キム・チグォンにウンギの死を告げるイニョプとムミョン。
ウンギの服を渡し、もう満足されましたか?大監の夢が欲望が欲心が、オラボニをこうさせました、王子だったムミョンは欺瞞の下で生き、私は父を失いました、大監も多くのものを失ったでしょう、一体、こうも多くのものを失い、大監が得たものは何ですか?
朝鮮の子として育ったお前はわからないと、キム・チグォン。
大監は信念に従い生きられ、こうなったのも看過し得ますが、選択し得なかったウンギ若様の生は、それと私の生は、誰が保障するのですか?一体悔しさは誰に問えばよいのですか?と、ムミョン。
龍冠を得られれば、そのすべてのことは解決できたと、キム・チグォン。
オラボニの最後の遺言がなにかご存知ですか?来世では平凡な両親のもとに生まれたいというものでした、オラボニがどんな人かご存知でしょう?誰よりもまっすぐで、温かくて、情の多い人でした・・・
両親には孝子で、情人には一片丹心で、成均館(ソンギュングァン:성균관)の最高の統領でした、大監は今そんな大切な息子を失ったのです、なのにどうしてこうも何でもないようになさっておられるのですか?と、イニョプ。
帰ろう、最も大きな罰を、もうお受けになったとt、ムミョン。
あの世に行かれても、オラボニのそばにはお行きにならないでください、大監は、オラボにのそばに行かれる資格はありませんと、イニョプ。
死ぬ前に高麗の祠堂を整理したいと、キム・チグォン。
ついに、自分の屋敷へ戻るイニョプ。
高麗の祠堂で祈りを捧げるキム・チグォン。
外では賜薬(サヤク:사약)が準備されている。
キム・チグォンは祠堂から出ず、中で首をくくって絶命する。
※大逆罪人にある程度名誉を重んじている死刑である賜薬はありえない!
ユノクや奴婢たちの行き先が伝えられる。
どこかで見たことのある男が、ユノクとユン氏夫人を引き取るようだ。
また、タンジとタンジネ、トクセとケットンイは特別に連れて行かれるところがあると言われる。
あらゆる功を立てたのにもかかわらず、入宮したくないとイ・バンウォンに話すムミョン。
イ・バンウォンは国が安定してないため助力してほしいのだ。
先日頼んだことも、望みは去る自由だったと話すムミョン。
イョプイに会いに行くムミョン。
所感を聞かれ、実感が無い、まだずっと下女のような気がすると、イニョプ。
しきりに仕事をしてるからだろと、ムミョン。
ありがとう、あなたじゃなければこんな日にが来なかったはずよ、もう罪悪感も捨ててと、イニョプ。
忘れない、オレがお前をどれだけ悲しませたか、どんな苦痛を与えたか常に覚えていて、お前に良くしてやると、ムミョン。
また、下賜された奴婢を断った事を問い、この広い家で一人過ごすのかと訪ねる。
すると、タンジたち4人がやってくる。
奴婢を断った理由がこれであり、気心のしれた人たちとの再会に喜ぶイニョプ。
ユノクとユン氏夫人、そしてプンイは、かつてイニョプがシバジ(씨받이:種付け)に出されそうになった令監の家に賤婢として引き取られていた。
意外と世渡り上手なユン氏夫人。
いじけて洗濯しているユノクにムミョン風に接するプンイ。
けれどプンイは長続きはせず、大声で喚くユノク。
クク・ユの墓に参る二人。
耐えてここまで来たのに、そばに誰もいない、お父様もいらっしゃらずサウォリもおらずと、イニョプ。
お前がどうして誰もいない?オレは生きてる人ではないのか?と、ムミョン。
クク・ユに挨拶をするムミョン。
学んだことも持つものはない男だが、イニョプに対する生涯変わらない気持ちを過度に持っている、この世に一人残るこの人を、私が守ると誓う。
誰が勝手に?私は許したことがないわと、イニョプ。
母がイ・バンウォンからもらった簪を、自分の気持だとイニョプに渡すムミョン。
いつまでも待っていられるとも。
サウォリが言ったわ、私は2つの人生を生きてるんだって、班家の令嬢として生きていた時はウンギ・オラボニを愛していて、下女として生きていた時はあなたを愛したってと、イニョプ。
もう下女じゃないじゃないか、キム・ウンギもこの世におらずと、ムミョン。
あなたも2つの人生を生きたじゃない、満月党の暗殺者として、そして奴婢として、私達二人共、これから三番目の人生に遭うのよと、イニョプ。
それなら、三番目の選択をしなければならない時だとこうなのか?と、ムミョン。
カヒアがイニョプに対してイ・バンウォンの意思を告げにやって来る。
ムミョンがこのような状況なのはイニョプのせいだと思われている、両親がおらず一度婚姻しているので嫁に行くのは難しいだろうからと、両家の新郎を用意するとの提案も伝えるカヒア。
殿下の意思は十分にわかりました、けれど選択は私の役目ですと、イニョプ。
どうしてこうも暗いところにいらっしゃるので?と、サウォリ。
もちろん幻想だ。
私が、去らないといけないでしょ?と、イニョプ。
お嬢さん、私がお嬢さんを守って逝くことができて、どれだけ嬉しいか知ってる?ウンギ若様もそうなはずよ、ムミョン・オラボニも王子の誉れより、お嬢さんとともに居るのがより嬉しいはずよ、皆がすべて好きでしているのよ、皆自分の幸せな道に行くんだってと、サウォリ。
ムミョンに膳を用意するイニョプ。
行廊 (ヘンナン:행랑 )時代とは違う感じだと、ムミョン。
その時とは違う気持ちであげるのだからと、イニョプ。
翌朝、イニョプは置き手紙を残して去っていた。
ウンギ・オラボニが与えていった愛、あなたが教えてくれた生、感謝に値する時間だった、それでこのように去るしか無いことを、理解してくれることを望むわ・・・あなたの気持ちを信じられないのでもなく、あなたの望みが見えないということでもないわ、けれどこのように去ることも私の愛だと、どうかわかって・・・とあった。
タンジに尋ねると、夜にどこかにお祈りに行くと言って出たとのことだった。
とある寺で、サウォリ、父、ウンギの位牌に祈りを捧げるイニョプ。
ムミョンがそこにやって来た時には、すでにイニョプはいなかった。
1年後、春画を描いて生計を立てているユンソ。
なかなか商売がうまく行っているようだ。
ヨンチュンは賭場を開いており、そこに懲りもせずやって来るカン氏夫人。
ユンソがタンジ母子に会いにやって来る。
喜ぶタンジ。
ユンソが自分で稼いだ金を受け取り、更に喜ぶ。
ネコヤナギを持ってサウォリの墓に参るイニョプ。
『ネコヤナギ、たくさん咲いたな・・・すでに4月なのか・・・』
イニョプが横を向くと、そこにはムミョンが立っていた。
イニョプの道 おしまい
韓国ドラマあらすじ団
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