外交安保主席のイ・ハンスからユン中将に報告が入る。アラブ連合国からの非公式な連絡により、何もなかったことにすることとなったと。また。シジンに対する懲戒は軍の判断を尊重するとも。
シジンは拘束を解かれる。それを出所とみなしたキボムは、禊の豆腐料理づくしだ。他の兵士は豆腐だらけで残念がる。もちろんシジンも。
他の兵の労をねぎらい、週末のサムギョプサルを約束するシジン。
そこにモヨンが走ってやってくる。
『私に会いに来たのではないですか?』と、シジン。
『いいえ、食事をなさってください』と、モヨン。
『いいえ、会いましょう』と、食堂を離れるシジン。
『ヤブ医者だと思ってたけど、違うようだね。助けたんだね』と、シジン。
『助けろって!』と、モヨン。
『その話はまた、よく聞くんだね?医療チームのことは、医療チームがいいように処理するように置いておけと言ったようなんだけど』と、シジン。
『見た目よりは後腐れがありますね?』と、モヨン
『カン先生は一日でクールになりましたね』と、シジン。
『・・・ありがたいことは、ただありがたいって。ありがとう、信じてくれて』と、モヨン。
『すごく怖かったでしょ?』と、シジン。
『正直、ちょっと、はい。大尉さんも怖かったでしょ?』と、モヨン。
『私には比較的慣れた状況で。そして、心にずっと引っかかってたけど機会がなかったです。放送する医師もいなくてはならないという言葉、本心ではなかったです。留めて置かなかったなら良いのですが』と、シジン。
『間違った言葉でもないけど、まあ』と、モヨン。
『頭に銃口を突きつけても、患者を生かすという医師には間違った言葉でしょう』と、シジン。
『そうおっしゃるなら、まあ、そうだったようでもあり。フフフ。だけど、まさか本当に撃ちました?』と、モヨン。
『・・・』と、シジン。
『あ、聞かないわ。話さないで』と、聞こえないように耳もとを何度も手のひらで叩くモヨン。
ムバラトゥの警護が二人を呼びに来る。
救ってくれたことを神の名において感謝するムバラトゥ。
しばらくリラックスしておかねばならないことを告げるモヨン。
やはり医者は恐れなく小言を言うと、笑顔のムバラトゥ。
立派な方を治療できて光栄だでしたと、モヨン。
お礼ということで名刺が渡される。単純な名刺ではない、アラブの同胞がいる地では、この名刺なら、いつどこでもどんな助けでも受けられると、警備。
人が二人だから二枚いただけないですか?と、モヨン。
帰ろうとする二人。確認してみるからと、その名刺で車を借りるシジン。どうやら一回きりのようで、貴重なもので車を借りたことが信じられない様子のモヨン。
『いや、どうしてその名刺をレンタカーに使います? レンタカー会社を買収するのに使うのでもなく?狂ったんじゃないの?わ~。私はこんなに考えのない男性だとは知らなかったわ。
野望はないの?いや、こんな石油、いや、そんなのもあるじゃない。その町の中の広場だけ掘れば出てくるの!その石油だけ取って売っても・・・あ~、私たちが命の恩人なのに。あの人は何でもくれる心の準備ができていたのに!』と、モヨン。
『それがそんなに悔しいの?すごく上手く使ったようだけど』と、シジン。
『上手く使ったって、なにが上手く使ったよ!』と、モヨン。
スケジュールを思い出したあと、2時間デートすると、シジン。
たかだかデートのために名刺を使ったと、ご立腹中のモヨン。
『それに、誰がユ大尉とデートするって?』と、モヨン。
『意見を尋ねたわけでもなくて。お茶を一杯飲みましょう』と、シジン。
『ちょっと、尋ねてよ、意見!』と、モヨン。
カフェについてももったいないと言っているモヨン。残った自分のには触れないでとも。また、病院に飾るための写真を撮らなかったことに後悔する。大金の儲けそびれとも。
どうして医師になったのかと問うシジン。
『国英数がよくできて。特に数学』と、モヨン。
『すごく説得力があるな』と、シジン。
『医師ならお金もたくさん稼げそうで、金に追われる人生よりは、金を追う人生がより良いというのが私の信じてることで、人がなんと言おうと、私が受けただけの仕事をするのが私の勇気で、 病院というものは江南(カンナム)に開業するというのが私の常識よ。俗物だと失望しても仕方ないわ』と、モヨン。
『どうしてカン先生はずっと悪いフリをするのですか?』と、シジン。
『お金のために医師になったことに合意してみました、私と。ユ大尉さんがいない間、多くのことがあったのよ。私は、その間にかなり変わったの。だけど、ユ大尉さんは一つも変わらなかったようですね』と、モヨン。
『さらにかっこ良くなったのに、オーラが出てないようです』と、シジン。
『冗談は相変わらずね』と、モヨン。
『カン先生が笑うのは、さらに綺麗になったのに』と、シジン。
『・・・』と、モヨン。
電話が鳴る。国連の誰かに何かあったようで。
『申し訳ないけど・・・』と、シジン。
『また?また行かなきゃなんないって?』と、モヨン。
『はい、車はカン先生が・・・』と、シジン。
『私達のデートの終わりは変わることがないわね。韓国でもここでも。どこに行くの?規定上の機密?私は一緒に行ってはいけない所なの?』と、モヨン。
『行ってはいけない所ではないですが、連れていって私が有利なことがありません』と、シジン。
『どうして毎回有利にしようとだけするの?』と、モヨン。
『私がする事自体が、私たちの関係に不利ですから』と、シジン。
『それでも、私が一緒に行きたいなら?』と、モヨン。
行った先は元同僚の追悼式だった。この時の部隊ではアグスがキャプテンだった。
遠巻きに様子を見ていたアグス。
モヨンもまた遠巻きに追悼式を見ていた。
戻ってきた二人。
『同僚だったの?さっきのその追悼式』と、モヨン。
『長く耐えたね。車の中でもずっと気になってただろうに・・・。戦友でした』と、シジン。
『なのにどうして?』と、モヨン。
『平和を守っていて』と、シジン。
『だから、その話は、だから、ユ大尉さんも・・・』と、モヨン。
『だからその話は、しないでおきましょう。ほら、一緒に行けばこんなに不利になるって・・・しっかり休んで』と、シジン。
コメント
もうドキドキしちゃう場面がたくさんありましたね~★今回は待ちきれなくてリアルタイム視聴してしまった。方法が無いわけではない。いろいろな意味に取れるなーと思いながら見てました。水曜が待ち遠しい。
ボクは、「ワインを飲む方法はワインの付いた君の唇を奪うこと」だと解釈しました。
紛争地域だけにシャトー・ラトゥールの味がしたに違いありません!