ハ・ジウォン(하지원)、チュ・ジンモ(주진모)、チ・チャンウク(지창욱)主演の韓国ドラマ
奇皇后(キ・ファンフ:기황후:きこうごう)の第38話感想&あらすじ3/3です。
あらすじは韓国での放送時のものです。
奇皇后あらすじ
タナシルリの最後
刑場に行く前のタナシルリとワン・ユが出くわす。ワン・ユに対して恨めしい、信じさえしなければ、惹かれてなければ・・・死んでも許さない、永遠に呪うと涙を流しながら語るタナシルリ。普段の烈火のごとき態度ではなく静かな様子だ。
全て自分を恨んでくれとワン・ユ。あなたにだけは自分の最後の姿を見られたくないから刑場には来ないでくれというタナシルリ。行こうとしたタナシルリは最後に振り返りワン・ユを見る。
刑場にずきんを被せられ引きずられてくるタナシルリ。そこにタンギセとヨム・ビョンスもやってきている。ずきんを取れと命ずるスンニャン。ヨンチョルの娘を殺せと声を張る民衆。動揺するタンギセ。
タナシルリの首に綱がかけられる。タンギセは心の中でタナシルリに許しを請う。『父上、兄上、どこにいらっしゃるのですか?恐ろしいです』と、タナシルリ。
傍らにいるスンニャンは、無念に死んでいったパク才人や同僚たち、そしてピョルに、もうそっと目を閉じて慟哭をやめてくれと心の中でつぶやく。
最後の瞬間、タナシルリは兄タンギセの姿を見つける。『兄上・・・』と言おうとした刹那、足板が外され絶命する。
ペガンの裏切り
後宮達はすでにスンニャンを皇后と呼んでいる。今日一日が過ぎればそうなるはずだからだ。スンニャンもまた、後宮たちの品階を上げることを約束する。
アユシリタラも太子になるのですねと、オ才人。スンニャンはアユシリタラを抱きながら、心の中で我が息子を護ることを誓う。ピョルのように、力がなくて失うことはないようにと。
マハは皇太后が育てていた。マハに食事を与えつつ、高麗の血筋のアユシリタラには太子の座は渡さないと話しかける皇太后。けれど、チャン侍郎はタナシルリの息子であることを危惧している。
そこに尚宮がやってきて、大明殿で皇后冊封の話が行われると伝える。皇太后がやって来るのを待っている行省主たちは、タファンに対して、誰が反対しましょうかと話している。
そんな和やかなムードが一変する。コルタが入ってきて、皇太后が奏請を行っているというのだ。そして外からスンニャンが皇后になることを反対する皇太后の奏請が聞こえ始める。
外に出て皇太后に問いただすタファン。功はよくわかっているが、高麗人というのが反対する名分だ。首に刀をあてがわれても許可する訳にはいかない、自分の意を汲んでくれるまで一歩も動かないと、皇太后。その様子を眺めるスンニャン。
スンニャンに対して心配するな、必ず皇后の座に据えるというタファン。そして、ぺガンを呼び皇太后を懐柔してくれるように頼む。けれど、タルタルが数多くの官吏が反対していることを伝え上疏文を渡す。
その最初に書かれた官職名は大丞相だった。すなわちペガンだ。もしスンニャンを皇后に据えるのなら、そこに書いてある官吏たちをすべて殺さなければならないと、ペガン。
スンニャンはあなたの養女だというタファン。けれど、皇后は代々オンギラトの家門から出てこそ正当性があるので、どうして些細な感情で国を危うくさせられましょうかと、ペガン。
自分が高麗人だからか?ハナからこうするつもりだったのか?と、スンニャン。あなたはヨンチョルへの恨みを晴らすために皇宮に来ました。全て叶えたのでこれ以上は欲心ですと、ペガン。さらに、貴妃にするのが精一杯だともいう。
『はい、大丞相。その意、よくわかりました』と、すんなり受諾するスンニャン。少しタルタルの方を見る。居所に帰りワン・ユの言葉を思い出しつつ高麗王の密書を読む。
パヤンフドゥ(パヤン)入宮
三揀擇(サムカンテク:심간택)が始まる。ぺガンは姪のパヤンフドゥ(パヤン)を入宮させる道すがら、必ず皇后となり陛下の心をつかめというペガン。
タファンが皇太后と散策中に、ちょうどその一行と出くわす。皇太后は事前にその皇后候補がいかに素晴らしいかをタファンに語っていた。
パヤンフドゥが輿から下りタファンに挨拶をする。その様子を眺めるスンニャン。『パヤンと言ったか?そなたが皇后に揀擇されることは絶対にないのだ。それ故、今からでも戻れ』と、タファン。
『陛下わわたしを揀擇するようになるはずです。陛下がこのパヤンの心に入り良かったです』と、笑顔で切り返すパヤンフドウ。
パク・ブラから、ぺガンが高麗の貢女300人を連れてこさせると聞いたスンニャンは衝撃をうける。これで一気にぺガンから心が離れ、ワン・ユに連絡をしろというスンニャン。
手を
密会を行う二人。高麗王の密書を受け取ったことを話す。内容はワン・ユと力を合わせ、高麗のために尽くしてほしいというものだった。それは気にしないでくれと、ワン・ユ。
けれど、スンニャンはワン・ユの予期しないことを言い始める。『わたしの手を握られますか?』と、スンニャン。さらに続ける。
『今まで私の父の恨みを晴らすためにやってきたとすれば、今からはここにいる高麗人のため、そして、私自身のために戦います。私を皇后にさせてください。私の息子を皇帝にさせ、ここで最も高い所に上げなければなりません。 私と手を組まれますか?』と、スンニャン。
奇皇后 第39話1/3へと続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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