ウンギはイ・バンウォンを貶める壁書を書く。
父王を押し出し、兄弟たちの血で宝位に上がった王に、失くしていた王子がいた、疑う王は、息子が見つかったのを喜ばず、それどころか捕まえ、骨肉相食むのに足りず、天輪に背いた、どうして万百姓の父で一国の君主であろうか?
成均館(ソンギュングァン:성균관)などでも動きが起こったことで、民心が去っていったとの確信を持ち、時が来たと感じるキム・チグォン。
親子の会話を外で聞くサウォリ。
また、武器が運ばれるのも目にする。
明日動くと言うキム・チグォン。
このことをイニョプに告げるサウォリ。
すると、後ろから首元に剣がかざされる。
ウンギだ。
サウォリはただ、昔の主人に義理を守ろうとしただけだ、罰するなら私を罰してくれ、旦那様の相手をしなければならないのはサウォリじゃなく私だと、イニョプ。
その危機を救ったのがムミョンだった。
ウンギを制し殺そうとするムミョン。
止めるイニョプ。
涙ながらにムミョンとの再会を喜ぶイニョプ。
生きているといったじゃないか、必ずお前を探すと、予め話せずにすまないと、ムミョン。
最後にオレたちがこれを阻めばいい、ホ・ウンチャム大監に政変が起きることを告げろとも。
ムミョンの名を隠したままホ・ウンチャムに挙事を告げるイニョプ。
まずはキム・チグォン宅を制圧するホ・ウンチャム。
その後、高麗王室を祀る祠堂があったことをイ・バンウォンに報告する。
また、キム・チグォンとウンギはすでにいなかったとも。
彼らを捕まえる者は他にいる、私の息子だと、イ・バンウォン。
私は生き残る方法があるので、お前は行けと、キム・チグォン。
一旦逃げるウンギ。
地下で会うムミョンとイニョプ。
事の次第を説明し、府院君の汚名を晴らし昔に戻ればいいと、ムミョン。
こんな日が来るとはしらなかった、ありがとう、あなたのおかげよと、イニョプ。
キム・ウンギ、助けたかったか?と、ムミョン。
殺さなかっただけよと、イニョプ。
お前が死ぬこともあったと、ムミョン。
彼は私と同じはずよ、今はたとえ憎み合わなければならない仲だけど、互いを殺さすほど憎悪する仲ではないようよと、イニョプ。
お前の心に誰がいるのか聞いてもいいか?と、ムミョン。
難しいわ、あなたもオラボニも、どちらも私の心を置いてはならない人なのにと、イニョプ。
オレが誰なのか周辺が整理できたら、そのとき、オレの気持ちから再び言うぞ、お前に尋ねるより、それが先だろうと、ムミョン。
ウンギに気づき、先に上がってくれと言うイニョプ。
状況を説明し、今からでも罪の対価を払えと、イニョプ。
私を助けてくれた理由は何だ?と、ウンギ。
私が、オラボニが死ぬのまで見なきゃいけない?生涯恋慕していた情人よ、婚礼まで上げた仲で、いくら私をこの様にした原因だとしても、オラボニに私の手でそうはできないと、イニョプ。
私に残ってるものがあるのか?と、ウンギ。
行って、私の気が変わって人を呼ぶ前にと、イニョプ。
言えと、ウンギ。
言ってあげましょうか?下女になったその瞬間から、私達はいずれにせよダメだったの、今は、このように仇となった今は、より不可能となって、もう、認めてと、オラボニがもう受け入れたと考えるわと、イニョプ。
お前を失った瞬間から、オレはずっと地獄で生きていると、ウンギ。
だからこうして目をつぶってあげてるの、これがオラボニにしてあげられる最後の配慮よと、イニョプ。
階段を登る途中にムミョンがいて驚くイニョプ。
未練か?でないなら未だに愛してるのか?と、ムミョン。
そんなんじゃないわと、イニョプ。
それならなんだ?と、ムミョン。
あなたが死んだとわかった時、心がずたずたになったわ、その痛みを再び経験したくないのと、イニョプ。
キム・ウンギが死んでも、それほど痛いというのだなと、ムミョン。
私は人よ、それに一時は私のすべてをかけた存在よ、なのにどうして、なんでもないようにできる?と、イニョプ。
一旦カヒアの元へ逃げるウンギ。
殿下に見せたいものがある、ウンギは生かしたい、娘の未来も考えなければならないのでは?殿下を説得する牌があると、ホ・ウンチャムに告げるキム・チグォン。
父上の手紙であっている、持って行かれた玉璽が押してある、父上と挙兵しようとしたと、イ・バンウォン。
けれど殿下が取引を受けたなら、太上王( テサンワン:태상왕)殿下を説得して還宮させると、高麗王室の隠された內帑をすべて殿下に捧げて、満月党の歴史さえ永遠に消すと約束しましたと、ホ・ウンチャム。
欲心を抱いたのが何時で?今になって手を差し出すと?と、イ・バンウォン。
けれど、そう無視する提案でもないようです、太上王殿下が內帑金(ネタングム:내탕금)を全て持ち出し、王室の財政が長い間空なので、高麗王室の內帑なら一気に解決でき・・・と、ホ・ウンチャム。
逆党の言葉をどう信じて?と、イ・バンウォン。
私の言葉をお信じくださいと、ホ・ウンチャム。
キム・チグォンが開放される。
ムミョンは再びイ・バンウォンの前へ。
ムミョンのためにキム・チグォンと満月党はお咎め無しとなり、府院君の伸冤(シヌォン)もなされないこととなる。
太祖(テジョ:태조)が絡んでいるのでしかたのないことだ。
また、ムミョンは王子へ戻る準備を命ぜられる。
イニョプにすまないと、ムミョン。
けれど一つだけ約束する、オレがどうやってでもお前をここから抜けださせてやると告げる。
また、すべての事情を説明する。
自分の努力ではどうにもならない状況に陥り、家の再興が出来ないこと、世の中は変わらないことにうなだれ涙するイニョプ。
イニョプの手を握り、最後に一度だけ信じてくれ、どんなことがあっても約束を守ると、ムミョン。
その手を振りほどくイニョプ。
イニョプの道 第17話あらすじに続く
韓国ドラマあらすじ団
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