日常に戻ったようだと、上半身裸の兵士たちが走るのを見て喜んでいるミンジとモヨンとハ・ジャエ。
UNのキャンプに行かなければならないのに動こうとしないモヨン。
『あ、ユ大尉さん、おはようございます』と、ミンジ。
その声を聞きダッシュで逃げるモヨン。ミンジに一杯食わされたのだ。
キスだけではないんじゃないの?と、ミンジ。
逃げた先で一息つくと、すぐ後ろの窓からシジンが顔を出していて、驚くモヨン。
『驚いたじゃない!ところで、どうしてここにいるの?どうしてまた。ここにいるんだろ?』と、モヨン。
『さっきからここにいたから』と、シジン。
『あ~』と、モヨン。
『驚いている最中ですか?』と、シジン。
『これはすべて誰の・・・私はすごく忙しいのよ。会議に行かなきゃで。それじゃあ、これで』と、モヨン。
モヨンの腕を掴み、『私もその会議に行かねばなりません。ちょうど乗せてくれる人に会ったようですが?』と、シジン。
『一人で行くわ』と、モヨン。
『また、崖っぷちにぶら下がろうと?』と、シジン。
『ぶら下がったなら連絡するわ!』と、モヨン。
『どうしてしきりに逃げてばかりいるのです?告白しても避けて、遺言に願いを残しても避けて』と、シジン。
『それは遺言じゃないわ』と、モヨン。
『ずっとトキメイてたって』と、シジン。
『それは私じゃなくて』と、モヨン。
『オレはカン先生の本心が何なのか尋ねていないのに・・・自分の気持がバレて負けたと考えないでおきましょう。どうせ、それでも、オレがより好きだから。ところで今日は、ひときわ綺麗なものと似ているね』と、シジン。
『あ~、ちょっと!』と、モヨン。
シジンの後ろにテヨンが通りかかる。
『10分後に正門出会いましょう』と言い、内窓を締めるシジン。
外窓を締めその場を立ち去るモヨン。
気になって外窓を開けるミョンジュ。すると、ちょうど内窓を開けたテヨンが現れる。
外窓を占めて立ち去るミョンジュ。冷戦はまだ続いている。
イェファに鍼を打ってもらいながら高卒検定の勉強をしているキボム。他の兵士たちも同様に鍼を打ってもらっている。
ところでヌナは看護師なのに鍼も打たれるのですか?韓医大を出られたのですか?と、キボム。
父が韓医で父に習ったが資格が無いということを知り、逃げようとして一同ざわつく。
キボムは尻を叩かれ逃げられなかった。
ところでヌナの故郷はどこですか?口調が我々とちょっと違いますと、キボム。
高麗人だと、イェファ。
『高麗?こ、高麗です?ものすごく昔の国じゃないですか!チェ・スジョンが建ててユ・ドングンによって滅んだ国!わ~、その高麗人がまだ生きていたのですか!』と、キボム。
※ここすごく好きです!高麗人は近代になって強制移住させられた人で、国の高麗自体とは関係がありません。
また、高麗は太祖(テジョ:태조)王建(ワン・ゴン:왕건)が建国し、朝鮮(チョソン:조선)の太祖(テジョ:태조)李成桂(イ・ソンゲ:이성계)によって滅ぼされています。
けれど、勉強をちゃんとしてなかったキボムは、ドラマ・太祖王建で王建を演じたチェ・スジョンが高麗を建て、ドラマ・鄭道伝(チョン・ドジョン:정도전)でイ・ソンゲ役を演じたユ・ドングンが高麗を滅ぼしたと言ったのでした。(笑)
会議の帰り道のシジンとモヨン。車の中。
『UNの会議なのでかなり固いのだと思ったけど、みんなかなり愉快ですね?』と、モヨン。
『危険なことが起きてこそ会う人々の間で、ユーモアは必須条件でしょ』と、シジン。
『あ~、それで。ユ大尉さんもそうじゃない。深刻な状況であるほど冗談を言って』と、モヨン。
『深刻な時、深刻にしてみてこそ深刻じゃない』と、シジン。
『誰かはしなければならないことをして生きる気分はどう?誇らしい?』と、モヨン。
『恋愛がうまくいかないでしょ』と、シジン。
『そうなのね』と、モヨン。
『それで言うんだけど、彼氏何人付き合ってみましたか?』と、シジン。
『男たちはそれを一体どうして尋ねるの?』と、モヨン。
『私と同じことを尋ねるそいつは誰ですか?』と、シジン。
『う~ん・・・』と、モヨン。
すると、突然タイヤが破裂して、車が道を外れる。なんとか止まったが、何かがあったようだ。
『何なの?』と、モヨン。
『確認してみるから、動かずにそのままいて』と、シジン。
そして、石を投げる。
『どうして? 何なの?』と、モヨン。
『私の考えが合ってるなら、対人地雷です』と、シジン。
『え?地雷なの?』と、モヨン。
今度は水筒を投げる。すると爆発が起こる。
『本当に地雷なの?本当に地雷を踏んだの?私達?』と、モヨン。
『はい。どうにも地震のせいで流失していた地雷が押されてきたようです。なので、絶対一人で動かないで。私たちは今地雷畑の真ん中にいます』と、モヨン。
『それじゃあ、どうするの?これから?スマホも通じないわ』と、モヨン。
『無線もダメだね。カバンちょうだい』と、シジン。
『何をするの?無線がくる時まで待たなきゃいけないんじゃ無いの?』と、モヨン。
『これだけ持ってて。出てきて』と、シジン。
『私たちは今からここを抜け出します』と、シジン。
『四方が地雷なのにどうやって?』と、モヨン。
『オレの足跡だけ踏んでついてきて。死なせないから、そう怖がらず』と、シジン。
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