ウンギとチボクは追手を巻いて咸興(ハムン)へ向かう。
そのことをイ・バンウォンに告げるムミョン。
そして、咸興に差使(チャサ)を送り、太上王( テサンワン)が満月党と手を結んだのかどうか調べるべきだとも。
けれど、命が惜しく誰も行かないと、イ・バンウォン。
自分が行くと、ムミョン。
かわいがっていた府院君の娘を連れて行けば、心を動かせることができるかもと言い出すイ・バンウォン。
本人も切に願っていることですと、ムミョン。
行けと、イ・バンウォン。
早速イニョプに咸興行きの許可が降りたことを伝えるムミョン。
行廊 (ヘンナン:행랑 )の仲間たちも喜ぶ。
けれど、イ・バンウォンは、イニョプがムミョンの弱点だと言い、秘密裏に始末することをホ・ウンチャムに命じる。
私はわたしの息子が弱くなるのを望んでいませんと、イ・バンウォン。
イニョプはもう帰ってこない命を保つのも難しい使いだと、ユノクに話すユン氏夫人。
その会話を外で聞くケットンイ。
イニョプを見送ったあと、ホ・ウンチャムが手勢を集めていたのを目にするサウォリ。
タンジがユン氏夫人の前に現れる。
子供を下ろすなら、二人共戻ることができるとユン氏夫人。
その後、タンジネと再会するタンジ。
ケットンイはサウォリにさっき聞いたことを伝える。
手遅れになる前に行くと皆に告げるサウォリ。
馬でもあればという話になるが、奴婢が求めることができるものではない。
すると、プンイが持ち金を渡す。
それを見て皆も持ち金や宝飾品をサウォリに渡す。
こうして、パウとともに馬で行けることになる。
家に連れ帰されるユンソ。
強圧的に出るカン氏夫人。
望みは懐妊することだ。
一人になったイニョプを狙うホ・ウンチャムの配下。
けれど、サウォリたちが合流し、その時は事なきを得る。
事情を知るムミョン。
不安で見送れないから帰ろうとサウォリ。
サウォリの話が事実ならここで止まらねば、けれど、お前はそれでも行くだろ?と、ムミョン。
どうせ行宮で太上王( テサンワン)殿下の手で死ぬかもしれない、今になって死が怖いと、止まることはできないわと、イニョプ。
それなら私も行くと、サウォリ。
ウンギが太祖(テジョ:태조)李成桂(イ・ソンゲ:이성계)に謁見する。
今上が財産を奪っている最中なので、行宮への資金支援ももう難しくなったと、ウンギ。
望みはなんだ?と、イ・ソンゲ。
殿下の還宮を望みますと、ウンギ。
それは、パンウォンが長い間望んでいることだと、イ・ソンゲ。
殿下に恥辱を晴らす機会を作っているのです、安邊府使(アンビョンブサ:안변부사)趙思義(チョ・サイ:조사의)が1万の兵を以って後方を支援します、主上の龍床を取り戻そうと言うのですと、ウンギ。
また、イニョプについて願いがあるとも。
咸興への道すがら。
もうすぐ誕生日だというサウォリは、4月に生まれたからサウォリだ、簡単でしょと、ムミョンに話す。
妓房(キバン:기방)。
還宮が成った瞬間、主上は我々父子を亡き者にする、もう我々は互いを殺さねばならない最後の戦争をすると、カヒアに話すキム・チグォン。
また、お前が主上の女として残ったとしても、お前が私の患者だと知られれば、お前もまた死ぬだけだとも。
おっしゃってください、私が何をすれば良いので?と、カヒア。
ムミョンとイニョプが咸興行宮に到着する。
御命でやって来たと門で告げるムミョン。
すると、中からウンギが出てくる。
イニョプだけ入るか、二人共帰るかと、ウンギ。
どんな策略だ?と、ムミョン。
そこでウンギは、行宮は自分たちの後援で動いているのだと打ち明ける。
そして、ここでむやみに動かないほうがいいぞとも告げる。
私は大丈夫でしょ?と、サウォリ。
イニョプの事を聞いていたイ・ソンゲは、どれだけ辛かったかと、イニョプを労う。
殿下、何より悔しいのは父の無辜です、殿下の密命を受け忠誠を誓ったことで逆徒とされましたと、イニョプ。
聞くに、辛いことだと、イ・ソンゲ。
なのにどうして殿下は、殲滅しろと言った逆党たちと手を握るのですか?戸判大監とキム・ウンギ父子が、逆党の首魁だとご存知なのですか?と、イニョプ。
また、悔しく死んだ人たちの恨みを一体どの君主が晴らしてくれるのかとも。
私が還宮し次第、父親を伸冤(シヌォン)を成し、お前のだめになった婚礼も上げさせてやると、イ・ソンゲ。
それは不可能です、もう他の女性の夫にと、イニョプ。
もう一人になったと、また合わせてやると、イ・ソンゲ。
望みはこれだったの?また昔に戻ること?と、イニョプ。
お前の身元が回復すれば王子妃に成れるとでも?お前は私と婚礼を上げた身で、賤婢の過去がある、いくら班家の女人に戻ったとしても、王子妃は夢にも見られないと、ウンギ。
王子妃を夢見たことはないわと、イニョプ。
ムミョンは夢見ているだろう、虚しい夢を、ムミョンも私と同じ道を行くはずだ、お前を失い、他の女人と婚姻することになるだろう、その時妾にでも?いや、王子の妾ならよりいいのか?と、ウンギ。
ウンギをひっぱたくイニョプ。
そして、ムミョンの女になれなくても、オラボニの女には戻らないと告げる。
人生は簡単に断定してはダメなのだ、太上王殿下も、一時は満月党の掃討が目標だったが、今は我々の庇護を受けられている、オレたちの人生も再び始まるはずだ、すべての過去を消し、新たな選択ができる機会が開くからと、ウンギ。
いいえ、選択はもう終わったわと、イニョプ。
特別な部屋へお連れしろと、兵に告げるウンギ。
こうしてイニョプとサウォリは監禁される。
外で待っていたムミョンは捕まり牢に入れられる。
オレを殺すつもりかと、ムミョン。
それよりもひどい、主上は、息子と父親が手を握り、自身を打つ最悪の悪夢を見ることになる、その時までお前が生きていてくれねばと、ウンギ。
また、イニョプはお前がおとなしくしていれば安全だ、楽にお過ごしください、媽媽(ママ:마마)とも。
キム・ウンギ!と叫ぶムミョン。
イニョプの道 第18話あらすじに続く
韓国ドラマあらすじ団
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