トッカは食器を磨いていた。
おじいさんがずっと気にされるかと思って、知ってるでしょ?うちのおじいさんの性格?と、トッカ。
知ってるさ、トッケビ。
会社はキム秘書がCEOに就任したよ、おじいさんがすべて準備して行かれたって、うまくいくだろうね、どうせオレはまだ準備が駄目でと、トッカ。
そうだな、と、トッケビ。
底辺から仕事をちゃんと学ぶよ、それがうちのおじいさんが望まれるものだからと、トッカ。
そうだなと、トッケビ。
碁も、学ぶよ、それで叔父さんの兄に、父に、おじいさんにうまくなってみるよ、うちのおじいさんのようにと、トッカ。
そうだなと、トッケビ。
トッカへの遺言をチェックするキム秘書。
すると、その中にはカードが入っていた。
続いてキム・ドヨンと書いてある自分宛のものをチェックする。
(ある日に、キム家の姓に信じるのシンを書かれる方が尋ねて来て、私のものを取りに来たとおっしゃったら差し上げろ、私が残した全てのものがその方のものだ、その方は雨の中を歩いて来て、青い炎で行くだろう、それがキム・シンだと思え)
トッカとすれ違いざまに・・・行ったのね?と、産神様。
誰?私をご存知で?と、トッカ。
知ってるわ、善良な(優しい)ものしか無い子、それで世の中を変える子、あんたの福はあんたの心性から出るわ、忘れないで!と、産神様。
ああ、まあ、子は違うんじゃないかと、オレと酒を一杯飲む?と、トッカ。
お酒は、きれいな人と飲んでと、産神様。
お美しいんだけど?と、トッカ。
人と飲めって!じゃあね!と、産神様。
なんだよ?と、トッカ。
料理中の二人。
何をそう多くするんだ?と、死神。
トッカの分をしてと、トッケビ。
トッカ羨ましいな、叔父さんもいて・・・心配するな、オレは最近ちょっと、何かがしきりに羨ましく恋しいんだと、死神。
さくっと話せよ、羨ましいのが叔父さんか?ものすごくかっこいい叔父さん!と、トッケビ。
その刹那、死神がワン・ヨの姿と重なる。
どうした?と、死神。
お前、使者になったのいつだと言った?と、トッケビ。
300年ちょっと越えたんだけど?どうして?オレ、なにか付いてるか?と、死神。
ただ、すごくちょっとの間、おまえに前は見えなかった顔がついてと、トッケビ。
誰だ?どんな顔?と、死神。
オレの目には見えてはいけない顔と、トッケビ。
トッカが書類のチェックをしている。
それが気になって仕方ないトッケビ。
は~、叔父さん!座るか、手伝うか、入っていくか!どうしてしきりに行ったり来たりなんだ!と、トッカ。
お前が使い道があるということに満足している最中だと、トッケビ。
はっ、まったく、財閥3世というのは当然、時間外業務も経営授業の一環だと考えて・・・と、トッカ。
思わず履歴書を手に取るトッケビ。
叔父さんどうしたんだ?と、トッカ。
キム・ウシク、昔の部下の転生者だった。
大学への初登校の日。
今日、初開講!私、大学生!今日、開講パーティー!それで短いスカートと、ウンタク。
いいや!と、トッケビ。
行ってくるわねと、ウンタク。
トッカが連れていくはずだ、今日はオレが別の先約があって・・・ひょっとして何かあれば・・・と、トッケビ。
すべてわかってるわ・・・(カバンの中にライター)・・・完ぺきでしょ?と、ウンタク。
一つ抜けてるなと、トッケビ。
あ、私、何なのか分かってるんだけどと言い、キス待ち顔のウンタク。
その間にネックレスを付け・・・目はどうして閉じるのか、分かりながらも分からないなと、トッケビ。
ネックレスに手をやり・・・あっ!と、ウンタク。
もう完ぺきになったなと、トッケビ。
これ、その楓(かえで)の国で!わ~、ちょっと感動なんだけど!と、ウンタク。
ところで、これ何て書かれてるの?と、ウンタク。
フランス語で神様が定めた運命という意味さ、人間の領域を抜け出した絶対的な運命と、トッケビ。(Destin:運命)
私が好きな単語なんだけど、運命、どうしてわかったんだろ?と、ウンタク。
ミーティング、ダメだ!コンパ、ダメだ!ロマン、ダメだ!テヒオッパ、ダメだ!このネックレスの半径30センチ内にどんな男もダメだ!オレが考える運命はそんなのだ!と、トッケビ。
あ~、ほんとに!そんなのしに大学に行くのに。
方法はないさ、天がそのように定めたことを!遅れるぞ、行ってきて!と、トッケビ。
行ってきますと、ウンタク。
会社に赴くトッケビ。
ウンタクは学校からトッケビアプリで動画メッセージを送る。
安全できらびやかに学校にちゃんと到着したって、私のために地獄に来て行くかと思って送って、先約はファイティン!と、ウンタク。
ネックレスちゃんとしてて、周辺に男が出てこないように写真をうまく撮って、可愛いな!と、トッケビ。
2017年ソヌグループ経歴職社員採用面接
かつての部下が転生したキム・ウシクの前に座るトッケビ。
涙を浮かべ、じっと見てくるトッケビに、いたたまれない様子のキム・ウシク。
道が食い違ったのだろう、私がこう生きていて・・・とても寂しかったはずだ・・・どうか許してくれ・・・と、トッケビ。
呼ばれていくキム・ウシク。
キム・ウシクは合格しただけでなく、会社から提供するものだと言われ、家や車を提供される。
理由は面接をよく受けたからだと告げるキム・ドヨン。
また、5月に生まれる子供の名前も渡し、子々孫々、世の中を明かるくする大人になるでしょうと告げる。
私の子がですか?ところで、さっきからずっとどなたなのか?と、キム・ウシク。
あ~、挨拶が遅れました、ソヌグループ社長、キム・ドヨンですと、キム・ドヨン。
社長さんですか!あ、知らずに尋ねて申し訳ありません!ところで、ですから、私にどうしてこうも過分なものをくださるのか?と、キム・ウシク。
前世では国を救われましたと、キム・ドヨン。
私がですか?と、キム・ウシク。
はいと、キム・ドヨン。
その様子を遠巻きに見ているトッケビ。
トッケビの気配に気づいた様子のキム・ウシク。
コメント
思わせぶりなトッカの訳は正体を明かす小道具だったのですね。初恋はウンタクですものね。おじいさんの遺言が・・・転生を匂わせ・・・てます!?
古くはオールインのテーマ音楽に、これが韓国の曲??と驚きましたが、今回のOSTも新鮮ですね!