キム・ジェジュン、ペ・ジョンオク、ユ・オソン、コ・ソンヒ主演のKBS2金曜ドラマ
SPY(スパイ:스파이)
の第15話・最終回(第16話)視聴感想(あらすじ含む)です。
SPY(スパイ) キャスト・登場人物紹介 キム・ジェジュン主演韓国ドラマ
SPY(スパイ)作品データ
- 韓国KBS2で2015年1月9日から放送開始の金曜ドラマ
- 脚本:ハン・サンウン(한상운)、イ・ガン(이강) ドラマシリーズ等
- 演出:パク・ヒョンソク(박현석) 『王女の男』(おそらくサブ)
- あらすじ:前職スパイ、今は平凡な家庭主婦であるヘリム。情報局で仕事をする息子を抱き込めとの青天の霹靂のような任務により、愛する家族を守るためにもう一度スパイとして乗り出す。 家庭を守るための切なる慕情が引き立って見えるハイブリッド家族ドラマ。
- 視聴率 第15話4.6%・最終回(第16話)4.1%
SPY(スパイ) 第15話・最終回(第16話)視聴感想(あらすじ含む)
視聴率は15話で若干上がりましたが、結局は4%台のままでのフィニッシュとなりました。
もともとドラマ不毛地帯の金曜日の夜に果敢に攻め入ったものの、確かな手応えを得られませんでした。
そもそも金曜日の夜に男性向けのアクションものをチョイスしたのがミスといえばミスです。この時間にい家にいる人を想定するならば、週末だからと飲みに行って帰ってこない旦那を待つ主婦でしょう。
ホームドラマを持ってくればもっと視聴率が稼げたはずです。ジェジュンは好まないのかもしれませんが・・・。
ジェジュンの主なファン層はオンタイムで見るというよりネット視聴のほうが多かったかもしれませんね。若い女性も金曜の夜は多くの人がお出かけしてますよね?
さて、ハッピーエンドで終わった今作ですが、エンディングが野暮ったかったですね~。もう少しやりようがあったのではないでしょうか?
ソヌの家にお呼ばれしていった先輩が、ソヌに紅参をプレゼントして、その中にメモを入れていました。
昨年こちらが抱き込んだ二重スパイの要員が、ハードディスクに関連した件でお前に会いたがっている、接点を教えるが会うのはお前次第だという内容でした。
この文を読んだソヌは笑みを浮かべるわけですが、それはユンジンが無事に保護され会いたがっているということを意味していたからです。
その要員と会えるという場所へ行くソヌ。
『ソヌさん!ソヌさんが助けてくれることがあります』と、声をかけてくるユンジン。
う~ん、おしゃれじゃない。もっと何かやりようがあったはずですよ。
また、男目線で見た時に、最後の北との銃撃戦の描写なんかがダメダメでした。南側は簡単にやられすぎでしょ?
仮にも特殊訓練を受けてきた要員たちが、そのへんのおじさんが銃を握ったように突っ立ったままやられて・・・。
しかも、肩を撃ちぬかれたソヌがあんなに動けるなんてありえません。オンマを背負って歩くなんて無理すぎます。
北斗の拳ならいざしらず、あのあたりにリアリティーがないと男子は一気に冷めてしまいます。そういった意味でも残念な作品でした。
キチョルは結局のところ自由になるためのお金が欲しく、また、ソヌのオンマも手に入れたかったということなのでしょうかね~。それにしては手を銃で撃ち抜いたりと、屈折した愛だったようです。
そのキチョルの屍をソヌが見つけたシーンも解せませんでした。
ソヌは銃を捨ててスマホで連絡を始めるのですが、もしキチョルが完全に死んでなければその銃をとってソヌに発砲することだって考えられます。
ここは一旦脈を確認してからでしょ!と思いましたよ。何度も言いますが彼らは特殊訓練を受けた人間ですからね。
成功する作品であれば、一本の太い幹があり、細かいところも卒なくクリアするものですが、やはり当作品はスタッフの経験不足が端々に見られました。
俳優陣の演技のクオリティーに制作が追いついてなかった、そんな作品でした。
ジェジュンの入隊は31日だとか?これから2年近く演技を見られないのは残念ですが、違う環境に身をおいて経験値を上げて帰ってきて欲しいですね。
戻ってきた時には銃の握り方一つをとってみても、リアリティーが滲みでる役者になっていることでしょう。
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント