東宮殿への嘉礼都監(カレドガム)の設置をソン内官から聞かされ、顔色を失うサムノム。
王宮の見える丘で落ち込んでいるサムノム。
そんなサムノムを見て、存分に悲しんでください、泣くだけ泣き、辛いほどに辛がり、私に来ればよいのですと、心の中でつぶやくユンソン。
丁若鏞(チョン・ヤギョン:정약용)に助力を求めに行くヨン。
ヨンは彼に、忌憚のない意見を言ってもらいたいと告げる。
2つ要件があるとおっしゃっていましたが、残りの一つはなんですか?と、チョン・ヤギョン。
ある女性の話です、私がその女人を逃さないために、先生の助けが必ず必要ですと、ヨン。
尚膳(サンソン)ハン・サンイクの部屋に帳簿を持っていくサムノム。
そこで、サギソウの刺繍の入った手ぬぐいを見つける。
名前を知っている者がそう多くない花なのだがと、ハン・サンイク。
母が好きでした、様子もきれいですが花言葉も気に入っていてと、サムノム。
古い友人が持っていた手ぬぐいだ、別れた妻にあげたものだと言っていたと、ハン・サンイク。
風燈の少女が怪文書を持っていたということで、義禁府(ウィグムブ:의금부)に押送される。
私じゃないと、泣きじゃくる少女。
その様子を目にしたピョンヨンは自分の過去を思い出す。
お腹をすかした民のために穀物庫を開いたことを謀反だと咎められ切り捨てられた祖父のことを。
そして、うずくまって泣いていた自分に手を差し伸べてくれた人のことを。
利用されたはずの少女をかばおうとするヨン。
けれど、その背後に逆党たちが広がっていることを恐れて厳罰を言明する王。
ヨンに会いに行くユンソン。
とても悩みました、臣下として請願を差し上げようか、友として宣戦布告をしようかと、ユンソン。
それで、どんな結論を下したのだ?と、ヨン。
それは邸下がどう出てくるのかによって違うようですと、ユンソン。
一旦聞いてみようと、ヨン。
礼曹で邸下の国婚準備をはじめました、そのすべての過程をそばで見守って、辛がり、けれど、邸下の前では何でもないように笑わなければならない人と、ユンソン。
何の話をするというのだ?と、ヨン。
その人を、私が恋慕しています、その女性が邸下の欲心のために傷つくのを、見たくはありません、いや、見ているだけではいませんと、ユンソン。
ピョンヨンがラオンのことを話さなかったことがバレてしまう。
世子か領相に渡したのか?と問う首領。
辛く生きている女です、それで、知らせたくなかったのです、私が経験した辛さを、何も知りません、ホン・ギョンネに対するどんな情報も得ることはできません、だから、そのまま知らずに過ごせるよう置いてはダメですか?と、ピョンヨン。
間者として送ったときに言った、どんな思考も判断もせずに、たださせるがままにせよと、自らの意思を持って動く間者ほど危険なものはないと!と言い、ピョンヨンを切ろうとする首領。
すると、やめろとの声がかかる。
やって来たのはハン・サンイクだった。
幼いピョンヨンに手を差し伸べたのも彼で、彼こそが真の首領だった。
皆が集まるところにホン・ギョンネの娘を連れてくると、ハン・サンイク。
国婚のことを知っているにも関わらず、ヨンに笑顔を向けるサムノム。
どうして知らないふりをするのだ?いや、どうして大丈夫なふりをするのだ?と、ヨン。
邸下、とても努めないでください、努力しても方法がないことを、それではずっと泣いてだけおられるのですか?と、サムノム。
どうして?このように何もないふりで笑い、水の泡のように消えるつもりだったのか?・・・お前を女人として、私のそばに置くことができる方法を探したと、チョン・ヤギョンからの文を渡すヨン。
え?と、サムノム。
お前がしてくれた話は気にくわない、私がその話を変えるぞ、その二人、とても末永く暮らしたのだ、私たちのようにと、ヨン。
会わなければならない人がいる、明日辰の刻に中門で会おうとヨンに言われていたサムノムは、ヨンが来るのを待っている。
ヨンがやって来たと思って振り向くサムノム。
けれど、驚いた様子だ。
一方のヨンはサムノムのいる場所に向かっていた。
尚膳大人、ここにはどうされたのですか?と、サムノム。
お前を探し、本当に長い時間を彷徨ったなと、ハン・サンイク。
え?私をですか?と、サムノム。
お前にしてやる話がある、ラオン・・・と、ハン・サンイク。
私の名前をどうしてご存知・・・と、サムノム。
その名前をどうしてご存知でしたか?ホン・ラオンと、ハン・サンイクに言うヨン。
雲が描いた月明かり 第11話あらすじに続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント
あま〜くて恥ずかしくなる所がこれでもか!でしたので、休憩しながら視聴していました。翻訳が沢山で丁寧だから嬉しいです。くれぐれも手首を大切にして下さい。