イェファの作った湯薬を、回復の助けになるだろうから一気してくれとキボム。
『すごくいろんな人に心配かけたわ、私』と言って、湯薬を一気に飲み干すミョンジュ。
たった今生き返った人に尋ねることじゃないけどと前置きして、モヨンとシジンのことを尋ねるサンヒョン。ソ上士(テヨン)に聞いていることはないかと。
カン先生は本当に拉致されたの?と、ミンジ。
ユ大尉さんと他の人達がカン先生を助けに行ったので?と、ハ・ジャエ。
『心配なさらないでください。必ず助けるはずです。どんな手を使っても』と、ミョンジュ。
『どんな手なの?』と、ミンジ。
『知りたくないはずです』と、ミョンジュ。
時間になった、今日、お前の彼氏は、約束を守ったのか逃げたのか、もう綺麗な服を着て、確認しに行くか!と、アグス。
モニタールームを制圧したシジンとテヨンと、チェ・ウグン。
『まだ建物内部にいるようです。急ぎましょう』と、テヨン。
『作戦開始』と、シジン。
アグスが出てきたところに待ち構え、『お前が要求した退路は確保した』と、シジン。
『オレは退路だけ要求したようだが?親切にもガイドまで来たな』と、アグス。
『オレは約束を守って。だから、お前も約束を守れ。人質を開放してくれ』と、シジン。
その場に連れだされるモヨン。
銃を構え、『殴ったのか?・・・(チーム員に)全射手、射撃待機』と、シジン。
『ウルフ送信。位置確保しました』と、テヨン。
アグスがモヨンを振り返って見る。モヨンの体にはダイナマイトが仕込まれており、アグスの手にはリモコンが握られていた。
『中止、中止。全射手、射撃中止!・・・スヌーピー、人質の体についている爆弾の種類はなにかわかるか?』と、テヨン。
一般的なPVC爆弾のようで。起爆装置を押せば爆発すると、チェ・ウグン。また、手首を撃ってはどうかと問うシジンに、それも爆発の可能性があると指摘する。
方法はないか?と、シジン。
そちらに行きますと、チェ・ウグン。
冗談はやめてヘリを降ろせと、アグス。
彼女を先に開放してくれ、そうでなければ、あのヘリは着陸しないと、シジン。
オレが安全地帯に到着するのが先だ、そうでなければ、この女は死ぬと、アグス。
起爆装置と連結されている無線送信機があるはずです、時間を稼いでみてくださいと、チェ・ウグン。
なんて言ってるんだあいつら、ドクター?と、アグス。
天気についてよ、天気が本当にいいと話したわと、モヨン。
死にたいか?と、銃口を向けるアグス。
その銃をそのまま撃ち落とすシジン。
お前、狂ってんのか!?と、アグス。
正気じゃないさ。それと、彼女を怖がらせるな、手も出さず、話しかけず、お前の相手はオレだけだ、オレを代わりに人質として捕まえろと、シジン。
断るぜ・・・旅行は美しくお嬢様とするのが楽しいさ、と、アグス。
チェ・ウグンがモヨンの左肩に、緑に点滅する受光部を発見し、確実だと伝える。
『遅れてごめん。動かずに、そのまま立っていて。オレを信じるでしょ?絶対動かないで』と、シジン。
『何をするんだ?』と、アグス。
『照準射撃』と言い、受光部を撃ち抜くシジン。
それに呼応してテヨンもチェ・ウグンも発砲を開始。
肩に血が滲んでいるモヨンはシジンの方に駆け寄る。
制圧後。
1分32秒残るタイマー。
『どれだけかかる?』と、シジン。
『1分でいいです。1分で解体できます。動きさえしないでください』と、チェ・ウグン。
『動いてるんじゃなくて、動かないようにしてるんだけど』と、震えるモヨン。
『オレを見て、オレの目を見て。オレが地雷で冗談言ったの、覚えてる?その時オレを見て、専門家連れて来いと言ったでしょ?オレは陸士を含む軍生活15年目なんだけど、チェ中士が解体できない爆弾、見なかったよ。我々の軍で最高の専門家です。だから心配しないで。カン先生を絶対に死なせはしません』と、シジン。
『だけど、もう残り30秒に。お二人だけでも遠くに逃げて、早く』と、モヨン。
『30秒以内に我々が何を出来るか知って?』と、シジン。
爆発を防ぐことに成功するチェ・ウグン。けれど、タイマーを止めることには失敗したため、急いで爆弾の付いたジャケットを脱がせ、外に放り投げる。
直後に爆発するジャケット。幸い3人とも無事だった。
アグスが動き始める。
『ビッグボス、9時方向だ!』と、無線のテヨン。
身を挺してモヨンをかばうシジン。
アタッシュケースを持って逃げようとするアグス。
狙撃するテヨン。
モヨンの目を手のひらで隠し、『これは忘れて』と言い、涙を流しながらアグスを撃ち始める。
何発か発砲したのち、アグスは絶命する。
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