウンビン、チョ・ビョングたち若い俳優がプログラムを盛り上げていたのが印象的でした。
開局30年だったため本来ならもっと盛り上がっていたはず。
ここでも少なからずコロナがネガティブな影響をもたらしました。
意外だったのがドラマがコケたにも関わらずイ・ミンホが登場したこと。
俳優としての使命感と矜持を持ってのことでしょう。
SBS演技大賞
ストーブリーグ(스토브리그)の主演ナムグン・ミン(남궁민)が受賞しました。
最高視聴率は19.1%。
文句なしです。
2020KBS演技大賞
毎年大晦日の同時間に行うKBSとSBS。
今年もKBSをオンタイムで視聴しました。
スタンスはMBCとSBSの中間で、顔の露出はさほどありませんでしたが、MBCよりは華やかでした。
KBS演技大賞
一度行ってきました(ハン ボン タニョワッスムニダ:한 번 다녀왔습니다)のチョン・ホジン(천호진)さんが大賞に輝きました。
KBSは困ったときの週末ドラマがあるので、数字的にも見劣りをすることがありません。
むしろ、全ドラマの最高視聴率は週末ドラマであることが多いですね。
最高視聴率は37.0%でした。
まとめ
ケーブル系やNetflixの台頭で、各社の演技大賞の価値が著しく低下しています。
前述したようにMBCが最たるもので、過去のように大賞受賞俳優=超一流との図式も今や昔となってしまいました。
また、視聴チャネルの分散により、「今年見たあのドラマの俳優をもう一度年末に見たい」との視聴者の欲求を満足させられなくなっており、華やかなお祭りとしての位置づけも霧散しそうな状況です。
事実、2020年の演技大賞視聴率はSBSの6.7%が最高でした。
2021年以降、そのあり方に変化があるかもしれませんね。
文責:韓国ドラマあらすじ団
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