便殿。
正胤が第4皇子を毒殺しようとしたというのか?と、王建。
ヘ・スという宮女の部屋から、献上品の首飾りと毒薬が発見されました、また、その宮女が茶美園(タミウォン)と正胤府で、正胤とよく独対していたとの情報もあります、証拠が明らかではありませんか?と、パク・ヨンギュ。
陰謀で離間策だ!もう一度言ってみろ、私ワン・ムが、座を守ろうと弟に毒を使ったと言え!と、ワン・ム。
ヘ氏女に献上品をやった理由はなんですか?正胤が隠していることから吐露なさいませ!と、パク・ヨンギュ。
正胤を暗殺しようとしてワン・ソが飲んだと考えるのが妥当だ、ヨナ公主まで中毒となったので確かだと、ウク。
それなら宮女ヘ氏が正胤を毒殺しようとしたのですか?と、パク・ヨンギュ。
まだ確かめられないことなので、浅はかな判断は自重なさいませと、ウク。
ヘ・スを、皇子弑逆罪の嫌疑で絞首刑にすると、王建。
あの子は何の罪もありません・・・私のせいでまた一つの命を捨てることはできない・・・むしろ私を追い出してください陛下、他の皇子を正胤にすれば、国が安らかで王室が安らかです、私の業が少なくなりますと、ワン・ム。
ムよ、お前は私の初めての息子だ、他の子達は皇帝の息子だが、お前だけは私王建の息子だ、お前と戦場を駆け抜け、背を合わせて互いの命を救った、息子で戦友だ!そんなお前に私のすべてのものをやりたいと言うのに、父の気持ちをそうも知らないのか?と、王建。
回復もしてないのにヘ・スのところへ行こうとするワン・ソ。
心配でそばについているペガ。
パク・ヨンギュの言を伝えるウク。
話しにならないので無視しろと、ワン・ソ。
皆がよくわかっているが、分かっていても抜け出す方策がないと、ウク。
ヘ・スとお前の絡みをそのままにしておくべきでなかった、結局この事態となったと、ウク。
ペガに席を外させ、母が犯人だと告げるワン・ソ。
母のために自ら毒を飲んだのか?以前に刺客を討ったように?と、ウク。
ヘ・スを救おうとそうしたのだ、正胤を助けようとと、ワン・ソ。
お前がヘ・スを?と、ウク。
毒のことを誰にも知られないようにしたが、ヨナまで飲んでしまい複雑になった、予め毒だと知っていたとオレが話すには、母の側の準備がすごく徹底していて・・・なのでお前ウクが、皇后の罪を明かさねばならないと、ワン・ソ。
オレが必ず証拠を探す、スを絶対にあのように送ることはないと、ウク。
牢へ行くワン・ソ。
すでに拷問を受けたあとのヘ・ス。
やっぱり、死なないと分かってましたと、ヘ・ス。
当然だろ、あの程度では足りないと、ワン・ソ。
私が疑われるかと召し上がったのですか?と、ヘ・ス。
くだらないことを、オレは女のために毒を飲みこむ、そんなつまらない男じゃないと、ワン・ソ。
どうしてなさったのですか?そんなに頑なに振る舞えば私の心が変わると思うのですか?(私が何だと命をかけられるのですか?こうすれば、皇子様を冷遇することがますます難しくなるのだけれど・・・)と、ヘ・ス。
逃げることだけはやめろ、とにかく人に厄介をかけるのには極みに達した子だ、二人共死なずに生きたから、必ず外で会うぞ!と、ワン・ソ。
本当にどうしようもない方ですと、ヘ・ス。
お前こそと、ワン・ソ。
医員の言葉をちゃんと聞いて治療をちゃんと受けてください、このように出歩かずに、ここにはもう来なくていいですから、ね?と、ヘ・ス。
小言を・・・と、ワン・ソ。
怪しい宮女を尾行して黒幕にたどり着くウク。
けれど、その黒幕は皇后ユ氏ではなくヨナだった。
隙きを見て逃げる宮女。
お前の罪が明らかになれば、我が家門は逆賊になると、ウク。
はい、私は陵遅處斬(ヌンジチョチャム:능지처참)になり、お母様は流刑となるでしょう、黄州外家は廃墟となりと、ヨナ。
なぜだ!!!いったいどうしてそうしたんだ!と、ウク。
お兄上を目覚めさせたかったの!お兄上はこの国の皇帝になる方なのに、たかだか女のためにすべてのものを捨てたではないですか!と、ヨナ。
私は皇帝になることを望まない!と、ウク。
いいえ、お兄上も望まれているわ・・・祈雨祭で雨を降らせた第4皇子を見てどんな思いをなさいました?あの座は私の座だと思われているさまをしかと見ました、お兄上は皇帝になることを望んでいるわ、それでも違うなら、お母様と私を捨てられても結構です、恨みません、死ぬことは覚悟しましたからと、ヨナ。
逃げる宮女に簪を投げ絶命させるウク。
お前は、私が母上とお前を捨てられないのをよく知っているだろう?今この瞬間から、ヨナ、お前は私の可愛い妹ではなく債務者だ、お前は私に、私はお前に、大きな借りを負ったのだと、ウク。
その借り、一生をかけても返せない重い借り、必ず皇位で報いますと、頭を下げるヨナ。
結局、お前の意思のままに私を動かし・・・と、ウク。
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