イ・ジュンギ、ムン・チェウォン、ソン・ヒョンジュ主演tvN水木ドラマ
クリミナル・マインド(クリミノルマインドゥ:크리미널마인드)
の最終回視聴感想(あらすじ含む)です。
クリミナル・マインド キャスト・登場人物紹介 イ・ジュンギ、ムン・チェウォン、ソン・ヒョンジュ主演韓国ドラマ
クリミナル・マインド 作品データ
- 韓国tvNで2017年7月26から放送開始の水木ドラマ
- 脚本:ホン・スンヒョン(홍승현)
- 演出:ヤン・ユノ(양윤호) 『アイリス』
- アメリカのドラマ『Criminal Minds 邦題:クリミナル・マインド FBI行動分析課』が原作
- あらすじ:犯罪者の立場から彼らの心理を貫くプロファイリング技法で、連続殺人事件を解決していく犯罪心理捜査ドラマ
クリミナル・マインド 最終回視聴感想(あらすじ含む)
まずは視聴率から。
主演俳優も一流で、アメリカのドラマのリメイクということで4.187%という上々の数値でスタート。
けれど、それが最高視聴率となり、第11話には2.036%まで下落。
後半は若干持ち直して、3.048%でのフィニッシュとなりました。
期待値は高かったものの、蓋を開けてみるとそうでもなかったということです。
とはいえ、地上波の一角をずっと崩した結果は評価できます。
視聴率グラフはこちら → 韓国ドラマランキング
制作陣も俳優も一流なのにヒットしなかった要因は何だったのでしょう?
まず一つ目にあげられるのは、原作から大きく逸脱したことでしょう。
はっきり言ってタイトルだけが同じで、要所要所は全く異なる作品でした。
ヤン・ユノPDが制作したことからもわかるように、副題をつけるなら『アイリス3』と言ったところ。
テイストは完全にアイリス系でした。
二つ目に、初期の段階であまりにもチーム員や親族・知人が巻き込まれる事件が多発したことが挙げられるでしょう。
あれだけ濃い偶然が重なりまくると、視聴者はうんざりしてしまいます。
また、各要員があまりにも背景を持ちすぎました。
問題を抱えた人間でないと要員になれないの?といった印象。
三つ目に、制作陣の内部軋轢があります。
当初、ヤン・ユノPDとイ・ジョンヒョPDの共同制作の予定でした。
イ・ジョンヒョPDは昨年2016年にチョン・ドヨン主演のtvN『グッドワイフ』で6.232%の最高視聴率を獲得した実力者。
過去の作品を見ても、人物像の構築を担当したのではないかと思われます。
そんな彼が制作会社との意見の相違を理由に抜けてしまい、人物描写がずたずたになってしまいました。
四つ目に陳腐な脚本が挙げられます。
これは一つ目の指摘にかぶることですが、脚本を韓国化したことで、オリジナルとは別物となり陳腐化してしまいました。
各要員に背景を持たせておいたものの、それが全く生かされず、完全にスルーされた前フリまでありました。
最後にリッパーを仕留めたのはいいとして、一旦逮捕しておいて途中で脱走されるってなんですか?
あそこで視聴意欲がかなり削られました。
また、プロファイラーがまるで預言者のような描かれていたことも、陳腐さを助長させた一因となりました。
あらゆる選択肢とマージンを残しておいてこそのプロファイリングなのに・・・。
このような要素もあり、主役級俳優を揃えたにも関わらず低視聴率に終わってしまったのです。
もっとも、予算をかけていなければこの数字でも良かったのかもしれません。
ケーブル系のドラマではよく見る数値です。
けれど、諸説あるものの、100億ウォン~200億ウォンの予算を投じたと言われています。
はっきり言って大爆死です。
これまでケーブル系は、少人数で深い演技を見せる手法を取っていました。
同局が2016年に放送した『シグナル(시그널)』などがまさにそうで、緻密に作ればケーブル系でも、12.544%の高視聴率を獲得できることを証明しました。
しかも余計な版権費用の掛からないオリジナル作品で。
それなのに『クリミナル・マインド』はリメイクでこの惨敗。
目も当てられません。
今後日本に入ってくるかは定かではありませんが、イ・ジュンギファンの女性以外はスルーする人が多いのではないでしょうか?
男性は・・・アクション好きだと目が肥えていて、クオリティーにがっくりしそうです。
文責:韓国ドラマあらすじ団
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