茶を運ぶサムノムが後ろから口をふさがれる。
その先を曲がったところの廊下には、殺された内人が転がっていた。
異変に気づき剣を手に取るヨン。
誰かいないのか?と言い戸を開けると、サムノムを人質に取った10名の仮面の男たちが剣を握り立っていた。
誰だ?と、ヨン。
部屋に入ってくる男たち。
門番の手が血塗られているのを見て、その男たちを斬り、ヨンの居所へ戻ろうとするユンソン。
剣を捨て・・・見ての通り丸腰だ、望むことが何か知らないが、その子を放して始めようと、ヨン。
一旦サムノムを引っ張り、そのタイミングで戦闘が始まる。
直後にやって来たユンソンも加勢する。
圧倒的な強さで敵をなぎ倒す二人。
大半を蹴散らしたものの、ヨンが刀傷を受けてしまう。
ピョンヨンなのか?と、ヨン。
振りかぶる賊。
そこに本当のピョンヨンがやってきて、その賊を斬る。
はい、遅れて申し訳ありませんと、ピョンヨン。
力なく倒れるヨン。
泣きじゃくるサムノム。
知らせを聞き狼狽する王。
その者たちはきっと民心を扇動しより大事を起こそうとするはずなので、民が動揺しないよう自分がいいようにすると、キム・ホン。
キム・ホンはキム・ウィギョたちが起こしたことだとすでに知っていた。
後始末をしっかりやることと、最後まで警戒を怠らないことを肝に銘じさせる。
送った刺客は10名だったのに、死体は9体しか出てきてない状況だ。
キム・ウィギョとキム・グンギョは不安にため息を漏らす。
ヨンを心配するサムノム。
御医に入っていいかと尋ねるもダメだと言われ、容態も教えてもらえない。
どうか、ちゃんと勝ち抜いてください、邸下と、心のなかでつぶやく。
目覚めるヨン。
ヨンは、死体が転がり血で汚された東宮殿から別のところに移されている。
体を起こし・・・私に必ず必要なものがあるので、東宮殿の人を送ってくれと、ヨン。
部屋の外までやって来るサムノム。
邸下、私が来ました、大丈夫なのですか?邸下、とても良くて怖いといった言葉を覚えておられるでしょう?邸下が倒れられる時、とても怖かったです、結局、この幸福は、また奪われ捨てられるのだな・・・という考えで・・・私の手、絶対離さないでください、私も絶対離さないのでと、サムノム。
部屋の戸に触れたサムノムの手に、誰かの手が重なる。
ヨンだ。
そして、後ろからサムノムを抱きしめる。
無礼だ、私の許しなしにお前の幸福を奪っていく者はいないのだ、だから泣くな、この手、絶対離さないからと、ヨン。
涙するサムノム。
サムノムに通符を渡し・・・いつまでに戻ってくるのだ?と、ヨン。
人定(インギョン:인경) が打たれる前に・・・と、サムノム。
だめだ、日が沈む前に戻れ、日が沈む前までに、どんなことがあっても私の目の前にいなければならない、わかったか?と、ヨン。
はい、邸下と、サムノム。
ラオンが世子のそばにいるということが恐ろしく、すぐにでも二人で発とうとするラオンの母。
うちのラオンと世子邸下が、互いを情人として抱いているというのが、それがどんな意味なのか、本当にご存じないのですか?と、ラオンの母。
すでに蝋燭をつける時間となっていた。
夕講(ソッカン:석강 )のための準備をしろとチョン内官に告げるヨン。
日が沈む前に帰って濃いと、あれほど言ったものを!
その酷い運命から抜け出そうと、どれだけ努めたか、その美しい子をきつく殴りながら男の子として過ごさせたのに、これ以上、一刻でもそちらに置くことはできません、誰でも一人、うちのラオンがホン・ギョンネの娘ということを知ってしまったら!と、ラオンの母。
二人の会話を外で聞いていたラオンが、血の気が失せた様子で中に入ってくる。
以前した会話を思い出しながら、サムノムの帰りを待つヨン。
もしだ、とても厳しい瞬間、何かを離さねばならなら、それが私であってはならない、約条することができるか?と、ヨン。
心配なさらないでください邸下、私が邸下の許し無く、どこへ行くのですか?と、サムノム。
長く待たれましたか?邸下?と、サムノム。
雲が描いた月明かり 第13話あらすじに続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント
久々にリアルタイム視聴をしていますが、私の聴き取り力では細かい部分まで拾いきれないので、丁寧な翻訳に感謝感謝です〜。
ピョルクデの時以来、リアルタイム視聴をする時は必ずお世話になってます。ありがとうございます!
明日の13話が今から楽しみです。