昼のワン・ソとの会話を思い出し、人を心配させて!と舌打ちしているヘ・ス。
その後、薬剤を調合し、コンシーラーなりファンデーションなりを作ることに成功する。
祈雨祭にワン・ムが戻らないため、右往左往しているチェ・ジモン。
ちょっと待ってみろと、冷静なワン・ソ。
祈雨祭が遅れれば民たちが黙っていない、私は皇宮外に正胤をお連れしに行くので民をなんとかしてくださいと、チェ・ジモン。
オレは行かない、人の前に出るのはその時で十分だと、ワン・ソ。
皇子様の代わりに正胤様がお出になるのではないですか、暗殺者を打つときは人情のない方が!たかだかそんなことに意気消沈されて!皇子様の顔の傷を過度に気にされ、それを克服できなければ、結局正胤の力になることも、皇后にやられた恨を晴らすこともできませんと、チェ・ジモン。
それで、わざわざオレを祭主に選んで恥を与えたのか?と、ワン・ソ。
すべてご存知なのですね、自ら堂々となさってくださいと、そうすれば飛んでくる石の数が減りますと、チェ・ジモン。
民の子よりダメな扱いを受けた私が祭主になった、雨が降るまで祭祀をあげる奴隷が必要でなければ、私が選ばれるわけないじゃないか!と、ワン・ソ。
その奴隷のお陰で雨が降れば、奴隷が皇帝になります!天気の流れは、確かに皇子様を万人の上にしかと立てろとおっしゃいました、そうしてこそ正胤が皇位に上がり、皇子様が万人之上一人之下(宰相)に立つと!・・・
けれど私は場を組むだけ、無理にこれを引っ張っていくことにはないでしょう、分かりました、皇子様の意志はせいぜいここまでだということを・・・と、チェ・ジモン。
出ていこうとしたワン・ソのところにヘ・スがやって来る。
私と行ってください、はやく!と、ヘ・ス。
私は祈雨祭に出る、お前とと遅滞する余裕はないと、ワン・ソ。
その仮面を外して差し上げます!と、ヘ・ス。
なに?と、ワン・ソ。
仮面を外し化粧を施そうとするヘ・ス。
お前は、この凶々しい顔がなんともないのか?かわいそうでこうするのか?と、ワン・ソ。
いつも殺す生かすと言う方を、どうしてかわいそうに思うのですか?傷があろうとなかろうと、人がどう見ようと、皇子様がいい人なのが、私には重要です・・・たかだか一指尺ですね、この一指尺のために長い人生が暗いのはちょっとくやしいじゃないと、ヘ・ス。
お前を本当に信じてもよいのか、いつも気になっていて、疑っていたと、ワン・ソ。
以前の私は、いつも信じいつも裏切られました、人が人を信じるというのが難しいということを、その時知ることになったわ、それで私は変わらないでおこうと、皇子様が私を信じてくだされば、先に変わることはないわ、約束しますと、ヘ・ス。
お前なら、オレを任せてもいいだろう、好きにしろ、オレはもうお前のものだと、ワン・ソ。
祈雨祭。
ワン・ムが戻ってこないため、第三皇子に変えようと言い出す朴英規(パク・ヨンギュ:박영규)。
今いる中では長子なので名分が立つとの言い分だ。
ワン・ヨが輿に向かって動く。
わざとゆっくり動き時間を稼ごうとするチェ・ジモン。
化粧が出来上がる。
見事に傷は消えている。
ヘ・スの腕を掴み・・・覚えているか?オレが言っただろ?お前はオレのものだと、その時も今も、お前がオレの顔に手を触れる瞬間にも、オレは決めた、お前を私の人にすると、これから気をしっかりとしろ、オレはお前を絶対に逃さないと、ワン・ソ。
フリーズするヘ・ス。
ワン・ソが出ていったあと、ウクにもらった腕飾りのある手首に手をやる。
正胤でなければ、この籠に乗る刺客はオレにだけあるのではないか?と、ワン・ヨに告げるワン・ソ。
獣野郎が!と、ワン・ソを殴るワン・ヨ。
その衝撃で仮面が外れる。
ワン・ソの顔に傷がないことに驚くワン・ヨ。
もともと天の選択は第4皇子様でしたと、チェ・ジモン。
こうしてワン・ソが祭主を行うことに。
最初は罵声が上がったが、顔に傷がないことに気づいた民は、龍の子よ、雨をお降らしくださいと祈り始める。
ワン・ソがやって来たことに狼狽する皇后ユ氏。
さらに、顔の傷がないことに、驚きを隠しきれない。
祭台の上に立ったワン・ソはヘ・スを見つけ笑みを浮かべる。
そのワン・ソの姿が朱に染まって見えるヘ・ス。
にわかに雨粒が落ち始める。
ついに雨が降り始めたのだ。
狂舞する臣下たち。
振り向くワン・ソ。
『光宗(クァンジョン:광종)?』と、ヘ・ス。
ワン・ソの傷が浮かび上がり始める。
月の恋人 - 歩歩驚心 麗 第9話あらすじに続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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