第10話
意図的に誰かを傷つけようとしているのかと遠回しに告げるウィソン君イ・ギョム。
そうする理由があるのでは?と、フィウムダン。
面影が残っており、あの時の居酒屋の娘だと確信するイ・ギョム。
師任堂(サイムダン)を救って山を降りた子なのにどうして?その日、ウンピョン寺で何があったのか?それに、居酒屋の娘がどうやって吏曹参議(イジョチャミ:이조참의)の夫人になれるというのか?と、思考を巡らせる。
ウンピョン寺の目撃者だと言って女を殺す領議政(ヨンイジョン:영의정)の息子。
問題ばかり起こすその息子を始末するミン・チヒョン。
領議政の息子はここに来てないことにして、女を殺した罪悪感で自害した男として処理する。
ヒョルリョンが帰ってきてないため、再び比翼堂へ行く師任堂(サイムダン)。
ヒョルリョンはすねて書庫の隅で泣いていた。
母とは帰らないと駄々をこねたため、しばらくイ・ギョムが預かることに。
あの話にならない意固地さは、幼いころのあなたに似ていると、師任堂(サイムダン)に告げるイ・ギョム。
子供の頃、自分には何もなかったが、お前には母親までもいるじゃないか、自分は母親の顔さえも思い出せないと、イ・ギョム。
母には私のようなものは必要ないけど、よくやっていると思われたい、勉強して堂上官(タンサングァン:당상관)になって、家族に色々と与えたいと、ヒョルリョン。
伝えないとわからないぞと、イ・ギョム。
こうして諭されたヒョルリョンは家に帰ることに。
ヒョルリョンを送っていくイ・ギョム。
この国の棟梁となる人材なので、許されるなら後援者になりたいと師任堂(サイムダン)に告げる。
行為だけありがたく受け取る、ヒョルリョンには後援よりも心を整える時間が必要だと、師任堂(サイムダン)。
ウンピョン寺で何かあったのか?と、師任堂(サイムダン)の変わりようを嘆くイ・ギョム。
ウンピョン寺跡に向かうイ・ギョム。
ウンピョン寺の当時のことを知る老人を連れてくる林巨正(イム・コッチョン)。
地獄だったこと、紙を作っていたこと、首に傷のある生き残りがいることを話す老人。
師任堂(サイムダン)が作った紙は買ってもらえなかった。
師任堂(サイムダン)が出ていくのを見たフィウムダンは、店主に追いかけさせ、色紙を5日のうちに5千枚注文させる。
何かと事を知りすぎたその店主を、慶尚道のプンギに飛ばすことにするフィウムダン。
当時の平昌県令がミン・チヒョンだったことを知るイ・ギョム。
イ・ウォンスは相変わらず勉強に身が入っていない。
紙を盗んでいった紙匠を捕盗庁(ポドチョン:포도청)に申告したヒャン。
子供たちも師任堂(サイムダン)の作業を手伝うと言ってくれる。
師任堂(サイムダン)が苦労している様子を見かねて、夜な夜な工房に忍び込んで作業するイ・ギョムたち。
紙のありがたみを知ったイ・ギョムは、比翼堂の者に紙を惜しんで使うように伝えろと、イ・フに告げる。
翌朝。
仕事が進んでいたので驚く師任堂(サイムダン)。
紙匠マンドゥクの仕事でもなさそうだ。
師任堂(サイムダン)たちの弁当を盗む子供。
捕まえてみると流民の子で、腹をすかせていたうえに、祖父が病んでいて盗んだのだった。
家に行ってみると多くの流民がいた。
昔のことを思い出す師任堂(サイムダン)。
ヒャンに言ってすべての麦と米を持ってこさせることに。
その後、仕事を手伝ってくれと提案する。
また、ともに飢えともに食べること、収益も頭割りで同じく分けることも約束する。
イ・ギョムにミン・チヒョンの10年分の賄賂などの詳細記録を売る紙屋の店主。
けれどそのことがミン・チヒョンにバレてしまい、店主は殺されることになる。
朝廷の大臣たちは比翼堂とイ・ギョムを警戒し始めているようだ。
趙光祖(チョ・グァンジョ:조광조)の名前まで出すので、秘密裏に動かねばと、大臣たちを警戒する中宗(チュンジョン:중종)。
師任堂(サイムダン)の様子を遠巻きに見ているイ・ギョム。
ウンピョン寺、紙、流民たち、それと師任堂(サイムダン)・・・
居酒屋の女将クォン氏と出会うイ・ウォンス。
約束の5000枚の色紙を売りに行く師任堂(サイムダン)。
けれど、店主が変わっており、自分の知らないことだと言われ、追い返される。
それでも挫けずに、表で紙を売り始める。
すると、明の使臣がやってくる前にきれいに処理しろとのフィウムダンの命を受けて、ミン・チヒョンの配下が師任堂(サイムダン)たちを排除しようとする。
突き飛ばされた師任堂(サイムダン)を抱き支えるイ・ギョム。
師任堂 光の日記(サイムダン ピチェ イルギ) 第11話・第12話視聴感想(あらすじ含む)に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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