第12話
比翼堂に仙女が現れたと、黒牡丹(フクモラン:フィウムダン)の舞を賞賛するイ・フ。
一瞥だけするイ・ギョム。
お前たちの思い通りにはならないと、心のなかでつぶやくフィウムダン。
黒牡丹(フィウムダン)はソ・セヤンに接触し、明の皇帝は本当に紙だけを気にしているのかと問う。
政治にも関心が多いようだなと言いつつ、助けになるかもと言う黒牡丹の話に乗らないソ・セヤン。
また、ソ・セヤンは黒牡丹の手首の傷に気づく。
その後、黒牡丹はミン・チヒョンに関連しているだろうとの話をイ・ギョムにし、手首の傷のことも告げる。
師任堂(サイムダン)は約束を守られそうになく、捕盗庁(ポドチョン:포도청)従事官(チョンサグァン:종사관)と交渉するも、延長はできないことを告げられる。
そうなると、土地文章などすべての財産を差し出さなければならない。
師任堂(サイムダン)の作った紙が自分たちのものより良いので驚くフィウムダン。
最高品質の高麗紙を納めれば、市廛の場を提供し造紙署(チョジソ)への納品権限も付与するとのお触れが出る。
それを見て、機会を得たと喜ぶ師任堂(サイムダン)。
ミン・チヒョンの明への賄賂工作は失敗する。
4日以内に本物の高麗紙を持ってこいと明の勅使。
そんな勅使に半月だというイ・ギョム。
また、高麗紙を持って帰れなければ勅使も困るだろうことを指摘し、15日あればしっかりした高麗紙を見せることができるし、自分が責任を取ると告げる。
中宗(チュンジョン)はイ・ギョムに高麗紙に関する全権を渡す。
高麗紙に関する資料を押収し、関連した者を押送させるイ・ギョム。
ミン・チヒョンは虎を狩る餌として師任堂(サイムダン)を捉えるように部下に命じる。
けれど、イ・ギョムが先手を打ち、義禁府(ウィグムブ:의금부)の兵を工房に派遣していた。
道の途中で師任堂(サイムダン)を待っていたイ・ギョム。
花束を渡し、墨ぶどう図を見られて幸せだったことを告げる。
見る目も多いので今後やめて欲しいと、師任堂(サイムダン)。
まだあげるものがあるのにと、高麗時代に朝貢品として中原に渡った高麗紙を渡すイ・ギョム。
流石にこれには喜ぶ師任堂(サイムダン)。
どうかウンピョン寺の高麗紙を作ってあなたの絵を描いてと、イ・ギョム。
再び比翼堂へ行き、悩みを打ち明けるヒョルリョン。
自主退学に納得がいかないのと同時に、中部学堂(チュンブハクタン)への失望をイ・ギョムに話す。
また、父が恨めしくも可哀想でもあることを打ち明ける。
イ・ギョムはイ・ウォンスに官職を与えることに。
従7品と下位だったが、大いに喜ぶイ・ウォンス。
パルボンとの話の中で、ウンピョン寺の水月観音図の中に秘法が隠されていると知り、すぐにウンピョン寺に行こうという師任堂(サイムダン)。
もう勉強する必要が無いからと、本をすべて打って飴などを買って帰るイ・ウォンス。
久しぶりの夜の営みを期待したが、師任堂(サイムダン)は陽も上がらぬうちにウンピョン寺へ向かってしまった。
報告もせずに賭け事をしていたトンマンを問い詰めて、師任堂(サイムダン)がウンピョン寺に言ったことを知るフィウムダン。
イ・ギョムが転生したかのような男性がイタリアで写真を撮っている。
ギャラリー・ソンの館長チュ・ミエに会いに行くチウン。
金剛山図が偽物で、本物と未発表古書を確保していることを告げる。
その3日前、ミンソクはギャラリー・ソンの秘密資金のデータを入手することに成功していた。
自殺した同僚の後輩が保安要員として勤めており、助力を得られたためだ。
金剛山図を担保にして不法融資を500億受けていること、ソンジングループの株価操作の煽りでミンソクの会社が傾いたことがわかる。
古美術贋作調査団RADEが動いていることを聞かされるミン教授。
イ・ギョムに似た男性はその一員のようだ。
不意打ちでチユンの家を尋ねるミン教授。
美人図は幸い発見されなかった。
けれど、何かあるはずだから忍び込めとまで助手に命ずる。
ミン教授が帰った後、美人図に何かが隠されていることに気づくチユン。
すぐにヘジョンに会うためにクラブへ行く。
麦芽を買うところを助手たちに見られてしまうチユンとサンヒョン。
麦芽は剥がしに使うのだ。
こうして出てきたのが安堅(アンギョン:안견)の金剛山図の一部だった。
ミン教授がクラブの前にやってくる。
師任堂 光の日記(サイムダン ピチェ イルギ) 第15話・第16話視聴感想(あらすじ含む)に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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