人相書きをばらまき始めるヨン。
その人相書きが全て目をつぶっていることをいぶかしがるキム・ウィギョ。
それは東宮殿を襲撃して死んだ刺客たちだった。
そこに、刺客を集めた男を連れてくるヨン。
そして、その男は、キム・ウィギョとキム・グンギョが黒幕だと証言する。
二人は義禁府(ウィグムブ:의금부)に引っ立てられて行く。
キム・ホンを凝視するヨン。
そして、チョン・ヤギョンとの会話を思い出す。
尻尾だけ切って逃げるのを阻もうとするなら、どうすれば良いですか?と、ヨン。
とても体躯の良いトラは、一度に捕まえるのは簡単ではないでしょう、先に右腕、次に左腕、最後に頭を切り出される時まで、絶対油断されてはなりませんと、チョン・ヤギョン。
その後、キム・ホンに女人の人相書きを見せるヨン。
子を産んで死んだ宮女のものだ。
ついに子は見つけられなかった、隠された事情は何なのか?この女人、気にならないか?と、ヨン。
世子が宮女に子の世話を頼んでいたのを、あまりに可愛いと一緒になって世話しているハヨン。
自分の子だと気づき、いたたまれない中殿。
痛くないのか?どうして寝ているのが長かったのだ?と、ヨン。
邸下に会う名目がなかったようですと、ピョンヨン。
私と、愛する女人まですべて守ってくれたではないか、なにより、こうして戻ってくれてありがとうと、ヨン。
あいつ、時々ここに尋ねて、私を看病しますと、ピョンヨン。
すべての準備を終えれば、また私のそばに連れてくるだろう、私のそばで以前のように笑い騒ぎ、幸せになれるようにしてやる、もうほとんどできた、そうなれば、私たち三人、再びチャヒョン堂に入り座って、一杯やるか?と、ヨン。
その会話を建物の影で涙を浮かべつつ聞くラオン。
どうしてイ氏の血筋でない子供を王位に上げようとしたのだ?と、キム・ホン。
王室を陵辱なさらないでください!その子はたしかに私が産んだこの国の大君ですと、中殿。
はい、王宮の皆がそう信じているでしょう、誰も疑うことはできないでしょう、今後もずっと努めねばなりません、もしもそうできないときには、死を免れる道はないからと、キム・ホン。
今までお父様と呼んでいたのに領相と呼ぶ中殿。
そして、領相は無事だと思うのかと、卑しい自分を中殿にした謀反の罪を問う。
完全に仲違いした様子の父娘。
礼節が分からない頃は、邸下がとてもうらやましかったです、いくら気勢のある勢道家だとしても、結局臣下であることは同じではないですか?と、ユンソン。
わかってる、それで、私はいつも友が満たなかったのではないか?いくら親しくしても、お前たちには・・・と、ヨン。
結局は頭を下げねばならない世子邸下でいらっしゃるのでと、ユンソン。
それで私たちは、このようにになるほかはなかったのか?お前、ビョンヨン、そして私、どうして戦わなければならないのか・・・と、ヨン。
祖父から、キム氏家門の嫡統者の座からいつも逃げたかったです、お信じになるかわかりませんがと、ユンソン。
信じるぞ、私もまた捨てることができるなら、捨てたいことが多かったから、私はすべきことをすると、ヨン。
正しいと感じた事をなさってくださいと、ユンソン。
ただし、お前を傷つけるかと、それが心配だと、ヨン。
私も心配です、私の家門を守りたくなるかと、ゆえに、もしかして何か起こったとしても、申し訳ないという考えをする必要はないようです、邸下も私も、互いに知らずに始めたことではないですからと、ユンソン。
ヨンは短命で、ユンソンにこそ聖君の格が備わっているとの8年前の観相を思い出すキム・ホン。
どうせ李氏の血筋を取り替えひっくり返すのなら、しっかりした主人を座らせなければ・・・と、心のなかでつぶやく。
そこにユンソンがやって来る。
湯薬に誰かが細工をした様子。
ハヨンが気味尚宮(キミサングン:기미상궁)を連れて湯薬を持ってくる。
気味は問題なかったが・・・。
嬪宮(ピングン:빈궁)としての役割だけは粗相がないよう助けてください、邸下と、ハヨン。
気乗りしなかったが、そう言われると飲むしかないヨン。
銀の指輪が変色したため、急いで止めるハヨン。
けれど、ヨンはすでに湯薬を飲んでおり、そのまま倒れる。
雲が描いた月明かり 最終回(第18)話あらすじに続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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