チャン・ヒョク(장혁)、オ・ヨンソ(오연서)、イ・ハニ(이하늬)、イム・ジュファン(임주환)主演のMBC月火ドラマ
輝いたり狂ったり(ピンナゴナ ミッチゴナ:빛나거나 미치거나:邦題 輝くか、狂うか)
の第1話視聴感想(あらすじ含む)です。
輝いたり狂ったり(邦題:輝くか、狂うか) キャスト・登場人物紹介 チャン・ヒョク、オ・ヨンソ主演韓国ドラマ
輝いたり狂ったり(邦題:輝くか、狂うか) 作品データ
- 韓国MBCで2015年1月19日から放送開始の月火ドラマ
- 脚本:クォン・インチャン(권인찬)、キム・ソンミ(김선미)
- 演出:ソン・ヒョンソク(손형석) 『2Weeks』『個人の趣向』
- あらすじ:高麗時代の呪われた皇子と捨てられた姫が宮殿の中で展開するロマンスを描いたドラマ
- 第1話視聴率7.9%
輝いたり狂ったり(邦題:輝くか、狂うか)1話視聴感想(あらすじ含む)
第1話はキャスト紹介の範疇だったのであらすじはスルーします。第2話もかな?
ストーリーも単純だったので、そこまで不明な点はなかったのではないかと思われます。補足説明は後ほどするとして、まずは視聴感想をしていきます。
正直なところ、結構やっちゃった感があります。すでに歴史ドラマではないです。架空のお話なんだけど、一応舞台を高麗初期にしたという感じです。
なので、歴史ドラマとして見てしまうと違和感がありありなので、そこは無視した方がいいかもしれません。このドラマは単にチャン・ヒョク&オ・ヨンソ主演のドラマです(笑)
一応書いておくと、史実のワン・ソは有力な王位継承権者でした。もちろん、金剛山に子供の頃に追いやられたりはしていません。
ドラマ内で敵対勢力となっている王式廉(ワン・シンニョム:왕식렴)はワン・ソの父である太祖(テジョ:태조)王建(ワン・ゴン:왕건)の年下のいとこです。
半島の一族の結びつきが強固なのは既知でしょう。そのため、父の年下のいとこというのは父の弟と言っても差し支えない存在です。ですので、ワン・ソにとって王式廉は叔父とも言える存在です。
その王式廉は、こともあろうに王建の暗殺を企てます。ぶっちゃけ、この設定は???でした。王建の死後ならいざしらず、生前に敵対するなんて・・・。
しかも、設定では朝鮮での鄭道伝(チョン・ドジョン:정도전)のように、臣下の国を作るという志(野望)を持っています。王を殺してどうするの?って感じです。
ま、こんな設定なので、歴史のことは忘れましょうという話です。
破軍星(パグンソン)と紫微星(チャミソン)
破軍星(パグンソン:파군성)
破軍星がもっとも不吉に光った日に皇子が生まれれば血の雨が降ると予言したチモンが指差していましたね。
この星は北斗七星の7番目の星で、いわゆる柄の部分に位置しています。上の図では左下に青く光る揺光と書かれた星がそれです。
北斗七星の柄の部分は剣先にも例えられ、術家ではこの方位で事を成せば万事不吉だと言われています。
ワン・ソはそんな星の下に生まれたのです。
紫微星(チャミソン:자미성)
中国のサイトを見てみると、紫微星=北極星とあります。北辰が同義語とも書かれているので間違いありません。紫微星は帝星です。大雑把に言うと紫禁城の名前の由来でもあります。
ドラマ内では二人の女性がこの星の下に生まれたことになっています。
星座で言うとこぐま座の中にあります。こぐま座もまた柄杓のような形をしているのですが、北極性はちょうど柄の端っこに当たります。図では別の星になってますね。
というのも、というのもですよ、北極星は移動してるんです。かつては、現在の北極星ではなく、こぐま座の別の星がほぼ真北に位置していたのです。
東洋の天文学は周易を基調にしていますが、その頃に実際にほぼ真北にあったのは、こぐま座内で現在の北極星から一番離れたβ星でした。(柄杓で言うなら水が貯まる一番先)
詳細は調べていませんが、上の図が意味するのは、周易が成立した時代の紫微星は3番目の星だったということです。
上記の説明からもわかるかと思いますが、破壊神のような気質を持ったワン・ソが、天帝の気質を持った女性に出会い、帝王として生まれかわる姿を描くというわけです。
どちらと会ったのかとの小さな皇子の問にチモンは、『会うべき人は、会わないようにしても、会うのが道理でしょう』と答えます。
そしてとりあえずワン・ソは、兄によって勝手に結婚させられそうになったユルと先に出会いました。
一方で、ワン・ソが高麗(コリョ:고려)を留守にしている間に、父の王建は皇甫(ファンボ・ヨウォン:황보여원)との婚儀を取り決めます。
姓が違いますが彼女はワン・ソの異母妹です。(ドラマの設定は姉かも)
このころ王建(ワン・ゴン)は、王権強化のために強力な外戚を作るまいと親族婚を進めていました。これは新羅(シルラ:신라)でも取られていた手法です。
このような感じでストーリーは進んでいます。まだ第1話なので海のものとも山のものともなんとも言えません。
チャン・ヒョクは水準通りの演技を見せてくれるでしょうから心配ないとして、オ・ヨンソがどうなのかな?と思って視聴していましたが、いいですね。さすがに前作で大ブレークしただけはあります。あとは二人のケミストリー次第でしょう。
また、イ・ハニがどれだけ嫌な女を演じるかにもかかっています。悪役が強力でこそドラマはヒットしますから。
悪役といえば、ワン・シンニョム役がイ・ドクファさんなので、ストーリーさえ良ければ年配の方々も食いつくかもしれません。一時期ほど数字は取れなくなったものの、高齢者からの人気は健在でしょうから。
当ドラマについては、しばらくは視聴感想の形態で、ちょこちょこと解説を入れていく方式を取る予定です。
『運命のように君を愛す』のようにガッツリハマってしまったらあらすじに切り替えるかもしれませんが、途中で旅に出るのでどうなるかわかりません。
あしからず!
文責:韓国ドラマあらすじ団
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