ハ・ジウォン(하지원)、チュ・ジンモ(주진모)、チ・チャンウク(지창욱)主演の韓国ドラマ
奇皇后(キ・ファンフ:기황후:きこうごう)
の最終回(第51話)あらすじ3/3です。
あらすじは韓国での放送時のものです。
奇皇后あらすじ
皇太后の死
大明殿で喀血したタファンを寝殿に連れ帰るスンニャン。すべてトンマンに聞いたとタファンに言う。
『どんな話をどのように聞いたのかしらないが、朕は、おまえを置いて死にはしない。わたしの皇后と太子とともに長く幸せに暮らさないとな。死ぬとは誰が死ぬというのだ?』と、タファン。
タファンに抱きつき、再び立ち上がれるようにさせてみせると言い、涙を流すスンニャン。
皇太后殿で湯薬を飲む皇太后。そこにスンニャンがやって来る。感業寺(カモプサ:감업사)に送ると?と、皇太后。
死んで当然の罪だがと、スンニャン。皇宮を去らない、どうしてお前のような高麗女に追い出されねばならない?と、皇太后。そして、直後に血を吐く。
『私は、私は死んでも皇宮の鬼神になるわ。私が去るだと?私がここの、内命婦(ネミョンブ:내명부)の主人なのに、私が!!!』と、皇太后。こうして絶命する。
トンマンが入ってくる。『自害した。死体を焼き、皇宮外に捨てよ』と、スンニャン。
ヨム・ビョンスの死
続いて、ヨム・ビョンスの捕縛が行われる。一旦、高麗村に逃げようというヨム・ビョンス。村民に恨みを買っているが、逃げるには最適の場所だ。けれどその動きを目で追っていたパン・シヌ。
高麗村で彼らを押さえるチョッコとパン・シヌ。ようやくお前の汚い命を終わらせることになると、感慨深げだ。
高麗村の民達は殺せと叫びつつ、引っ立てられるヨム・ビョンスについていく。スンニャンの前に到着するヨム・ビョンス。
『同族の血を吸い込んで、実に長く生きているのだな』と、スンニャン。
『国が民を飢えさせて殺すのに、何でも吸い込んで生きなければならないのではないのか?お前も、お前も生きるために他人を踏みにじってここまで来じゃないか。お前は皇后になり、オレは出世もできず。それがどうして、お前とオレと違うところが何があるんだ?』と、ヨム・ビョンス。
『お前の罪が何か、ほんとうにわからないのか?』と、スンニャン。
『あ~、オレの罪・・・気運が汚く、無いこと、それで、よりによって生まれても、この高麗のようなお粗末な国に生まれたこと。それが罪なら罪だろう。もっとあるなら、どうか教えてくれ。オレが一体何の死ぬべき罪を犯したのか!!!』と、ヨム・ビョンス。
『殺せ、殺せ、元の犬のようなやつ!』と言い、投石する高麗村民。
『オレはヨム・ビョンスだ!お前たちはどれくらい堂々として優れていたのか?この無知で愚かな奴ら!!!』と、叫ぶ。
憤慨した民たちはヨム・ビョンスたちを叩き殺す。直視し涙するスンニャン。どうして泣くのかと問うパン・シヌ。
『国が完全だったなら、ヨム・ビョンスもまた、高麗で良い夫・良い父になったはずです。あの姿もまた、保護を受けられなかった哀しい高麗の民の姿ではないですか?』と、スンニャン。
その後、高麗から連れて来られた貢女たちを見つけたスンニャン。国としては貢女を取っていないものの、高官たちが妾とすることが流行っているのだ。休ませた後、高麗に帰すようにとトンマン告げる。
元の瓦解
数年後、高麗王に兄達が殺されたという報告を受けるスンニャン。確かに皇后さまの兄達は凶悪な罪を犯したが、王になれた恩を仇で返し反元政策を取り、皇后さまを混乱させた罪をあの者に問うと、パク・ブラ。
けれど、元が繰り返される反乱と凶作に苦しんでいると、スンニャン。それでも決断を下してくれと、パク・ブラ。
スンニャンは瀋陽王に対して、高麗王を削除する準備はできたかと問う。『はい』と答える、瀋陽王。
更に数年後、タルタルが戦死したという知らせを受けるスンニャン。反乱軍が大都に押し寄せてきているため、退避すべきだと進言するパク・ブラ。師父の死に涙を浮かべるスンニャン。
