ヨ・ジング&イ・ヨニ&アン・ジェヒョン主演SBS月火ドラマ
ふたたび巡り会った世界(タシ マンナン セゲ:다시 만난 세계)
の最終回視聴感想(あらすじ含む)です。
ふたたび巡り会った世界 キャスト・登場人物紹介 ヨ・ジング&イ・ヨニ&アン・ジェヒョン主演韓国ドラマ
再び出会った世界 作品データ
- 韓国SBSで2017年7月19日から放送開始の水木ドラマ
- 脚本:イ・ヒミョン(이희명) 『美女コンシム』『匂いを見る少女』
- 演出:ペク・スチャン(백수찬) 『美女コンシム』『匂いを見る少女』
- あらすじ:19歳の青年と同じ年に生まれた同い年の友達である31歳の女性、12年の年齢差となった同い年の幼なじみ男女のファンタジーロマンス
ふたたび巡り会った世界 最終回視聴感想(あらすじ含む)
実質全20話が終了しました。
最高視聴率は2週目の8.0%、最低視聴率は9週目の4.5%でした。
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首位が決して強くなかったにも関わらず、いつも2位に甘んじていました。
最高視聴率が出た頃は視聴者も期待感を持っていましたが、その後は間延びをしてしまい、ただただ時間を埋めるために日常を描いていた印象を受けました。
ご多分に漏れず、実質20話は長すぎたということです。
ドラマではなく映画であれば、要素が凝縮してとても面白いものが出来上がったのではないかと思います。
当ドラマは、殺人事件の謎解き、初恋、友情の3要素が絡んだ作品でした。
殺人事件の構成は少々お粗末で、最終週に描かれた犯人の追い詰め方や自白もなんだかな~という感じ。
それよりも、初恋と友情の要素のほうが魅力的でした。
それでも、最初の数話と最終週だけで事足りていたような気がします。
途中はあらすじ1000文字分で事足りるレベル。
俳優陣ではヨ・ジングの演技がいまいちでした。
キャリアが長いので場馴れしているし要素はこなせているのですが、子役が抜けきれてない印象。
この役を若い頃のキム・スヒョンがやっていたらもっと上手くできていたし、視聴者もさらに感動に違いないと思いながら視聴してました。
ヨ・ジングの場合には、間のとり方などが教科書通りというかなんというか、微妙なディレイを作るような技巧が感じられないんですよね~。
演出面でも統一感のなさを感じました。
19歳で高校生のヘソンと31歳のチョンウォンには、見た目にも明らかな年齢差があり、当初はそれを気にしてましたよね?
ところが、その設定がどこかに吹っ飛んでしまったかのように、町中で抱き合ってみたり。
話数が進むに連れて制作陣もこのあたりの設定が麻痺してしまったのでしょうね。
ここまでネガティブな要素をあげてきました。
けれど、最終回はとても感動的でしたよ。
ヘソンが再びいなくなってしまうという要素を視聴者も共有しながらの一時間。
平凡なシーンのそれぞれが涙を誘います。
高校生の頃ホットドッグを食べた大きな木の下。
ヘソンが消えるのを予感して、互いに目を合わさずに交互に話す二人。
愛してると言う言葉を互いに口にする。
『ヘソン、まだ言えてない言葉があるの。きっとまた会おうね・・・ヘソン・・・』
『きっとまた会おう』とのチョンウォンの言葉をヘソンが聞いたのかどうかはわからない。
チョンウォンが振り向くと、ヘソンはすでに消えてしまっていた。
空には飛行機雲。
それはヘソンが再びこの世界にやって来たときと同じ空模様だった。
しゃがみこんで涙するチョンウォン。
一年後。
大きな木の下。
日々ヘソンを恋しがっている、会いたいと、心の中でつぶやくチョンウォン。
すると一陣の風とともに消えたときのままのヘソンが再び現れる。
手をつなぐ二人。
最後のシーンでヘソンが現世に戻ってきたのかどうかは解釈の余地を残します。
『ヘソンが戻ってきたんだ』と思えばハッピーエンド。
チョンウォンの気持ちがいないはずのヘソンを蘇らせたのなら、切ないサッドエンドとして捉えられます。
いずれにしても、最終回は涙を誘う秀逸な出来でした。
文責:韓国ドラマあらすじ団
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