ナムグン・ミン、ユ・ジュンサン、オム・ジウォン、ムン・ソングン、チョン・ヘビン主演のSBS月火ドラマ
捏造(チョジャク:조작)
の最終回視聴感想(あらすじ含む)です。
捏造 キャスト・登場人物紹介 ナムグン・ミン、ユ・ジュンサン、オム・ジウォン主演韓国ドラマ
捏造(チョジャク:조작) 作品データ
- 韓国SBSで2017年7月24日から放送開始の水木ドラマ
- 脚本:キム・ヒョンジョン(김현정)
- 演出:イ・ジョンフム(이정흠)
- あらすじ:社会の不条理に対する現実を暴く記者たちの姿を描いたドラマ
捏造(チョジャク:조작) 最終回視聴感想(あらすじ含む)
全32話(実質16話)が終了しました。
常勝ナムグン・ミン主演ドラマということで初回からぶっちぎりの一位。
そのまま一度も一位を譲らずにフィニッシュしました。
ナムグン・ミンのサスペンスということで期待値は高かったものの、初回の12.6%という数値を一度も越えることなく終了しています。
途中若干の中だるみがあり、後半やや上昇して12.4%のフィニッシュでした。
視聴率グラフはこちら → 韓国ドラマランキング
ずっと一位をキープしたのだから一応成功したドラマなのです。
だけど、初回に12%越えをしているので、せめて15%は越えてほしかったというのが本音です。
では、どうしてそこまで伸びなかったのでしょうか?
演技については、戦犯になりそうなグダグダな演技をした俳優は見当たりません。
ナムグン・ミンを筆頭に、クオリティーの高い演技を見せてくれました。
ユ・ジュンサンがモゴモゴ喋るのは気になったものの、いつものことなのでマイナス要素にはならなかったでしょう。
ということは、やはり脚本と演出にそこまでのクオリティーがなかったということに。
サブ俳優たちが全く生きていなかったと思いませんか?
愛国(エグク)新聞の記者でムヨンの友人イ・ヨンシクを演じたキム・ガンヒョンや、冤罪で事件に巻き込まれた男性ユ・ソヌを演じたイ・ジュスンなんて、ヒット作に出演してはいい味を出しているのに、今回はその他大勢という感じでした。
女性だと、『トッケビ』でトッケビ姐さん役で出演していたパク・ギョンヘが、愛国心分のソ・ナレとして出演していましたが、やはり、その他大勢の中に埋もれていました。
彼らのような脇役にも個性をもたせ一段引き上げるのが制作陣の腕なのでしょうが、今回のキム・ヒョンジョン作家は、さすがにキム・ウンスク作家のような豪腕ではありませんでした。
細かいところだと、柔道の国家代表だったムヨンの格闘能力が低かったのも気になりました。
柔道って格闘技の中では致命的な攻撃ができない印象を持つかもしれませんね。
けれど、ストリートでは最強の部類に入るのではないかと言われています。
柔らかい畳ではなくアスファルトに投げつけると、相手は致命傷を受けるんです。
男子目線だと、そのような描写を期待するのですが、そんな期待を満足させるには至りませんでした。
結局スッキリしなかったのは、一連の事件の背後にいるカンパニーのボスキャラが出てこなかったこと。
サヘ財団と国家安全企画部により孤児院ミドゥムウォン(信頼園とか信頼院)の子供たちが殺戮兵器として育てられていたという事実が背後にあり、計画の中止を受けてミドゥムウォンには火を放たれる。
この不幸がさらに不幸を呼び一連の事件に発展する。
隠蔽の実行犯だったク・テウォンやチョ・ヨンギは逮捕されたものの、その背後が未だ野放しの状態。
最後のシーン。
そのボスキャラに通じることになりそうなタブレットPCを発見するイ・ソンミンとムヨン。
ここでドラマは終了するわけですが、スッキリとしない終わり方には伏線があって、このタブレットPCがシーズン2へのトリガーになるのではないかとの見方も散見されます。
実は、タブレットが出てきたのは、実際にタブレットPCがトリガーとなりパク・クネ大統領が罷免されることに繋がったチェ・スンシル事件を連想させるためとも言われているんですよ。
もし、チェ・スンシル事件を再現したシーズン2なら、食い入る様に見ることができるかもしれませんね。
最終評価:BSの再放送まで待ってもOK。佳作かな。
文責:韓国ドラマあらすじ団
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