師任堂 光の日記(サイムダン ピチェ イルギ) 邦題:師任堂(サイムダン)、色の日記 第1話・第2話視聴感想 イ・ヨンエ、ソン・スンホン主演韓国ドラマ

スポンサーリンク

イ・ヨンエ(이영애)、ソン・スンホン(송승헌)主演SBS水木ドラマ

師任堂 光の日記(サイムダン ピチェ イルギ:사임당 빛의 일기/邦題:師任堂 色の日記) 邦題:師任堂(サイムダン)、色の日記

の第1話・第2話視聴感想(あらすじ含む)です。

 

師任堂 光の日記(サイムダン ピチェ イルギ) 邦題:師任堂(サイムダン)、色の日記  キャスト・登場人物紹介 イ・ヨンエ、ソン・スンホン主演韓国ドラマ

 

 

サイムダン

 

 

 

スポンサーリンク

師任堂 光の日記(サイムダン ピチェ イルギ:사임당 빛의 일기/邦題:師任堂 色の日記) 邦題:師任堂(サイムダン)、色の日記  作品データ

  • 韓国SBSで2017年1月26日から放送開始の水木ドラマ
  • 脚本:パク・ウルリョン(박은령) 『コ・ボンシルおばさんを救え』
  • 演出:ユン・サンホ(윤상호) 『百年の新婦』『コ・ボンシルおばさんを救え』『タムナ』
  • 朝鮮時代の師任堂申氏(サイムダン シンシ:사임당 신씨)の人生を再解釈し、彼女の芸術魂と不滅の愛を描いたドラマ
  • 視聴率 第1話15.6%、第2話16.3%  視聴率グラフはこちら → 韓国ドラマランキング

 

 

 

スポンサーリンク

師任堂 光の日記 第1話・第2話視聴感想(あらすじ含む)

ついにスタートしました。

歴史好きや、昔からの韓国ドラマ好きにはたまらない、イ・ヨンエ&ソン・スンホンという組み合わせですよ!

イ・ヨンエが大長今(テジャングム:대장금)以来14年ぶりのドラマ復帰ということで、大いに盛り上がってるかと思いきや、マスコミの盛り上がりとは裏腹に、ネットではさほど盛り上がってない感じです。

視聴者の年齢層が高くて、情報発信する人が少ないのでしょうね~。

 

視聴率はいきなり15%アップを揃えてきました。

個人的にはもっと行くかなと思っていましたが、若い世代が視聴してないのでしょうね。

さすがに17年もドラマに出ていないと、イ・ヨンエを見てもピンとこない若者も多いのかもしれません。

大物だと知っていても、リアルタイムでの視聴体験が無いですもんね。

 

さて、つかみは上々だったのではないでしょうか?

視聴者と主人公の共通の敵ミン教授にものすごくムカついたでしょ?

この感情誘導がうまくできれば半分は成功したようなものです。

ほんとムカつくわ!

 

初週なのでサラリと流そうと思っていたのですが、解説を入れておかないと今後も何がどうなっているのかさっぱりわからない可能性があるので、多少詳しめに歴史的な解説を入れますね。

 

 

安堅(アンギョン:안견)とは?

ミン教授の世紀の発見である『金剛山図(クムガンサンド)』を描いた画家。

もちろん、『金剛山図』は、ドラマ内で設定された架空のもの。

池谷可度作と書かれているのは、本貫が池谷(チゴク:지곡)で字が可度(カド:가도)だから。

 

安堅(アンギョン)は図画署(トファソ:도화서)の前進の図画院(トファウォン:도화원)の画員。

説によって1年ずれるものの、図画署への改名は1470年、第9代王・成宗(ソンジョン:성종)1年と言われています。

このことからもわかるように、安堅は朝鮮初期の人で、第4代王・世宗(セジョン:세종)の頃に活躍しました。

身分の低い画員であるため、没年等は分かっていません。

とはいえ、正4品まで昇進しているので、王の覚えがめでたかったことが伺えます。

 

夢遊桃源図

夢遊桃源図

 

安堅は世宗の3男・安平大君(アンピョンテグン:안평대군)と親しくしていました。

安平大君は王族であり芸術への造詣も深く、大陸の絵も多数所有しており、安堅はそこで目にした北宋の大家・郭熙(かくき)の作風をもとに自分の作風を練ったのです。

そして、安平大君の夢をもとに描いた夢遊桃源図(モンユドウォンド:몽유도원도)が、彼の真筆とされている唯一の絵です。

ドラマ内で金剛山図が世紀の発見とされているのは、たった1作品しか真筆が残っていない大家の2作品目が出てきたからなのですね~。

 

ちなみにこの夢遊桃源図、日本の天理大学が所有しています。

現在は重要文化財ですが、戦前には国宝に指定されていたようです。

もし韓国に返還されることが合ったなら、間違いなく韓国の国宝になるでしょう。

 

というのも、この絵には安平大君の跋文をはじめ、金宗瑞(キム・ジョンソ:김종서)申叔舟(シン・スクチュ:신숙주)鄭麟趾(チョン・インジ;정인지)朴彭年(パク・ペンニョン:박팽년)徐居正(ソ・ゴジョン:서거정)崔恒(チェ・ハン:최항)李塏(イ・ゲ:이개)成三問(ソン・サムムン:성삼문)など当代随一の官吏20人余りの撰文(賞賛文)が親筆で記されているのです。

このことは今回はじめて知ったのですが、上記の人たちは歴史好きにとっては、『うお~!』と唸らずにはいられない面々です。

ハングルの成立にかかわった集賢殿(チッピョンジョン:집현전)の学者なり死六臣(サユクシン:사육신)なりが勢揃いです!

 

 

亀城君とは?

さらにちなみに・・・男性主人公のソン・スンホンが演じているイ・ギョム(架空の人物)は、亀城君(クソングン:구성군) 李浚(イ・ジュン:이준)の孫という設定ですよね。

詳しくは亀城君と辺境の妓女(キニョ:기녀)との息子がイ・ギョムの父だと、劇中に説明がありました。(第二話の絵を見に行こうとしている時の下女の話)

この頃は亀をクィと読まずクと読んでいたのですよね。

現在では歴史辞典において、クィソングンの読みでも登録されています。

 

亀城君は世宗(セジョン)の4男・臨瀛大君(イムヨンデグン:임영대군)の息子でした。

臨瀛大君の兄たちは、第5代・文宗(ムンジョン:문종)、第7代・世祖(セジョ세조)/首陽大君(スヤンテグン:수양대군)、安平大君です。

そんな血統もあり亀城君は、王族でありながら領議政(ヨンイジョン:영의정)に上り詰めました。

けれど、年若い成宗(ソンジョン)が即位すると、王位を簒奪する危険人物に仕立てられ、鄭麟趾(チョン・インジ)らから弾劾を受けます。

キャスト情報でも若干触れられていますが、イ・ギョムの血筋はそういった血筋です。 

コメント