第10話
チュウォン君の犬ではなくアモゲの兄弟としての生き方を選択したホ・テハクは、キルドンたちをチュウォン君の世話係として呼び寄せる。
オリニの花靴をアモゲに渡すオプサン。
どうやらキルヒョンとオリニが死んだようだと話す。
このことは自分とキルドンの事だから話すなと、アモゲ。
カリョンが寝言で言ったオラボニ(お兄ちゃん)の言葉に、オリニを思い出すキルドン。
花靴を握りしめて涙するアモゲ。
いたたまれない気持ちになり木を殴り続けるキルドン。
その木が裂けているのを遠巻きに見て、赤子将帥(アギチャンス:아기장수)としてのキルドンが戻っていることに気づくアモゲ。
自分もキルヒョンもオリニも全て忘れて羽ばたけ、父は国がするなということを多くして生きた、お前は父とは違う、おまえは明るいところへ行け、王に傅けとも。
けれど、家族を捨てられないキルドンは、チュウォン君を捕まえるまで何も出来ないと、父の頼みを断る。
ソンビはパク氏が下野したのは、魯山君(ノサングン:노산군)が世祖(セジョ세조)に譲位した時なのだろうと話す。
科挙を受けることを助けるとも。
それを断り去るキルヒョン。
その後、イクファリからやってきた褓負商(ポブサン:보부상)に会う。
そして、父は死に、兄弟たちの生死はわからないという情報を聞く。
家族を失ったと思ったキルヒョンは、書院に戻り援助を受け科挙の及第を目指すことに。
チョンハク(スハク)に対して、パク氏と親しくするなというチョ・チャムボン夫人。
魯山君(ノサングン)のことで山に入ったのなら王がよく思わないというのが理由だ。
けれど、キルヒョンと親しくすることになる。
名はチョ・ジョンハクで幼いころの名は他にあると聞かされるキルヒョン。
キルヒョンの別名はパク・ハソンだ。
ノ・サシンを門外で弾劾する儒生たち。
彼らはただ自分がより君子だと見せたいだけなのだと尙傳(尚伝:サンジョン:상전)金子猿(キム・ジャウォン:김자원)に話す燕山君(ヨンサングン:연산군)。
臣下たちとの対決に躊躇する燕山に、殿下はすでにこの国の主人ですと焚き付けるキム・ジャウォン。
ノ・サシンに対する鞠問を主張する臣下たち。
先代王の意に従わないのが不忠なら、私の意に従わないのは何なのだ?ひょっとして私はこの国の王ではないのか?儒生たちもそなたたちも王と思っていないのか?と、燕山。
そして、主導する儒生イ・ゴンを外方付處(ウェバンブチョ:외방부처)し、それに従う者を一定期間科挙を受けられない停挙(チョンゴ:정거)とし、今後儒生を庇護するものは自分の臣下ではないと告げる。
燕山に迎合する臣下たちは威厳のある決断だと声を合わせる。
王の威厳を示せたと思った燕山だったが、臺諫 (テガン:대간)たちがの闔司(ハプサ:합사)して辞職を請うているとの連絡を受ける。
自分が廃妃尹氏(ペビ ユンシ:폐비 윤씨)の血筋だから臣下が従わないのだと嘆く燕山。
キム・ジャウォンに声をかけるコンファ。
賭けをしましょう、自分が殿下を慰労できなければ、自らの足で掌楽院(チャンアグォン:장악원)を出る、いや、罰を受けると告げる。
チュウォン君に従い漢陽(ハニャン:한양)に到着するキルドンたち。
商人だったキルドンの顔を知っている女が声をかけてくる。
正体がバレそうになった時、逃げたはずのヨンゲとセゴルが機転を利かせ、頭がおかしくなったのだといって女を連れて行く。
しばらく声がかからず焦っていたチュウォン君だったが、ようやく燕山に謁見することに。
けれど燕山は、自分もチュウォン君がいるような所へ行き過ごしたいと話し、チュウォン君に帰郷の許可を出すことはしなかった。
落ち込んで部屋を跡にするチュウォン君だったが、後を追うように御札(オチャル:어찰)が届く。
そこには、チュウォン君をそばに置けない状況を残念がる燕山の本心が書いてあった。
恐れ多さにひれ伏すチュウォン君。
チョ・チャムボンを自らの手で殺したことを話し、一度手を血に染めたら以前には戻れない、それだけでなく戦いに終わりがない、チュウォン君のそばにチョ・チャムボン夫人がいたと父が言っていたことを思い出すキルドン。
寝ているチュウォン君に瓶を投げつけたかったが、人に指さされて罪の対価を払う姿を見なければと、思いとどまる。
アモゲが育て別監にまで仕立て上げた男と接触するキルドン。
そして、王の情報をくれと要求する。
科挙を受けるキルヒョン(ハソン)に対して、重要なのは殿下の心だと助言するソンビ。
ついに・・・燕山の前で舞を披露するコンファ。
文責:韓国ドラマあらすじ団
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