正殿にいるワン・ソ。
ペガも居る。
膳をぶちまけ・・・ウクだった、すべてあいつの頭から出てきたのだ、すべてのことはあいつからだった、恐れもなく皇位を餌に、思いのままにオレを弄ぶ!?と、ワン・ソ。
陛下、まずは更に調べてと、ペガ。
オレに誰が残っているんだ?お前とヘ・ス、たった二人だけなのに!ウク、お前のせいで、結局オレがスにとって怪物になってしまった、絶対に黙ってはいない!と、ワン・ソ。
チェリョンからの手紙を読むヘ・ス。
ヘ・スお嬢様へとの冒頭部分を読み、名前しかわからないと言っていた文字を書いているのを見て、一体どこまでウソをついてるの?とつぶやく。
お嬢様、私の家族をお願いします、私ももう、終わりが近づくのがわかります、すべてのことを告白したいのですが、もうそんな機会さえありません・・・私はただ、一度抱いた気持ちを捨てられない、愚か者なだけです・・・
幼いころウォンから施しを受けたことが忘れられず、恋心を抱いていたチェリョン。
お嬢様はきっと私の気持ちをわかってくださるはずです、チェリョンは後悔しません、恨みません、どんなことがするだけの価値があるのかないのか、自分だけが知っているのだから・・・。
寝殿に戻るワン・ソ。
そこには仮面をかぶっているヘ・ス。
ス、もう怒りが解けたのか?と、ワン・ソ。
けれど、仮面を取るとヘ・スではなくヨナだった。
ヨナを突き放し、欲心を抱くなと言ったんだがと、ワン・ソ。
たかが仮面一つで勘違いされていて何を?と、ヨナ。
出て行けと、ワン・ソ。
私に皇后の役割にだけ満足しろと言いました、それでは取り引きを正しくなさらなければ、陛下と私は、この高麗皇室を間においた同業者です、陛下は皇位をお守りになり、私は子孫を繋がねばならないでしょう・・・私と陛下間の息子を皇帝にしなければなりませんと、ヨナ。
それなら、ウクと家門を捨てろといってもできるのか?お前の兄と家門を完全に捨て、完全な私の皇后になるなら、それなら、お前と私の間の子を正胤と定める、お前は皇后であり、皇太后になるだろうと、ワン・ソ。
ワン・ソから貰った簪を抜き、立ち尽くすヘ・ス。
そこにペガがやって来る。
部屋が空いていたので、ここにいるようで来てみたと。
私はどうすればいいのかな?恩愛している人が私の妹を殺したのにと、ヘ・ス。
陛下は、ずっと前からチェリョンが別のことをしていることを知っておられた、それで出宮させ除こうとしたんだが、その間、お前にぶら下がり・・・お前を揺さぶり皇宮にさらに留まろうとしていなければ、そんなにまでなさらなかったはずだと、ペガ。
いくら誤っても、どうしてそんな残忍な罰を下しますか?この苦痛から抜け出る方法がわかりません、チェリョンがやはり、誰かを恩愛しただけなのに・・・と、ヘ・ス。
そうするな、お前がそんな顔をするときは、私まで不安なのに、兄上はどうなさるか、とても心配なされる、心から心配なさるぞと、ペガ。
お願いすることがあります、チョン様にこれを、私の言葉も必ず共にお伝え下さいと、ヘ・ス。
どんな言葉?と、ペガ。
『望む・・・』と、ヘ・ス。
聞いてやれば、これ以上、苦しまないのだな?と、ペガ。
はいと、ヘ・ス
『望む』と、ペガ。
『ヘ・スが、切実に願う・・・』と、ヘ・ス。
月の恋人 - 歩歩驚心 麗 第19話あらすじに続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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