ハ・ジウォン(하지원)、チュ・ジンモ(주진모)、チ・チャンウク(지창욱)主演の韓国ドラマ
奇皇后(キ・ファンフ:기황후)の第28話感想&あらすじ後半です。
あらすじは韓国での放送時のものです。
奇皇后あらすじ
後宮同士の争い
メバク商団から皇后タナシルリへの貢物が届く。内命婦(ネミョンブ:내명부)の物品を扱わせてくれとの賄賂だ。皇太后ではなくタナシルリに届いたのを見て、すでに気勢が皇后にあるとほくそ笑むヨム・ビョンス。
メバク商団には他にも行首(ヘンス)がいるが、よりによってなぜフクスなのかと、遠巻きに見ているペガン。スンニャンを奴隷にしたし、スンニャンはフクスまでも打つのだろうと、タルタル。結果はどうなるか分からないが楽しみだと、ペガン。
貢物をタナシルリのところに持っていくタンギセ。そこにソ尚宮がやってきて、後宮達が争っていると告げる。スンニャンとオ才人が派手に立ちまわっていたのだ。オ才人は自分は行省主(ヘンソンジュ)の娘だと言い、スンニャンは同じ正5品だと言っている。
腕力でスンニャンに叶うはずもなく、オ才人は床に這う羽目となる。スンニャンは今後自分を貢女出身と言うとただではおかないと、他の後宮に警告する。
タナシルリがやって来て事態を収拾し、後で集いをひらくと言って去っていく。後宮たちが集っているところに、ホンダンがスンニャンからの詫びの品だと干し柿を持ってくる。それをただ一人、一日何も食べてないからと口にするオ才人。
毒と干し柿
朝礼。タナシルリは内人の前で争っていたことを咎める。オ才人は謝るが、スンニャンは自分の誤りではないという。
内命婦(ネミョンブ)内でも陛下が守ってくれると思うのか?とタナシルリ。これからは、自分の身は自分で守るとスンニャン。
湯薬が運ばれ後宮たちは飲み干す。スンニャンに対して、『どうか飲まずにおけ』と、心のなかでつぶやくタナシルリ。飲まずにおいてこそ罰を与えられるからだ。けれど、スンニャンは飲もうとする。
その時、オ才人が苦しみつつ倒れる。後宮の一人に銀の簪を渡してもらい、トンマンがオ才人の口に突っ込む。黒く変色し、『毒薬です!』と、叫ぶトンマン。怯える後宮たち。タナシルリたちも狼狽している。
そこにやって来た皇太后は、残りの湯薬を回収し、監察宮女たちに事件を救命させるとタナシルリに告げ退出する。
ヨンチョルとタンギセが皇后殿にやって来る。自分がしたことではないというタナシルリ。タンギセはついに皇太后が罠にかけたのだという。
すでに行省主(ヘンソンジュ)たちの知るところになる。タナシルリがやったという確証はどこにもないし、いざとなれば自分が出て行くと、余裕を見せるヨンチョル。
オ才人が診察を受けている。ヨナは部屋の外で聞き耳を立てる。医員と後宮の会話で、スンニャンが送った干し柿しか食べてないことを知る。
落井下石と苦肉の策
大明殿では毒の見極めが行われるということで、一同が介している。銀の玉を残りの湯薬に入れる調査官。まったく変色しなかったため、タナシルリの嫌疑は晴れる。
ヨンチョルは、行省主も注目していることだから、真犯人を探さなければならないと言い皇太后の方を見る。もちろん疑っているからだ。安堵したタナシルリは自分が主管してそれを行うという。
ぺガンとタルタルがスンニャンの居所にやってきている。決定機を逃したことに言及するペガンに対し、『落井下石』という言葉を用い、一旦井戸に落としておいてこそ石を投げつけることができるのだと言う。
そして、苦肉の策を弄するため、自分を疑わせておいて餌になってこそ、皇后の印章を奪うこともできるのだと言う。
案の定、タナシルリはスンニャンの策に引っかかる。ヨナは調べたことを伝え、干し柿は他の後宮も食べたのだというが、罪人は作るものだと言い計略をたてるタナシルリ。
瞬く間に、スンニャンが干し柿に毒を仕込み、オ才人に食べさせたのだという噂が宮中に蔓延する。
スンニャンは皇太后に会いに行く。噂を聞いたが、噂ごときに気を使うな、わたしも信じないと、皇太后。また、『噂ではありません。オ才人が食べたことも、わたしが仕組んだことです』と言うスンニャンに驚く。
その後、チャン侍郎がやって来ると、高笑いを始める皇太后。笑いをこらえきれないようだ。
暗殺
ワン・ユは妓房(キバン:기방)にフクスを連れてくる。ヨンビスはフクスのことを知らないふりをする。いつ首領に会えるのかと問うワン・ユ。自分も会ったことないし会えないというフクス。
その後、フクスはヨンビスのもとを訪れ、首領からの手紙を渡す。そこには、ワン・ユを殺せと記述されていた。ワン・ユは自分たちのことを知りすぎているから当然だと言い退出するフクス。
ワン・ユを暗殺に行くヨンビス。けれど、ワン・ユは気づいていたのだろう。小刀を持つヨンビスの手をつかみ、逆にヨンビスを寝台に押さえつける。
スンニャン倒れる
再び朝礼。朝礼が終われば、おまえは真犯人として捕縛されるのだと、心のなかでつぶやくタナシルリ。湯薬が運ばれてきて、後宮が飲み始める。スンニャンも飲んでいる。口直しの棗を食べ、指を舐めるスンニャン。
互いに笑みを浮かべるスンニャンとタナシルリ。その刹那、スンニャンが苦しみ始める。そして、オ才人がそうだったように床に倒れてしまう。
驚くタナシルリ。
奇皇后 第28話後半へと続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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