ムミョンが持ち帰ったものは婚書だった。
正式な請婚だとユノクに説明し、どう思うかと問うユン氏夫人。
過去もなく綺麗な男に会う選択もあると言われるが、ウンギと婚姻すると、ユノク。
それならイニョプを消してやると、ユン氏夫人。
目の前でしっかりと見せてやると、それを断る、ユノク。
頭を痛める必要はない、イニョプも嫁に行けば終わりでと、ユン氏夫人。
最も底の男に行かせてくれと、ユノク。
イニョプに足を洗わせるユノク。
そして、嫁に行けば轎前婢(キョジョンビ:교전비)を一人連れていかなければならないけどついてくるか?戸判(ホパン:호판)宅に行けば昔の情人もいて良いはずだけど?と尋ねる。
『私、ウンギ若様に嫁に行くの。結局その人は、オンニのものじゃなくて私のものだったんでしょ』と、とどめを刺す。
おめでとうと言うしか無いイニョプ。
それに対して、私より先に嫁に行くのねと、ユノク。また、母はヨンチュンを考えていたが、社堂牌(サダンペ:사당패)出身で女も多いので、代わりにプンイを推薦しておいた、元の通りなら私より先に行くべきではない?あれこれすまなくて気を使ったと、ユノク。
過ぎたことだと思いませんか?と、イニョプ。
そうこう話しているとプンイがやってくる。ユノクが呼んでいたのだ。
しつこくあとをついてくるプンイを金盥で殴り逃げようとするイニョプ。
それでも後を追うプンイを見つけたムミョンが蹴り倒す。
そして、人間らしく生きろと告げる。
上から命ぜられれば人を殺す奴がと、プンイ。
更にプンイを蹴り倒し、オレがどんな奴なのかそうもよく知っているなら、今後気をつけろ、獣の命はよりうまく絶たせられるのでと、ムミョン。
厨に隠れていたイニョプに短剣を渡すムミョン。
未だに敬語を話すムミョンにやめろと言ったじゃないと、イニョプ。
自分のほうが歳が多いと、ムミョン。
それで、オラボニという言葉を聞くというの?できないわと、イニョプ。
強要はしないと、タメ口を使い始めるムミョン。
あとで行くところがあると、ムミョン。
縁談のことでユン氏夫人に会ったハン氏夫人は、それとなく首奴がほしいことを伝える。
ムミョンは難しいと応えるユン氏夫人。
ようやく名前がムミョンであることを知るハン氏夫人。
ムミョンがイニョプをキム・チグォン宅へ連れて行く。
イニョプだけを入れるように言われているとパウ。
ムミョンは締め出される。
父上が獄舎でお前を頼んだのだ、けれど国法で仕方なく、亡くなられた府院君に面目がないと、キム・チグォン。
私一人を生かそうと、ともに滅びることは出来ないでしょうと、イニョプ。
けれど、お前のために何か一つしてやりたいと、キム・チグォン。
そして、目隠しをして縛られたサウォリを見せる。
私がお前にやれる唯一の贈り物だと、キム・チグォン。
何度も礼を言うイニョプ。
けれど、本題はここからだった。
ウンギがイニョプを諦めるように仕向けるべく、イニョプに婚姻しろと交換条件を出すキム・チグォン。
口では強要しない、お前が決めるのだと言い、サウォリに熱した鉄篭手を当てる寸前の様子をイニョプに見せる。
他の男との婚姻を約束せざるを得ないイニョプ。
お前が嫁に行くまでサウォリは私が保護しておくと、キム・チグォン。
大監の恩は絶対に忘れませんと、イニョプ。
その後、イニョプはムミョンに対して、お前が私の新郎になってくれればと話す。
狂ったなと、ムミョン。
プンイがイニョプの新郎になるとの話を、ホ・ウンチャム宅の下人から聞いたことをウンギに告げるパウ。
ウンギは妓房(キバン:기방)でユンソたちと酒を飲んでいる。
上機嫌でユンソを義兄と読んでいるウンギ。
他の部屋ではキム・チグォンがカヒアに、太宗(テジョン:태종)李芳遠(イ・バンウォン:이방원)がホ・ウンチャムに密命を下したとの話をして、ホ・ウンチャムから内容を聞き出せと言っていた。
『独対の理由を、必ず兵判(ピョンパン:병판)から伺わねばなりませんか?殿下に直接お伺いする方法もあるではありませんか』と、カヒア。
また、ホ・ウンチャムに手を伸ばす理由を尋ね、結局、手を伸ばすものは他にあるのではないかと問う。
さらに、軍勢を動かすのなら兵判がいなければならないが、国を動かすなら君主を捕まえねばならないとも言う。
『私を王宮にお送りください。殿下を、私の手の内に置きます』
泥酔したふりをして、ユンソと共にホ・ウンチャム宅に帰るウンギ。
膳の用意ができ、タンジとイニョプが奪い合いをする、自分の仕事だというタンジだったが、イニョプが平身低頭して、掃除や花靴を交換条件に持ち出すので、結局譲ることに。
ウンギに対して、婚姻を祝い、最後の挨拶に来たと、イニョプ。
ユノクともするがお前ともすると、ウンギ。
理解できない、他の人の夫になる人にどうして行くの?と、イニョプ。
おまえと生きるという話だ、お前の責任を負うってと、ウンギ。
私に妾になれと?と、イニョプ。
お前だけ見る、二人の女の間で行ったり来たりはしない、私が思っているのはお前だけだと、ウンギ。
ユノクはケットンイから膳を奪って、自分が持って行くという。
玉指輪(オクカラクチ)を返すイニョプ。
どうにもならないから自分を妾にしようとしているということを理解すると、イニョプ。
これをどうして戻すんだ?と、ウンギ。
礼をするイニョプ。
『ここまでです。若様と私の縁。ここまで・・・私との過ぎし日を覚えていてくださり、どうか私をお忘れください。若様におかれましてはお幸せになられることを願います』
外に出たイニョプを追いかけるウンギ。
『行くな!私と行くよりも卑しいものとして生きるのが良いと?お前が本当に望むものがそれか?』
そこにムミョンが現れ、夜も更けたのでもうお帰りくださいと言う。
けれど、その言を聞かないウンギ。
『イニョプお前はもう戻れ!』と、ムミョン。
『今なんと言ったのだ?イニョプお前?』と、ウンギ。
『行廊 へ行っていろ』と、ムミョン。
『お前がなんだと、行け行かないだ?その卑しい口でどこで恐れもなく!お前は全く死にたくて減らず口をたたくのだな?』と、ムミョンの胸ぐらをつかむウンギ。
『私に嫁に来る女です』と、ムミョン。
『お前と何だと?』と、ウンギ。
『私の新婦になる女だと』と、ムミョン。
ちょうどやって来たユノクは膳を落としてしまう。
『誰が誰に嫁に行くと?』と、ユノク。
イニョプの道 第6話あらすじ・解説に続く
韓国ドラマあらすじ団
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