揀擇(カンテク:간택)の結果、ハヨンが世子嬪(セジャビン)に選ばれる。
ひたすら恋慕すると、王に答えるハヨン。
こうして世子嬪としての教育を受けることに。
母から禁婚令が解かれたと聞くラオン。
それがヨンのもので、婚礼式だけ残っており、世子嬪にはハヨンがなったことも知る。
花園。
ラオンが来たと錯覚するヨン。
けれど、それはハヨンだった。
どうしてそう驚かれるのですか?と、ハヨン。
別宮にいなければならないのでは?と、ヨン。
お聞きになられましたか?と、ハヨン。
世子嬪に揀擇されたことか?聞いたと、ヨン。
真心を込め邸下を輔弼いたしますと、ハヨン。
取引なだけなのに、そこまでは必要ないと、ヨン。
邸下が治世を広げてこそ、私どもの家門にも良いことではないでしょうか?と、ハヨン。
私もまた取り引きをする者として、せねばならない道理に最善を尽くす・・・代わりに一つだけ約束せよ、ここに入ってこないでください、二度とと、ヨン。
再びラオンの元へやってくるユンソン。
いらっしゃらないようにと申し上げたではないですか・・・私は、ナウリを見るのがとてもつらいです、邸下をしきりに尋ねたくなるから、忘れなければならないのに、知らずにいなければならないのに、しきりに知りたくなります・・・
よく食べ、よく眠られているのか、病んでいるところはないのか・・・私にこのように良くして下さるナウリに、しきりにこんなことを尋ねたい私が、とても嫌ですと、だから来ないでください、どうかと、ラオン。
大丈夫です、私も心のなかで幼稚な考え毎日するから・・・この地獄のような日々が過ぎたら、ホン内官がもしかして私に、気持ちをくれないだろうかと・・・お泣きください、期待も勘違いもしませんと、ユンソン。
泣かないようにしてたのに・・・心がとても痛いです・・・と、号泣するラオン。
何かを放さねばならないなら、それが私ではダメだ、約束できるか?と言ったときのことや、最後の夜のことを思い出すヨン。
そして、一人涙する。
ラオンのもとに尚膳(サンソン:상선)ハン・サンイクの遣いがやって来る。
受け取った文には、王宮でできない父に関する話しがあり、場所と時刻を書いて送ると書かれてあった。
あの女子の場所を知っているならすぐに連れてこなければならないのでは?と、キム・ウィギョ。
あの女子はすでに捕まえたから、これからその子を利用して、他の大きな計画を立てねばならないのでは?と、キム・ホン。
それなら世子に触れると?と、キム・ウィギョ。
もしも世子が王宮外で逆賊の娘と内通していた、そうなればどうなる?と、キム・ホン。
ラオンの目の前に現れるヨン。
ラオンの家を囲む軍勢。
今にも突入しようとしている。
私がお前を、絶対許さない・・・
そう言って歩みを進め、ラオンを抱きしめるヨン。
雲が描いた月明かり 第15話あらすじに続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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