意識が回復しないピョンヨンを見つめているヨン。
いつ頃私の挨拶に答えてくれるのだ?と語りかける。
ピョンヨンは丁若鏞(チョン・ヤギョン:정약용)の屋敷にいた。
すでに傷は癒えているが意識を取り戻さない状況だ。
ちょっと休みたいようだと、ヨン。
邸下に会う心の準備をしているのでしょうと、チョン・ヤギョン。
ラオンのことは何の消息もありませんか?と、ヨン。
残念ですか?と、チョン・ヤギョン。
いいえ、 おかげで時間が経つのも忘れ、おもしろく遊んでいるではないですか?尻尾つかみ遊びと、ヨン。
キム氏への金や土地の流れなどを監視しているのだ。
けれど、尻尾が明らかになったと、狩りが終わるのではないでしょう?尻尾だけ切って逃げていくこともあるので、注意なさってくださいと、チョン・ヤギョン。
肝に銘じます、私は準備がすべてできています、先生も政党にできる穴を埋める準備をしてくださいと、ヨン。
ソン内官から本当の自分の子が生きていることを聞かされる中殿。
キム・ホンに出くわすヨン。
廃位されることが必ず不幸ではないと、キム・ホン。
領相を朝廷に残してはおけないと、ヨン。
チョン・ヤギョンの前に現れるラオン。
そして、ピョンヨンのところへ行く。
キム兄、私です、サムノム、私が来たのに、ずっとこのように寝転んでいだけいるのですか?キム兄、初雪が降れば王宮はどうですか?チャヒョン堂の広い庭がすごく美しいようだけど?と、ラオン。
綺麗だ、すごくと、ピョンヨン。
キム兄、目覚めたのですか?と、ラオン。
未だに言葉が多いなと、ピョンヨン。
チャヒョン堂で色々と思い出しているヨン。
そこにハヨンがやって来る。
失望されましたか?私で?と、ハヨン。
いや、少し驚いただけだと、ヨン。
実は近ごろ心痛しましたと、ハヨン。
嘉礼(カレ:가례)のせいで?と、ヨン。
邸下が心の中に置く情人を知ったのです、取り引きだけだと世子嬪(セジャビン:세자빈)の座を得ておいて、今になって他のものに欲心を出せば、滑稽でしょう、それで、再び私の本分に忠実であろうと、その女人のように邸下の心を慰労して差し上げることはできませんが、世子の座を守れるように、助力者として残ります、最後まで邸下のそばにいる人は、私だからと、ハヨン。
甥のユンソンを呼ぶ中殿。
中殿媽媽(ママ:마마)、いえ、叔母様、私がすべての真実を知っても今まで堪えているのは、認めたくはありませんが、このつまらない血筋のせいでした、それでも、一度くらいは会いたがると思いましたが、権力のために無惨に捨てたママと殿下の子供ですと、ユンソン。
黙れ!と、中殿。
自ら吐露なさってください、それが私がママに施す最後の好意ですと、ユンソン。
その会話を外で耳にするキム・ホン。
チョン若様が、刺客を集めたものを捕らえることに成功する。
便殿へ入るヨン。
どこに行っているのかと父王に問われたヨンは、吏判(イパン:이판)の言うとおり妓房も行き賭博場へも行きましたと答える。
民に耳を傾けてこそ聖君になれるのでとも。
その民とは妓女と賭博師たちですか?と、キム・ウィギョ。
そうだ、どうした?何か間違ったか?と、ヨン。
世子の廃位を王に乞う臣下たち。
妓房と賭博場で聞いた面白い話を一度聞いてみるか?と、ヨン。
中殿が妓房へ来ている。
ユンソンが子供を預けたのは、中殿の実母だった。
その実母を冷遇する中殿。
その母は、子を探しに来たという中殿に、王宮から来た人が連れて行ったと答える。
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