ハ・ジウォン(하지원)、チュ・ジンモ(주진모)、チ・チャンウク(지창욱)主演の韓国ドラマ
奇皇后(キ・ファンフ:기황후:きこうごう)の第37話感想&あらすじ前半です。
あらすじは韓国での放送時のものです。
- 放送開始日:2013年10月28日
- 放送局と曜日:MBC月火ドラマ 50話予定
- 第37話放送日と視聴率:2014年3月11日:視聴率:29.2% 視聴率推移 → 韓国ドラマランキング
奇皇后あらすじ
防御策
『剣をくれ』と、コルタに告げるタファン。続けて、『この剣でわたしもまた死ぬ気で戦う』と言う。コルタも護衛宦官も、それはダメだ、自分たちが命をかけて守るので任せてくれという。
『それなら皆死なないと約束できるか?今からわたしが皇命を下すぞ。お前たちが死んでわたしを悲しませる不忠をするでない。皆生きてヨンチョルを殺し、この栄光を共に享受するのだ!』と、タファン。
『はい、陛下。皇命を承ります』と、コルタ。
詳細を説明してくれという皇太后に、計画を説明するスンニャン。まずは宦官たちに武器を用意させ、オ才人には穀物を入れた俵を作らせ、兵の侵入を防ぐために備えさせる。また、火矢に備えて水を方々に配置する。
武人にどうやって勝てるのかと問う皇太后。都城を突破すればぺガンがやって来るので、それまでが戦いだと答えるスンニャン。『ところで、皇上はどうしてこう遅いのか?』と、皇太后。
そのころ、タファンはヨンチョルと酒を酌み交わしていた。上機嫌なヨンチョルは初めて二人で酒を酌み交わすし、言いたいことを言ってくれ、まだ親政権を欲するのか?とタファンに問う。
『はい、望みます』と、タファン。これでも皇帝なので自ら玉璽を押し皇命を下したいと続ける。そんなタファンに権力とはどういうものかと説くヨンチョル。
自分が居なくて陛下が統治していたら、自分の座にはぺガンが居たことでしょう。自分の有り難みもわからないとはむなしいと、冗談めいて入るものの高圧的な態度を取る。
城門突破
ウォンジンのヨンチョルへの伝令を斬り、ぺガンが判別できるようにと赤い鉢巻をして城門へと進むワン・ユ軍。
城門ではウォンジン軍の守りが堅く、ペガン軍の被害は甚大になりつつある。ワン・ユが出てこない限りはやすやすと落ちる場所ではないため、ペガンは一旦退却を命ずる。
けれどそのタイミングでワン・ユが到着し、場内からウォンジン軍を攻め立てる。思わぬ裏切り者に瓦解し始めるウォンジン軍。その隙を逃さずペガン軍も攻勢に転じる。
場内で対峙するワン・ユとウォンジン。
『一度に突き抜ければ十人の犠牲で成功するぞ!二度で突き抜ければ半分は死ぬことになり、三度攻撃することになれば全員死んで失敗をすることになるだろう。死ぬな!機会はただ一度だけだ!』と、兵を鼓舞するワン・ユ。
互いの剣を交わす将。戦いの最中、なんとか門前に辿り着いたパン・シヌは閂を外しペガン軍を引き入れる。そうなってからの決着は早く、ウォンジンはワン・ユとペガンに切り捨てられる。
反逆
ヨンチョルの元にタンギセから送られた伝書鷹(チョンソメ:전서매)の手紙を持ったタプジャヘがやって来る。それにより状況を把握するヨンチョル。部下をワン・ユとウォンジンの下に走らせ、一日もたせばタンギセが戻ってくるので、城門を死守せよとの指令を出す。
その次にヨンチョルがタプジャへに出した指令は苛烈なものだった。皇太后・タファン・スンニャン・後宮をすべて抹殺しろというものだったのだ。
『天が、皇帝を殺す名分を作ったというのだ。わかったか!』と、ヨンチョル。どういうことか理解したタプジャヘは直ちに王族の抹殺へと向かう。残ったヨンチョルは玉座を眺めニヤついている。
大殿にタプジャヘが到着するともぬけの殻だった。部下が掖庭宮(エクチョングン:액정궁)に行ったようだと言うとむしろ好都合だと言って移動するタプジャヘ。
