月を眺め、サムノムとの会話を思い出すヨン。
王宮で見る月はあのような姿なのですね~と、サムノム。
それがその月だろ?他にあると?と、ヨン。
幼いころ、社堂牌(サダンペ:사당패)について、あちこちに通ったのですが、私は地方ごとに月の姿がすべて違うのが思ってました、嶺南地方の月はまんまる、湖南地方の月は三日月と、サムノム。
留まるところを、そんなに転々として行きていたのか?と、ヨン。
はい、おもしろいでしょう?邸下は、そんな突飛な考えをしたことはありませんか?と、サムノム。
ないな、太陽や月、二十四節気のようなものは。5歳なら誰でも知っていることだ、どうしてそう愚かな考えを・・・と、ヨン。
はい、はい、チッ!と、サムノム。
冗談だ、お前に初めて言うのだが、私はお前より更にバカだった、幼いころ、私は王宮がこの世のすべてだと思ってたんだ、朝鮮で最も高くて狭い井戸が、私が育った王宮だと、ヨン。
私が良いですね、朝鮮で最も低くつまらないですが、私は大きい川だけで遊んだんですが~と、サムノム。
ラオン、王宮で見ようが泮村(パンチョン:반촌)で見ようが、月はただ月なのではないか?私が世子(セジャ:세자)であろうと、お前が何であろうと、いつどこにいようと、私たちの心だけ同じならば良い、あの月のようにと、ヨン。
はい、邸下と、ラオン。
ラオンもまた月を眺め、同じことを思い出していた。
邸下・・・と、ラオン。
公主を生む中殿(チュンジョン:중전)。
そして、顔も見ずに片付けろと言う。
安東金氏(アンドンキムシ:안동김씨)では大君の誕生を喜んでいる。
そして、さっそく東宮電の主人を変えようと、キム・ウィギョ。
口に気をつけろと、キム・ホン。
キム・ウィギョは礼曹判書(イェジョパンソ:예조판서)趙萬永(チョ・マニョン:조만영)の態度が気になり、そう言っているのだ。
また、ハヨンが世子嬪(セジャビン:세자빈)にでもなると厄介なのもある。
急ぐことはない、その座に誰が座ろうと・・・と、キム・ホン。
ソン内官が生まれたばかりの公主を男に渡す。
何処かへ連れ出すようだ。
その男の後をつけるユンソン。
急接近するミョンウン公主と、チョン若様。
けれど、少し気が急いていたチョン若様はひっぱたかれてしまう。
大君の誕生に対する祝いの言葉を述べるヨン。
世子にとってまた別の大君の誕生は嬉しいだけではないことはよくわかっていると、王。
尊く高いほどに保つことが危険なのが王の地位と言いますが、今まさに世の光を見た私の弟です、ご心配をお収めくださいと、ヨン。
女人の服を持っていて世子が庇ったサムノムが消えたことをソン内官から聞き、それをヨンにぶつけるキム・ウィギョ。
ヨンはヨンで、東宮殿を襲撃した刺客の遺族にキム・ウィギョから金塊が流れたことを突っ込む。
キム・ウィギョから申し訳ありませんと聞き、申し訳ない話を始めもするなと、キム・ホン。
月が綺麗だと、ユンソン。
そして、もう少し近くに見ますか?と、双眼鏡を渡す。
月を見ながら、ヨンとの会話を思い出して涙するラオン。
遠くにいる誰かに会いたいのですねと、ユンソン。
いいえ、月が籠ほどに見えて不思議でと、ラオン。
キム・ホンが謎の男を呼ぶ。
ラオンの真相を知った安東金氏。
捕まえるには手遅れだというキム・ウィギョだったが、逃げたのなら捕まえればいいのではないか?と、余裕のキム・ホン。
その後、入宮し、ラオンが東宮殿襲撃の手引をしたと話し、心配なさらないでください、手足を切っても連れてきますとヨンに告げる。
また・・・まさか、邸下もご存知でしたか?とも。
ラオンへの猜疑心も芽生えそうな自分を、話にならないと否定するヨン。
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