中殿(チュンジョン:중전)明成王后(ミョンソンワンフ:명성왕후)の国葬が行われる。
白装束を着て集まっているポンサム以下の接長たち。
興宣大院君(フンソンデウォングン:흥선대원군)李昰應(イ・ハウン:이하응)のしわざ云々で言い合いをしている。
その言い争いを収めるポンサム。
ケットンは僧侶に扮したミン・ヨンイクを連れて明成王后に会いに行く。
偽の葬式まで上げられた明成王后は、姑に殺されると嘆いている。
還宮できるとケットン。
対策はあるのかと、明成王后。
清國から軍を呼び入れて暴徒を鎮圧することを進言するミン・ヨンイク。
同意して一筆書く明成王后。
大きな船と済物浦(チェムルポ:제물포)まで無事に連れて行ってくれる人が必要と、ミン・ヨンイク。
後日、ケットンの仲介により、ポンサムとソンドルに会うミン・ヨンイク。そして、中殿も生きていると話す。また、天だけでなくそなたたちも助けてくれなければと言う。
接長たちと議論しなければならないことだと、即答を避けるポンサム。
碁が打ちたいからという理由でソンドルを残すミン・ヨンイク。
碁を打ちながら、そなたの意志は違うように見えると、ミン・ヨンイク。
それは重要ではなく、都接長の決定に従うだけですと、ソンドル。
ミン・ヨンイクは大院君によって家門を潰されたある一件について話しだす。天主学を信じる者を迫害し、当時都承旨だった宜寧南氏(ウリョン:의령 남씨)が排斥され、その時にそなたの良心も命を失ったのではないか?と。
ケットンはミン・ヨンイクが探しだした人相書きと宜寧南氏の族譜を見せる。
中殿ママを守れ、再び大院君の世の中で行きられると思うか?と、ミン・ヨンイク。
無言で去っていくソンドル。
京畿道仁房にファン客主に案内された興宣大院君の長男・李載冕(イ・ジェミョン:이재면)がやってくる。
朝鮮のためにすべきことがあると、明成王后の人相書きを渡し、捜索を依頼するイ・ジェミョン。
その後、軽率に中殿側につくことを主張するソンドル。
けれど、時勢を見ながら判断しなければならない状況だ。ポンサムは接長を集めて決定すると話す。
納得の行かないソンドルは、お前の意見を聞かせろと言う。
どちらにも付かずに同輩たちが誰も傷つかない、危機から抜け出せる方法を探すことが、俺とお前のすべきことだと、ポンサム。
もう一度考えてみろ、何が本当に大義で何が我々褓負庁のためで、同輩たちのためか!とソンドル。
両班たちがする言い草ををするな、オレたちが生きて食っていくのが重要だ!この危機から抜け出せなければそっくり死ぬんだ!これはお前の友人ポンサムではなく、都接庁チョン・ボンサムの命だ!と、ポンサム。
机をたたき去っていくソンドル。
キム・ボヒョンに会いに行くケットン。
済物浦(チェムルポ)にある彼の船を貸して欲しいと話すと、中殿ママが生きているのでは?と問う、キム・ボヒョン。
自分が知っていることは一つだけ、大監は未だに殺生簿に名があり、いつ首が落ちるかわからないと、ケットン。
混乱が落ち着くまで我々も中国に避難してはどうか?と、メン・グボム。
その話に乗るキム・ボヒョン。
ソンドルは独断で人を動かし、ミン・ヨンイクに合流する。けれど、ソサのこととは別だと、ケットンに告げる。
中殿の書状を持った者とキム・ボヒョンを連れて出発するソンドルたち。キム・ボヒョンは妻だと言って籠を伴っている。
途中、検問に引っかかり、籠を見せろと言われる。
客主人に扮していたキム・ボヒョンはその両班風の言い方で正体がバレてしまう。籠の中は宝飾品でいっぱいだった。そこで蹴り殺されてしまうキム・ボヒョン。
ソンドルたちはキム・ボヒョンを置いて上手く逃げる。
褓負庁に戻ったソンドル。中殿を害すことは逆賊沙汰で、褓負庁が逆賊に加担していいのか!と主張する。
勝手な行動をしたソンドルに、お前は資格が無いと言って褓負庁の任員牌を返すようにと告げるポンサム。また、民乱に介入した罪を問い、一旦縛っておくことに。
馬房の仲間が発見したモノに驚くポンサム。ソンドルの人相書きと族譜だった。その後、ソンドルに会いに行くポンサム。
『ソンドル!これか?お前がオレたち仲間に背を向け、褓負庁の規律を無視して、ミン・ヨンイクの手を握った理由が、これか?』と、ポンサム。
商売の神 – 客主2015 第38話あらすじに続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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