タナシルリも政変が起きたことを知る。どうすればいいのかと焦っているヨナに、父がいいようにするから構えているだけでいいと笑みを浮かべるタナシルリ。タファンもスンニャンもいない半生の富貴栄華をも思い浮かべる。
後宮たちと合流するタファン。そこにタプジャヘの兵がやってきて戦いが始まる。門が開かないため塀を超えてくる兵。斬り合いが始まる。しばらくするとさすがに劣勢に陥る宦官と後宮たち。そして結局、タプジャヘの兵がなだれ込んでくる。
『ここはわたしが守るから陛下をお連れしろ』と、トンマンに告げるスンニャン。『死んでも、ここで死ぬというのだ。諦めるな!諦めた瞬間、的に殺される!最後まで戦え!!』と叫ぶタファン。
タプジャヘの最後
一方のヨンチョルは玉座に座り、これが天の意志ならば自分が皇帝になると揚々としている。けれどそこに部下がやってきて、逃げなければならないことを告げる。都城守備軍が崩れ、ぺガンが掖庭宮(エクチョングン)に向かったというのだ。一気に落胆するヨンチョル。
タファンたちを追い詰めてほくそ笑むタプジャへ。『剣を捨てろ。私はこの国の皇帝だ。お前たちは恐れもなくどこで剣を翻しているのだ!』と、タファン。
『私の父上が、全て殺せと命令された』と、タプジャヘ。『それなら、誰が私を殺すのだ?』と言い前に出るタファン。そして、『おまえか?おまえが私を殺すのか?』と、剣でそれぞれの兵を指す。たじろぐ兵。
その剣を自分の剣で下げさせるタプジャヘ。笑いながら、『殺せといえば殺せないと思うのか?皇帝の首を跳ねた者に金万両をくれてやるぞ。直ちにすべて殺してしまえ!』と言う。
『陛下、どこにおいででしょうか?』と、ぺガンの軍も到着する。『動くな!そこから一歩でも近づけば、皇帝を殺すぞ』と、タプジャヘ。更に、ペガンに軍を下げさせろ、さもないと皆殺しにするとタファンに言う。
『ヨンチョルの軍に命ずる。今剣を捨て投降するものは助ける。しかし!続けて謀反に加担するものは、妻子父母、兄弟、そして親戚をすべて探し、九族を滅ぼしてやる』と、タファン。
『殺せ』と、タプジャヘ。『剣を捨てろ』と、タファン。『皇帝を殺せというのだ!』と、タプジャヘ。『皇命だ!早く剣を捨てろ』と、タファン。タファンの気勢に押されて次々と剣を捨てる兵たち。
近づくペガン。『近づくな!』と、タプジャヘ。『タプジャヘ。おまえの汚い命をわたしが終わらせてやる』と、ペガン。叫びながらペガンに襲いかかるタプジャヘ。そんなタプジャヘを一刀のもとに切り捨てるペガン。
救出が遅れたことを詫びるペガンたち。『大逆罪人のヨンチョルを捕まえて来なさい』と、タファン。タファンの後ろで涙を流すスンニャン。タルタルと目を合わせ頷き合う。
最後の盃
都城からの脱出の道はなく家に帰ることを選択するヨンチョル。するとそこにはワン・ユの部下が待っていた。都城守備軍がいると喜ぶヨンチョル。部下の一人が状況を告げようとした矢先、その兵をムソンが切り捨てる。
他の兵も殺されヨンチョル一人となる。パン・シヌはワン・ユが中で待っていると告げる。おまえは孫のマハを輔弼する人材と見ていたのに愚かなことをしたというヨンチョル。
『高麗はわたしの全てだ』と、そんな高麗を、自分の夢と未来と希望をかき乱したと、ヨンチョルに恨みをぶつけるワン・ユ。夢はまた見ることができるが、天は同じ機会を二度とくれることはないと、ワン・ユを懐柔しようとするヨンチョル。
高麗王への復位もそれ以上も望めるぞと、ヨンチョル。その後はどうするつもりだと問うワン・ユ。皇帝を殺し自らが皇帝となり、この元凶を作ったスンニャンを八つ裂きにするとヨンチョル。
けれど、そんなヨンチョルの言葉を飲むはずがないワン・ユ。最後の情だと言い、酒を進める。
奇皇后 第37話後半へと続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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