第20話
ウンスのためにやってきたけど、実は自分が逃げてきたと、父に告白するチユン。
怖いものを知り本当の勇気を得たとチユンを慰める父。
ミン教授は金剛山図の複製を作り、それを燃やしていた。
そして、本物は手元においている状況だ。
その後、サンヒョンに会っていた助教二人をレストランに招待し、将来に責任を負うと言いアメを与える。
また、本当に本物を燃やしたと思うか?と告げる。
テーブルの下で光る盗聴器。
その後、二人に本物を見せるミン教授。
いつの日か学者の名誉をかけてこの絵を世に出す、戦いのための石が必要だ、それで必ず早朝にならなければ、お前たちは私だけを信じてついてこいとも告げる。
RADEからの返答はないものの、「隠し絵探し」として、ニセの金剛山図がウェブサイトに掲載されていた。
自分たちのメッセージを見て、これが返答かもしれないとサンヒョンとヘジョン。
同じ絵がミン教授にも送られていた。
ミン教授はチユンの仕業と思っており電話を入れる。
そして、今後小さなイタズラさえもするなと警告する。
朝鮮時代。
大叔母は幾通もの四柱を用意しており、朝鮮全土の女性を集めてまでも、イ・ギョムを婚姻させる構えだ。
比翼堂。
退溪李滉(テゲ イ・ファン)の講義。
理気二元論を論じる退溪に対し、母の教えから悟った理気一元論を主張するヒョルリョン。
今後気になることがあればお手紙を差し上げても良いですかとも尋ねる。
快諾する退溪。
野外でも飛ばないようにと、自分で作った紙を止める器具を母に送るソン。
また、生員試を受けなければならないかとも尋ねる。
自分に学問の才がないのを知っているソンは鍛冶仕事がしたいのだが、それは母にとって恥ずべきことかとも。
この世にはソンビだけが必要なのではない、あらゆる仕事があってこそ世が回る、自身を信じて歩めばいいと、師任堂(サイムダン)。
イ・ギョムをのちの仁宗(インジョン:인종)李峼(イ・ホ:이호)が尋ねる。
国政に参加しているイ・ホは、父王のカカシとして、決定を代わりに伝えているだけだと話す。
また、時が来れば父王と異なる道を歩み、勲旧派を一掃するので、広い世界を見たイ・ギョムに対して、若い君主に忌憚なく意見を述べてほしいとも。
便殿。
対馬主からの倭館を開いてほしいとの要求を伝える領議政(ヨンイジョン:영의정)。
イ・ホにどう考えているのか?どう返答するのか?と振る中宗。
倭寇のせいで閉めたわけでこちらのせいではないと、要求を不可とするイ・ホ。
また、女真族の侵攻の噂を元に派兵を主張する大臣の言も、噂には噂で対抗すると、実際に割く兵力はないが、戦争に備えていると言い民心を安心させることに。
貞順翁主(チョンスン オンジュ)に呼ばれている師任堂(サイムダン)。
大した絵の腕前ではないのに、図画署(トファソ:도화서)の画員たちも褒めそやしているようで、自信満々のチョンスン翁主。
それを聞きながら当惑している師任堂(サイムダン)。
チョンスン翁主は独先生となってタンジンについて来いと言い出す。
仕事があるのでいけないと、師任堂(サイムダン)。
父王に官婢を送らせると、チョンスン翁主。
それでも断られたのでへそを曲げる。
見合いをしているイ・ギョム。
そこにイ・フがやってきて、世子(セジャ)が呼んでいると話す。
イ・ホは庶民のなりで潜行をしていた。
侍講院(シガンウォン:시강원)で講義を受けている時間なのに街に出ているので驚くイ・ギョム。
また、潜行をしっかりやるべきだと、わざとイ・ホの着ている服を汚す。
二人は揚柳紙所(ヤンユジソ)へ行く。
仕事をしないものは食べるなと書かれてある。
何か仕事をすれば食事が提供されるのだ。
イ・ギョムに明るく挨拶をする人々を見て、何か思うところがある様子のイ・ホ。
また、クッパプがおいしそうだとも。
それなら皿洗いでもなさいますか?と、イ・ギョム。
赤く塗りつぶした絵を描いている師任堂(サイムダン)。
今現在の心情のようだ。
女ができることをどうして王ができないんだと、揚柳紙所(ヤンユジソ)でできていることを上げ王の悪口をいう女。
イ・ギョムは気を利かせるが、イ・ホはそれを甘んじて聞くことに。
すると、近所の食堂の女将が、ここで無料でクッパを提供しているから商売にならないと乗り込んでくる。
出て来る師任堂(サイムダン)。
商売でもなく無料でもない、ここにいる良民たちはクッパプ一杯食べられない、金を稼げばあなた方の美味しい食事を買うことになるでしょうと話し納得させる。
知らせもなく世子を連れてきて当惑すると、師任堂(サイムダン)。
多くの作風を一人が描いたことに感嘆するイ・ホ
家に帰らないイ・ウォンス。
また事故でも起こしたのではないかと、ソン。
帰ってこないときは決まってそうだからだ。
イ・ウォンスは師任堂(サイムダン)がいない間に、彼女が描いた絵を全て持ち出していた。
そしてそれを換金してクォン氏に貢いでいた。
怒りの形相でそこに乗り込むクォン氏夫人。
イ・ウォンスと話す師任堂(サイムダン)。
クォン氏とは別れないと、イ・ウォンス。
一言で言えば師任堂(サイムダン)のように窮屈でなく気楽なのだ。
また、一人の男として自分を愛したかとも問う。
夫として尊重して尊敬していたと、師任堂(サイムダン)。
尊敬などは必要なく、熱く一人の男として私を愛していたことがあるかと尋ねたのだと、イ・ウォンス。
答えに窮する師任堂(サイムダン)。
師任堂(サイムダン)を手に入れた嬉しさとは裏腹に窮屈だった生活をあげ、これからは思い通りに生きると、イ・ウォンス。
謝罪する師任堂(サイムダン)。
また、離縁は絶対にできない、子供は傷つけないでとも。
イ・フから師任堂(サイムダン)の絵が売りに出されたことを聞き、すべてを買い入れるイ・ギョム。
意気消沈して工房に戻る師任堂(サイムダン)。
すると、絵が元通りに揃っていた。
あの方がという大将。
机の上にはイ・ギョムの書。
どうして絵を持ってきたのか、関わるなとまた怒り出すのではないか、知り得ない、あなたの怒る姿が、私は世の中で最も怖い人で・・・あるべき場に置いただけなので、負担に感じないで・・・
もしかして申し訳ない気持ちが消えないのなら、ただ良い友一人が心配でしたことと思って・・・暖かくて豪奢な春の気配が伝えられる文だよ・・・今日あなたの絵にも花一輪咲くように願い、芍薬一輪を置いて行くよ・・・。
怒りに満ちた紅蓮の紙に、イ・ギョムの手による白い芍薬が一輪咲いていた。
師任堂 光の日記(サイムダン ピチェ イルギ) 第21話・第22話あらすじに続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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