オ尚宮の命乞いのために席藁待罪(ソッコデジェ:석고대죄)を始めるヘ・ス。
陛下、オ尚宮をお助けください・・・オ尚宮は犯人ではありません・・・
ヘ・スのところに向かおうとするウクを止める皇后ファンボ氏。
たった一度もお前の意を阻んだことはないが、今回ばかりはダメだ、行くなら私を踏んでいけ、私も私の子を守らなければならないじゃないか!陛下がどんな心情でオ尚宮を打つのか、お前はわからない!
すでに一度ヘ・スを冷遇したので二度ができないというわけではないと、ヨナ。
ヨナお前、私にどれだけ大きな借りを負ってそうなのだ?と、ウク。
そこに通りかかる皇后ユ氏。
ヘ・スの主張は間違ってないではないですか!と、皇后ユ氏に向かって言うウク。
お前はオ尚宮の潔白を信じるようね?それなら真犯人は誰だ?正胤なのか、どの豪族なのか?違うならもしかして、私だと思う?と、皇后ユ氏。
ウクたちが危険にさらされると思った皇后ファンボ氏は、跪いて命乞いをする。
屈辱に震えるウク。
このまぬけ、お前がこうだからと、陛下が命を収めるようか?傷を受けた体が更に悪くなる前に行こう、皆(オ尚宮に罪がないことを)知らないわけじゃない、けれど皇帝の憤怒を買うことほど怖いことはない、それで助けられないんだ、お前が今回だけは諦めろと、ペガ。
けれど、何もしないよりはいいと意地を張るヘ・ス。
そう意地を張るならオレもどうしようもない、要領よく耐えろと、薬はいいものを準備してやると、ペガ。
ペガ様、もしかして第8皇子様は・・・いいえ・・・と、ヘ・ス。
今からでも刑の執行を止めてはどうかと上申する皇后ファンボ氏。
後悔だけ残るし、大切な者をすべて投げ出せば、陛下は孤独でどう生きられるのですと?とも。
それが皇帝のすることだ、捨てられるときに捨てることと、王建。
ヘ・スが雨に打たれ始める。
皇命により、皇子たちは誰も手が出せない。
離れていながらもチョン、ペガと、次々と同じく待罪する。
ワン・ムも雨に濡れている。
ようやくやって来たウク。
けれどヘ・スに近づかず後ずさりして背を向ける。
ふと気づくと、誰かが雨を遮ってくれていた。
ワン・ソが外套を広げそうしてくれていたのだ。
連行されるオ尚宮は皇后ユ氏に出くわす。
お前は結局私に負けたのだ、先に死ぬことは負けることだと、皇后ユ氏。
皇后さまもよくご存知ではないですか、皇后さまは私にただの一度も勝たれたことはありませんと、オ尚宮。
その虚勢が首が落ちても果たして残っているだろうか?と、皇后ユ氏。
どうかご健勝で、どれだけ孤独か、死んでもきっと見守っています
私は皇后だ、お前は死んでも誰も覚えていない名も無き宮女だと、皇后ユ氏。
一人だけ覚えていれば十分です・・・と、心のなかでつぶやくオ尚宮。
鐘が鳴る。
刑が執行される。
崩れそうになる王建。
取り乱すヘ・ス。
後ろから抱き締め支えるワン・ソ。
気を失うヘ・ス。
『私によって誰かが死ぬのだと知っていれば、再び生きるとの欲心を出しはしなかったでしょう・・・このすべてのことが夢ならば・・・目覚めれば、何も覚えていられないなら・・・』
月の恋人 - 歩歩驚心 麗 第12話あらすじに続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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