タルタルの生前の言葉を思い出すスンニャン。
『敵が黄河を越えました。今防ぐことができなければ、まもなく大都が危険になるでしょう。もし私が帰って来られず、国が、大都が危険になれば、遅滞なく北に行ってください。以前の広大なモンゴル草原が空いています。そこならば、後日を企することもできるでしょう』
タファンの死
タファンのいる寝殿へ行くスンニャン。反乱軍がどうなったのかと問うタファン。『心配なさらないでください。大丞相が勝利の報を持ってきました』と、スンニャン。
咳き込むタファンだったが、その知らせを聞き良かったという。
『陛下、もしかして私と共に北方の草原を走りたくはありませんか?元の都ではないですか。私は陛下とともに、そこに行きたいです』と、スンニャン。
『そうだな、そうだな、私の皇后が望むなら、どこに行けないというのか』と、タファン。外に用意してあると、スンニャン。
『ヤンイ、耳が、耳が痒い』と、タファン。膝枕にタファンを寝かすスンニャン。そして、耳かきを始める。
『私がムスリで初めて会った時を思い出します。陛下は私に耳が痒いっとおっしゃったでしょ。その時私が・・・』と、スンニャン。
スンニャンの手を握るタファン。
『愛している。愛しているヤンイ』と、タファン。
『私も陛下を愛しています。心から・・・私が陛下を・・・』と、スンニャン。
その刹那、スンニャンの手を握っていたタファンの手が力なく落ちる。
呆然とするスンニャン。そしてタファンを抱きしめ泣く。
『心から・・・』
エピローグ
大青島(テチョンド)でスンニャンとタファンをワン・ユが連れに来たシーン。どちらの馬に乗るか躊躇した時のことだ。
本ドラマは奇皇后(キ・ファンフ:기황후)の生涯をドラマ的に再構成しました。
1368年、奇皇后は朱元璋に大都を征服され、北側の草原地帯に退き北元を建国した。奇皇后の息子アユシリタラは北元の皇帝となった。
おまけ ノースケイプ 奇皇后
協賛企業による輪廻後の二人の物語です。本編でのスンニャンは、来世でもその来世でもワン・ユのもとへ行くと言っていましたが・・・。心変わり?(笑)
追記:リクエストがあったので内容をざっくりと訳します。今回は意訳にしました。
650年後。
毎夜同じ夢を見る女性。長い関係の恋人のように優しく見える人。Nのマークのペンダントは鮮明に覚えているものの、起きるといつも彼の顔がぼやけ思い出せない。
そのことをチャット相手に伝える。
カメラを持ったトレッキング中の男性は、目に止まった女性の写真を撮る。部屋のコルクボードにその女性の写真を何枚も張っている。
長い関係の恋人のように、話をしなくてもあなたを感じることができる。けれど、あなたの顔を除けば知っていることがひとつもないね・・・。
チャットが入る。送ってくれた絵は、夢に出てくる男性とだんだん似てくると、感謝する女性。また、昨日もその男性の顔が更に見えたと報告する。
そうして聞かされた情報を元にモンタージュを描く男性。出来上がった絵は自分と瓜二つだった。
頼まれた男性のモンタージュが完成し、来週の小さなギャラリーでの個展に来てくださいますか?と、招待する男性。そこに絵を飾るのだ。
ギャラリーに赴く女性。自分が夢に見た通りの絵がそこにあった。
『夢の中の男性の顔であってる?』
女性が振り向くと、絵と同じ顔の男性がそこにいた。その男性も驚く。チャットの相手は、長い関係の恋人のようだと思った女性だったのだ。
男性の胸で輝くNの文字のペンダントを見て更に驚く女性。
『わたしたち、いつか会ったことがあリますか?』
二人のそばには女性を撮影した写真も飾られていた。
”長い時間を経て、また愛が始まります”
奇皇后 最終回(第51話)3/3へと続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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